Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社すかいらーくホールディングス (3197)

株式会社すかいらーくホールディングスは、国内・海外で3,000店舗以上の多様なレストランブランドを展開する持株会社。ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉等を主力とし、和洋中幅広いジャンルを網羅する。購買・製造・品質管理・物流・店舗の垂直統合インフラを構築し、食材管理一元化と配送効率向上を実現する。自社セントラルキッチンでのISO22000取得と年間約10万検体の検査体制で食品安全性を確保する。多ブランドポートフォリオを活かした業態転換、DX投資による店舗生産性向上、M&A戦略を成長ドライバーとする。年間約3億4千万人が利用する。 [本社]東京都武蔵野市 [創業]1962年 [上場]1978年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社すかいらーくホールディングスは、持株会社として国内・海外でレストラン事業を展開する。子会社11社を擁し、レストラン経営を主体に、食品販売、グループ内での配送、店舗清掃・保守等の事業も手掛ける。国内ではガスト、バーミヤン、しゃぶ葉等を主力とし、和洋中幅広いジャンルの多様なテーブルサービスレストランを3,000店舗以上展開する。海外では台湾(78店舗)、マレーシア(5店舗)、米国(2店舗)で「しゃぶ葉」等のブランドをライセンス供与し展開する。年間約3億4千万人の顧客に利用される。

競争優位性として、購買・製造・品質管理・物流・店舗の垂直統合されたインフラを構築する。これにより、グループ内での食材管理一元化と配送効率向上を実現する。全自社セントラルキッチンでISO22000を取得し、年間約10万検体の検査体制で食品安全性を確保する。多ブランドポートフォリオを活かした地域特性に応じた業態転換を積極的に実施し、売上最大化と自社競合解消を図る。DX投資によりテーブルQRコード決済、自社アプリ決済、セルフ機能付き有人レジ、フロアサービスロボット等を導入し、顧客利便性向上と従業員作業効率化を進める。キッチンでの調理作業簡略化や多言語動画マニュアル作成等で店舗生産性を向上させる。購買・生産・メニュー開発の3部門横断による原価低減プロジェクトでは、大量購買や長期契約、外注品の内製化、レシピ見直し等を進め、2024年度に年間約20億円の利益改善を達成する。

2. 沿革ハイライト

1962年4月にことぶき食品有限会社として設立され、1970年7月にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を出店する。1977年12月にはセントラルキッチン東松山工場を開設し、垂直統合の基盤を築く。1978年7月に日本証券業協会に店頭登録、1982年8月に東京証券取引所市場第二部へ上場する。1992年3月にはファミリーレストラン「ガスト」1号店を出店し、多ブランド戦略を本格化する。2006年9月にMBOにより東京証券取引所市場第一部上場廃止となるが、2014年10月に東京証券取引所市場第一部に再上場を果たす。2016年1月に持株会社体制へ移行し、2018年7月に現在の株式会社すかいらーくホールディングスに商号変更する。2022年4月には東京証券取引所のプライム市場へ移行し、2024年10月には株式会社資さんを子会社化する。

3. 収益・成長

当社グループは、既存店成長、国内新規出店、海外展開、M&Aの4つを主要な成長ドライバーとする。既存店では業態転換(2025年度約60~70店舗予定)や店舗改装(2025年度約230~240店舗予定)、商品・価格戦略により客数・客単価増を追求する。2025年度は約65~75店舗の新規出店を計画し、好調な専門店ブランドや駅前・都心部での日常使いブランドの出店を検討する。海外では台湾、マレーシア、米国での店舗拡大を進める。M&A戦略では、2024年10月に株式会社資さんを、2025年1月にはマレーシアのCreateries Consultancyの株式を取得し、事業規模拡大を目指す。

直近の業績は、2024年12月期に売上収益401,130百万円、営業利益24,184百万円、当期利益13,965百万円を計上する。前連結会計年度(2023年12月期)の売上収益354,831百万円、営業利益11,688百万円、当期利益4,781百万円と比較して、売上収益、営業利益、当期利益ともに大幅な改善を示す。さらにその前連結会計年度(2022年12月期)は売上収益303,705百万円、普通利益1,603百万円、当期利益6,371百万円であった。

4. 財務健全性

当社グループはキャッシュ・フロー経営を重視し、成長投資、株主還元、有利子負債返済へバランス良く配分する方針を掲げる。バランスシート体質強化のため、適切なレバレッジを考慮しながら有利子負債の水準を下げることを目指す。2024年12月期末の総資産は470,866百万円、純資産は173,372百万円、有利子負債は99,838百万円である。営業活動によるキャッシュ・フローは2024年12月期に67,923百万円を確保する。

5. 株主還元

株主還元を最大化するため、調整後当期利益に対して約30%の還元を配当政策の基本方針とする。2024年12月期の年間配当は18.5円、2023年12月期は7.0円を実施する。

6. 注目ポイント

当社グループを取り巻く経営環境は、物価高騰、円安、地政学リスクによる原材料費・物流費・光熱費の高騰が継続するが、賃金上昇を伴うインフレ環境への転換を期待する。2024年には主要ブランドでプライシングを実施し、客数減なく客単価上昇、利益率維持を実現する。M&A戦略では資さんうどん取得や海外M&Aを積極検討する。ESGへの取り組みや食の安全・安心に向けた取り組みも継続的に推進する。

主要リスクは経済状況変化、競合激化、消費者の嗜好変化、食品事故、食材価格高騰、労務関連、人材確保困難、不動産の賃借費用増加等であり、垂直統合、多ブランド戦略、DX、品質管理、調達分散、労務管理強化等で対応する。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VJA4 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
639.2B 32.8倍 8.2倍 0.9% 2,809.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 121.3B 490.0B 457.8B
営業利益 8.9B 33.5B 30.0B
純利益 5.5B 19.5B 16.7B
EPS 24.3 85.7 73.6
BPS 340.9

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
アサヒビール株式会社0.01%
麒麟麦酒株式会社0.01%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
サントリー株式会社0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
SMBC日興証券株式会社0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.00%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.47
2025-12-01株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.11
2025-07-22株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.64
2025-06-02株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.09
2025-05-08株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.14
2025-01-07ブラックロック・ジャパン株式会社 6.12
2024-05-08三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.85
2024-01-15株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.98
2024-01-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.01
2023-09-20ブラックロック・ジャパン株式会社 5.02
2023-07-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.04
2023-04-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.42
2022-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.58
2022-02-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.03
2021-12-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.01
2021-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.99
2021-11-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.01
2021-10-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.92
2021-06-07株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.74
2021-03-31株式会社すかいらーくホールディングス

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet2026年3月度 すかいらーくグループIRレポート
2026-04-03TDNet(訂正)「2026年3月すかいらーくグループIRレポート」の一部訂正について
2026-03-24TDNet株式会社しんぱちの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
2026-03-18TDNet人事異動に関するお知らせ
2026-03-05TDNet2026年2月度 すかいらーくグループIRレポート
2026-02-17TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-02-17TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-02-04TDNet2026年1月度 すかいらーくグループIRレポート
2026-01-19TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2026-01-15TDNet代表取締役の異動および新任取締役候補者の決定に関するお知らせ
2026-01-07TDNet2025年12月度 すかいらーくグループIRレポート
2025-12-05TDNet2025年11月度 すかいらーくグループIRレポート
2025-12-01TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2025-11-20TDNet組織改定および人事異動に関するお知らせ
2025-11-06TDNet2025年10月度 すかいらーくグループIRレポート
2025-10-03TDNet2025年9月度 すかいらーくグループIRレポート
2025-09-04TDNet2025年8月度 すかいらーくグループIRレポート
2025-08-27TDNet(訂正)「第3回無担保社債(サステナビリティボンド)発行のお知らせ」の一部訂正について
2025-08-22TDNet第3回無担保社債(サステナビリティボンド)発行のお知らせ
2025-08-20TDNet人事異動に関するお知らせ