Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ミタチ産業株式会社 (3321)

ミタチ産業は、カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器向けに半導体、電子部品の販売及び電子機器組付装置の販売、電子機器・ユニット製品の受託加工(EMS)を行う。株式会社東芝グループとの特約代理店契約とアジアを中心としたグローバルネットワークが競争優位性。自動車の電動化や情報通信技術の進化に伴うエレクトロニクス需要の伸長を成長ドライバーとし、M&Aも活用し統合型ものづくりプロバイダーへの進化を図る。 [本社]名古屋市中区 [創業]1976年 [上場]2004年

1. 事業概要と競争優位性

ミタチ産業グループは、当社と連結子会社9社、非連結子会社1社で構成される。カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器、アミューズメント機器等、多様なエレクトロニクス製品分野を対象に、半導体、電子部品などの販売及び電子機器組付装置の販売を行う。M.A.TECHNOLOGY,INC.を中心として、電子機器やユニット製品の受託加工(EMS)も手掛ける。事業は国内事業部門と海外事業部門に区分し、それぞれ仕入販売と組付加工販売を主とする。主な取扱商品は、汎用IC、システムLSI等の半導体、抵抗器、コネクタ等の電子部品、組付加工全般や組込みシステム等のユニット・アセンブリ、チップマウンター等の産業機器、IoT関連機器とソフトウェアに及ぶ。

競争優位性として、株式会社東芝グループとの1987年4月からの特約代理店契約を長年にわたり維持し、緊密な関係を構築する。これは安定的な仕入基盤となる。また、香港、台湾、上海、深圳、タイ、インドネシア、マレーシア、アメリカ、インドに子会社を設立し、アジア地域を中心に広範なグローバルネットワークを構築する。このネットワークは、顧客への対応力強化と事業領域拡大に寄与し、新規参入に対する高い障壁となる。ビジネスモデルは、EMS+周辺領域の対応による「統合型ものづくりプロバイダー」への進化を目指し、お客様への複合的なサービス提供と技術力・開発力の強化を推進する。

2. 沿革ハイライト

1976年7月に名古屋市で設立する。1987年4月には株式会社東芝と特約代理店契約を締結する。1996年1月にはフィリピンのM.A.TECHNOLOGY, INC.の株式を取得し、電子部品機器の製造・加工を行うEMS事業を開始する。2001年7月以降、香港、台湾、上海、深圳、タイ、インドネシア、マレーシアに連結子会社を設立し、グローバル展開を加速する。2004年4月には東京証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場し、2005年5月には両市場の第一部に指定される。2022年4月には証券取引所の市場区分の見直しにより、東証スタンダード市場及び名証プレミア市場へ移行する。近年では2023年6月にアメリカ、2025年7月にはインドに子会社を設立し、海外展開をさらに図る。

3. 収益・成長

当社グループを取り巻く経営環境は、自動車の電動化や電子制御の進化、情報通信技術を活用した電子機器やシステムの進化・普及、生成AIの普及など、変化が目覚ましい。地政学的リスクや各国政策に伴う金融環境の不透明感も続く。このような環境のもと、当社グループが取り扱う半導体・電子部品・EMSなどの商品やサービスへのニーズは引き続き伸長すると予想され、付加価値向上と新しい価値提供が求められる。

この市場拡大を成長ドライバーと捉え、中長期的な経営戦略として「基盤ビジネスの強化・拡大」と「新たな収益基盤の創出」を掲げる。具体的には、モビリティ分野や産業機器分野での取組強化、EMS+周辺領域の対応による統合型ものづくりプロバイダーへの進化、協業やM&Aの活用による成長加速、グローバルレベルでの取扱い商材拡充、技術力・開発力の強化、新規事業の創出と展開を推進する。新中期経営計画「中期経営計画2026」では、2027年5月期に連結売上高1,000億円、営業利益30億円、ROE10%以上の維持・向上を目標とする。

4. 財務健全性

当社グループは、中期経営計画において「財務健全性の継続的な向上」を重点施策の一つに位置付ける。

直近の財務状況は、2023年5月期に有利子負債が0円であったが、2024年5月期に297,806,000円、2025年5月期には11,700,000,000円と大幅に増加する。現金及び現金同等物は、2023年5月期3,973,819,000円、2024年5月期3,093,066,000円、2025年5月期4,357,211,000円で推移する。

5. 株主還元

当社グループは、株主への利益還元を経営の重要課題と認識する。

年間配当金は、2023年5月期65.0円、2024年5月期45.0円、2025年5月期60.0円で推移する。

6. 注目ポイント

当社グループの事業は、特定の販売先(株式会社デンソー等)及び特定の仕入先(株式会社東芝グループ)への依存度が高いリスクを抱える。半導体・電子部品市場は技術革新が速く、国内外の多くの商社や製造業者との激しい価格競争に直面する。グローバル展開に伴い、海外各国における政治的、社会的、経済的な情勢や法律・規制の変化が事業運営に影響を及ぼす可能性もある。

中期経営計画「中期経営計画2026」で掲げる「統合型ものづくりプロバイダー」への進化、モビリティ分野や産業機器分野での取組強化、M&A戦略の進捗は、今後の成長性を測る上で重要な要素となる。特に、自動車の電動化・電子制御進化、IoT関連機器・ソフトウェアといった成長分野への対応力と、それらを支える技術力・開発力の強化が注目される。また、2025年5月期に有利子負債が大幅に増加しており、その使途と今後の財務戦略、特にキャッシュフロー創出力が注視される。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WKFZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.4B 7.2倍 0.9倍 4.4% 1,810.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 120.0B 98.2B 38.9B
営業利益 2.7B 2.1B 1.6B
純利益 2.0B 1.7B 1.2B
EPS 250.9 213.0 153.5
BPS 1,967.1 1,816.8

大株主

株主名持株比率
株式会社JU0.24%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
INTERACTIVE BROKERS LLC0.02%
工藤 雅之0.02%
ミタチ産業従業員持株会0.02%
橘 和博0.02%
JPモルガン証券株式会社0.02%
野中 光夫0.01%
株式会社大垣共立銀行0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-15橘 和博 25.95
2025-04-04橘 和博 25.95
2023-04-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.6
2022-10-31株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.97
2021-12-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.22
2021-04-06野村アセットマネジメント株式会社 2.06

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet2026年5月期 第3四半期決算説明
2026-04-03TDNet2026年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-03-19TDNet業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2026-03-19TDNetdividend: 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2025-12-25TDNet2026年5月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-12-25TDNet2026年5月期 第2四半期決算説明
2025-12-25TDNetearnings: 2026年5月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-21TDNetdividend: 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2025-11-21TDNet業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2025-10-24TDNet取締役に対する譲渡制限付株式報酬としての新株式発行の払込完了に関するお知らせ
2025-10-03TDNet2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-03TDNetearnings: 2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-09-26TDNet取締役に対する譲渡制限付株式報酬としての新株式発行に関するお知らせ
2025-09-19TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2025-09-19TDNetコミットメントライン契約に基づく資金の借入に関するお知らせ
2025-09-19TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2025-07-28TDNet親会社等の決算に関するお知らせ
2025-07-28TDNet支配株主等に関する事項について
2025-07-18TDNetdividend: 剰余金の配当に関するお知らせ
2025-07-18TDNet剰余金の配当に関するお知らせ