Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社トラスト (3347)

株式会社トラストは、中古車輸出、レンタカー、海外自動車ディーラーの3事業を展開する。中古車輸出では、WEBサイトを通じ海外個人顧客へ販売し、アフリカ地域での「前受金販売」による貸倒れリスク抑制と信頼構築が競争優位性である。名古屋港に2,000台収容可能なストックヤードを保有する。レンタカーは全国展開を目指し、海外ディーラーは南アフリカで新車・中古車販売と修理を行う。親会社VTホールディングスグループ内で国内需要の少ない中古車の海外販売を担う。 [本社]愛知県名古屋市中区 [創業]1988年 [上場]2004年

株式会社トラストは、中古車輸出事業、レンタカー事業、海外自動車ディーラー事業の3事業を展開する。親会社VTホールディングス株式会社グループにおいて、国内販売需要の少ない中古車を海外へ販売する役割を担う。

1. 事業概要と競争優位性

中古車輸出事業は、インターネットのWEBサイトを利用し、主に海外の個人顧客向けに中古車を輸出販売する。アフリカ地域での「原則、前受金での販売代金受取」は、貸倒れリスクを抑制し、長年の取引実績に裏打ちされた信頼を構築する点で、同業他社には模倣されにくい競争優位性である。名古屋港に2,000台まで収容可能なストックヤードを保有し、効率的な在庫管理と整備体制を確立する。古物営業法や輸出貿易管理令、販売先国の輸入規制など、多岐にわたる法的規制を遵守して事業を行う。ただし、中古自動車輸出市場は特許等で保護されておらず、古物営業法に基づく許可を得れば参入が可能であり、競争激化のリスクを認識する。

レンタカー事業は、フランチャイズ事業と直営店を併用し、全国でレンタカーサービス及び自動車リースサービスを提供する。道路運送法に基づく許可が必要であり、これが参入障壁となる。レンタル車輌の稼働率が最大の経営課題である。

海外自動車ディーラー事業は、南アフリカ共和国において自動車ディーラーを運営し、新車・中古車の販売及び自動車の修理を行う。新車販売のみに依存しない体制を構築するため、中古車販売、サービス部門での収益性向上を図るビジネスモデルの質改善を目指す。

2. 沿革ハイライト

1988年12月に設立され、中古自動車の輸出を開始した。1996年8月にはWEBサイトによる輸出販売を開始し、デジタル化を推進する。名古屋港にストックヤードを新設・拡張し、事業基盤を強化した。2003年3月にはVTホールディングスの子会社となり、2004年11月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。その後、J-netレンタリース株式会社やTRUST ABSOLUT AUTO (PROPRIETARY) LIMITEDを子会社化し、事業領域を拡大。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長

当社グループは、継続的な収益確保を目的とし、既存事業による収益拡大を図る。成長性としてはシェア率、収益性としては売上高経常利益率を重要な経営指標とする。

中古車輸出事業では、CS強化によるロイヤルカスタマー作り、国内外企業との業務・資本提携による販売協力体制強化、グループ企業連携による仕入価格抑制と車輌ラインアップ拡充を成長ドライバーとする。アフリカ地域の経済成長も追い風となる。

レンタカー事業では、個人顧客獲得のための好立地出店、WEB予約システム強化、広告による知名度向上、レンタルバイク開始といった施策により、稼働率向上を図る。FC新規開拓及び直営店新規出店に注力し、全国展開を目指す店舗網拡大を成長ドライバーとする。

海外自動車ディーラー事業では、需要見込み地域への新店舗出店による売上拡大、中古車販売、サービス部門での収益性向上による安定収益確保を成長ドライバーとする。

4. 財務健全性

2025年3月期末時点の総資産は59,391,734千円、純資産は16,639,806千円であり、自己資本比率は約28.02%である。現金及び現金同等物は1,621,294千円、有利子負債は6,700,000千円を計上する。営業活動によるキャッシュ・フローは14,118,105千円(2025年3月期)と潤沢であり、事業活動による資金創出力は高い。当連結会計年度における設備投資総額は18,214百万円であり、その主なものはレンタカー車輌の取得である。売掛金回収や在庫管理は優先的に対処すべき課題として認識し、貸倒れリスク回避や長期在庫化防止に努める。

5. 株主還元

年間配当金は直近3期にわたり6.0円を維持する。継続的な収益確保を目的とした企業経営を行う。

6. 注目ポイント

中古車輸出事業におけるアフリカ地域での「前受金販売」による貸倒れリスク抑制と信頼構築は、同業他社に対する明確な競争優位性である。親会社VTホールディングスグループ内での戦略的ポジショニングも注目される。レンタカー事業の全国展開に向けた店舗網拡大戦略や、海外自動車ディーラー事業における新車販売依存からの脱却とサービス部門強化による安定収益確保の取り組みは、今後の成長ドライバーとなり得る。為替変動リスクや海上輸送リスク、販売先国における法的規制など、国際事業特有のリスク管理体制も重要である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W27M | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 50.3B 41.1B 34.3B
営業利益 3.5B 2.8B 2.4B
純利益 800M 1.1B 1.2B
EPS 30.9 43.1 48.2
BPS 397.3 372.2 332.3

大株主

株主名持株比率
VTホールディングス株式会社0.72%
JPモルガン証券株式会社0.02%
山下 良久0.01%
楽天証券株式会社0.01%
株式会社SBI証券0.01%
景山 俊太郎0.01%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.01%
三木谷 晴子0.00%
東京短資株式会社0.00%
内藤 征吾0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-08VTホールディングス株式会社 96.02%+4.89%
2025-07-18VTホールディングス株式会社 91.13%+24.76%
2023-11-17VTホールディングス株式会社 66.37%(0.43%)
2022-12-22VTホールディングス株式会社 72.63%--
2022-12-21VTホールディングス株式会社 66.80%(1.20%)
2022-12-09VTホールディングス株式会社 68.00%(1.00%)
2022-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.36%(3.81%)
2022-12-01VTホールディングス株式会社 69.00%(1.03%)
2022-11-29VTホールディングス株式会社 70.03%(1.39%)
2022-11-25VTホールディングス株式会社 71.42%(1.21%)
2022-11-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 8.17%+8.17%
2022-11-17VTホールディングス株式会社 72.63%+72.63%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-08-19TDNetMBO・上場廃止トラスト当社株式の上場廃止に関するお知らせ408
2025-08-08EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 96.02%408+0.00%
2025-07-28TDNetMBO・上場廃止トラストVTホールディングス株式会社による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る408+0.00%
2025-07-18EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 91.13%409-0.24%
2025-07-12TDNetM&Aトラスト支配株主であるVTホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
2025-07-11TDNetその他トラスト上場維持基準への適合に関するお知らせ408+0.00%
2023-11-17EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 66.37%
2022-12-22EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 72.63%
2022-12-21EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 66.8%
2022-12-09EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 68.0%
2022-12-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.36%
2022-12-01EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 69.0%
2022-11-29EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 70.03%
2022-11-25EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 71.42%
2022-11-21EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 8.17%
2022-11-17EDINET大量保有VTホールディングス株式会社大量保有 72.63%