Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ミーク株式会社 (332A)

ミークはモバイルIoT支援事業を展開。SaaS型IoTプラットフォーム『MEEQ』とMVNEサービスを提供し、売上の大半はリカーリング収益。国内数少ない3キャリアL2接続MVNEとして高い参入障壁を誇る。両サービスで帯域を有効活用し、コスト競争力を確保。国内IoT市場の成長を背景に、契約回線数拡大と周辺サービス強化で成長を推進。2025年3月期は増収増益を達成、強固な財務基盤を構築。2025年3月にグロース市場へ上場予定。 [本社]東京都渋谷区 [創業]2019年 [上場]2025年

1. 事業概要と競争優位性

ミークはモバイルIoT支援事業を単一セグメントで展開し、「IoT/DXプラットフォームサービス」と「MVNEサービス」の二つを主力とする。

「IoT/DXプラットフォームサービス」では、SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォーム『MEEQ』を提供。Web画面から1回線からのSIM購入・管理を可能とし、通信やデータ処理のノウハウ不足に悩む企業向けに、ノーコードでIoTシステム実現を支援する。約180の国・地域に対応するグローバルSIMも提供し、アカウント数は約7,800に達する。MEEQデータプラットフォーム、MEEQ AIなどの周辺サービスも拡充している。

「MVNEサービス」は、MVNO事業者向けにNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応したネットワーク、業務システム、業務支援等を提供する。

当社の競争優位性は、国内で数少ない3キャリア全てとL2接続を行い、3キャリア混合の閉域網を構築できる点にある。これにより、セキュアな回線網の提供や、通信速度制限などの独自料金体系設定が可能となり、高い参入障壁を形成している。MVNE事業参入に必要な技術力、通信事業に関する知見、設備投資回収能力も当社の強みである。また、MVNEサービスとIoT/DXプラットフォームサービスの相乗効果により、帯域を有効活用し、コスト競争力を確保している。ビジネスモデルの質として、売上のほとんどはリカーリング売上であり、安定的な収益基盤を構築している。

2. 沿革ハイライト

2019年3月に設立され、同年5月にはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社よりMVNE事業を承継し、事業を開始した。2021年3月には法人向けIoT通信回線プラットフォーム『MEEQ』の提供を開始。2022年12月には「ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社」から「ミーク株式会社」へ社名変更した。2025年3月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場する。事業拡大に向け、SREホールディングス、大阪瓦斯、東京センチュリーなど多様な企業と資本提携や業務提携を進めている。

3. 収益・成長

IT専門調査会社IDC Japan株式会社の予測によると、国内IoT市場におけるユーザー支出額は2023年の6兆9,189億円から、2028年には10兆1,653億円に達するとされる(2023年~2028年の年間平均成長率8.0%)。IoTデバイスの普及とDXの進展により、当社のモバイルIoT支援事業がターゲットとするIoT市場やMVNO市場は引き続き拡大傾向にある。

成長戦略として、リカーリングビジネスの根幹を担う契約回線数の拡大を最優先事項とする。「IoT/DXプラットフォームサービス」ではプラットフォームを用いたプル型営業や企業アライアンス活用を通じ、効率的な回線獲得に取り組む。「MVNEサービス」では、顧客基盤を持つ非通信事業者の取り込みを強化する。両サービス展開による帯域の有効活用をさらに推進し、高水準の実質売上総利益率の確保を目指す。MVNEサービスで培ったオペレーション構築力やキャリアとの交渉力を活かし、IoTビジネスへのエントリーハードル引下げを図るビジネスサポートを開発し、プラットフォーム上で提供する。さらに、MEEQグローバルSIM、MEEQデータプラットフォーム、MEEQ AI等のIoT周辺領域サービスを強化し、多様な産業領域の企業とアライアンスを組み、業界特化型ソリューションの開発・提供を目指す。

2025年3月期の売上高は5,974,401千円、営業利益は929,644千円、純利益は633,523千円を計上した。前年度と比較し、売上高、営業利益、純利益はそれぞれ増加しており、契約回線数の順調な推移と帯域の有効活用により、高水準の実質売上総利益率を維持している。

4. 財務健全性

安定的に利益を計上しており、事業継続に支障を来たすような財務上の課題は認識していない。2025年3月期末時点の現金及び現金同等物は4,032,062千円、有利子負債は0円であり、強固な財務基盤を構築している。自己資金を厚く保有することでリスク軽減を図る方針であり、資金需要が生じた場合は自己資金を充当するが、金融機関からの借入やエクイティファイナンスも選択肢としている。

5. 株主還元

提供テキストに株主還元に関する具体的な方針や実績の記載はない。

6. 事業リスク

モバイル通信の仕入のうちNTTドコモからの仕入が約70%(2025年3月期実績)を占める点、また特定の顧客企業への売上依存度が一定程度継続している点は、事業リスクとして注視する必要がある。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W8RB | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
12.3B 12.7倍 2.1倍 0.0% 1,070.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.7B 7.2B 7.0B
営業利益 1.4B 1.3B 1.2B
純利益 970M 879M 820M
EPS 84.5 76.8 71.6
BPS 514.6

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-03-28株式会社ファミリーマート 5.87
2025-03-27峯村 竜太 8.15
2025-03-26ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 40.57
2025-03-26ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 40.57

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-03-28TDNetHolding change by 株式会社ファミリーマート
2025-03-27TDNetHolding change by 峯村 竜太
2025-03-26TDNetHolding change by ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
2025-03-26TDNetHolding change by ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社