Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社関門海 (3372)

株式会社関門海は、とらふぐ料理専門店「玄品」を主力事業とし、食材販売も手掛ける。とらふぐ料理業界で国内・海外含むNO.1の店舗数を誇り、安定した調達力を有する。水産物の冷凍・解凍に関する特許技術や焼きヒレ製造特許が競争優位性。シンプルな店舗オペレーションで展開が容易であり、フランチャイズ拡大や外部販売事業の強化を成長ドライバーとする。夏季の収益偏重を課題とし、うなぎ等他食材導入で通年収益化を目指す。 [本社]大阪府松原市 [創業]1989年 [上場]2005年

株式会社関門海は、とらふぐ料理専門店「玄品」の店舗運営を主力事業とし、通信販売や小売り・流通業界への食材販売も手掛ける企業です。当社グループは店舗運営事業の単一セグメントで構成されています。

**1. 事業概要と競争優位性**

関門海は、とらふぐ料理業界において国内・海外含むNO.1の店舗数を誇るリーディングカンパニーです。この広範な店舗網により、安定したとらふぐの調達力を確保し、高品質な食材を安定供給できる体制を確立しています。

競争優位性の源泉は、独自の特許技術にあります。水産物の冷凍から解凍までの一連の工程における特許技術は、とらふぐの鮮度と品質を維持したまま長期保存・輸送を可能にし、全国展開を支えています。また、「ヒレ酒」に不可欠な焼きヒレの製造方法に関する特許技術も保有しており、他社との差別化を図っています。

食の安全性確保にも注力しており、HACCP認証を取得するなど、厳格な衛生管理体制を構築しています。店舗オペレーションはシンプルに設計されており、ノウハウ習得が比較的容易であるため、効率的な店舗展開を可能にするビジネスモデルを確立しています。これにより、品質と安全性を両立させながら、より低価格でとらふぐ料理を提供できる競争力を持っています。

**2. 沿革ハイライト**

関門海は、1980年にとらふぐ料理専門店「ふぐ半」を開店したことに端を発し、1989年5月に株式会社さかな亭(現 株式会社関門海)を設立しました。2001年3月には株式会社関門海へ商号変更し、翌2002年6月にはとらふぐ料理専門店の屋号を「玄品ふぐ」に統一しました。

技術革新にも積極的で、2003年12月には長期低温熟成技術を完成させ、とらふぐの保存・輸送に導入。2004年3月にはフランチャイズ加盟店募集を開始し、同年12月にはとらふぐ宅配事業を開始するなど、事業領域を拡大しました。

2005年6月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、企業としての信頼性を高めました。海外展開も積極的に推進し、2017年4月にはシンガポールに海外店舗第一号「玄品」をオープンし、うなぎ料理の提供も開始。2018年8月には「玄品ふぐ」を「玄品」にリ・ブランディングし、ブランドイメージを刷新しました。2019年5月には中国上海市に中国第1号店をオープンし、以降、中国寧波、福州、上海世紀滙にも出店するなど、アジア市場での存在感を高めています。

2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2025年1月には新たな業態「焼き福」を展開するなど、常に進化を続けています。

**3. 成長戦略と収益性向上**

当社グループは、主力事業である「玄品」のブランド価値向上を核に、再成長と収益性向上を目指しています。成長ドライバーとして、とらふぐに加え、うなぎ等の他食材への展開を強化し、とらふぐ料理業界でのシェア拡大、各店舗の収益性向上、そして日本全国及び海外へのフランチャイズ拡大を推進しています。

特に、とらふぐが旬を迎える冬季に収益が偏重するというビジネスモデル上の課題に対し、年間を通じて食されるうなぎ等の食材を積極的に取り入れることで、通年での顧客増加と収益性向上を図っています。インバウンド旅行客の来店促進、新たなメニュー開発、販売チャネル開拓も重要な成長戦略です。

「玄品」に次ぐ事業の柱として、外部販売事業の強化にも注力しており、さらなる生産体制構築と必要な設備投資を進めています。基幹店の新規出店や、成長著しい中国市場での店舗展開を積極的に進める方針です。また、2025年1月に展開を開始する新たな業態「焼き福」も、成長戦略の一環として期待されています。

経営指標としては、店舗ごとの売上高営業利益率10%、償却前営業利益率20%を目標に掲げています。2025年3月期の業績見込みは、売上高5,264百万円、営業利益327百万円、純利益378百万円と、前年度からの増加を見込んでいます。

**4. 財務健全性**

2025年3月期末の総資産は3,316百万円、純資産は1,289百万円です。有利子負債は1,430百万円であり、前年度の2,987百万円から大幅に減少しています。現金及び現金同等物は1,403百万円を確保しています。

短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の残高が営業活動によるキャッシュ・フローを上回る状況にありますが、取引金融機関から一定の理解を得ており、資金繰りに大きな問題はありません。当社は、先々の不透明な状況に左右されない強固な財務基盤の構築を目指しています。

**5. 株主還元**

当社は、企業価値の向上を目的として、2016年3月に株主優待制度を再開し、株主への還元にも努めています。

**6. 注目ポイントとリスク**

関門海は、とらふぐ料理業界における圧倒的な店舗数と独自の特許技術を背景に、強固な競争優位性を確立しています。この優位性を活かし、フランチャイズ展開や外部販売事業の強化、うなぎ等の他食材導入、そして中国を中心とした海外展開を通じて、持続的な成長を目指しています。

夏季の収益偏重というビジネスモデル上の課題に対しては、通年食材の導入や新たな業態「焼き福」の展開で対応を図っています。また、人的資本経営を推進し、人材育成と定着、多様な人材が活躍できる環境整備を進めるとともに、内部管理体制の強化によりコーポレート・ガバナンスの充実を図っています。

経営環境に影響を与えるリスク要因としては、景気動向、とらふぐの相場変動、インバウンド旅行客の動向、そしてふぐ調理師免許制度や食品衛生法といった法的規制の変更が挙げられます。これらのリスクを適切に管理しながら、事業の成長を追求していく方針です。

[本社]大阪府松原市 [創業]1989年 [上場]2005年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5ZC | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.2B 8.4倍 2.5倍 231.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.3B 5.0B 4.2B
営業利益 328M 250M 55M
純利益 378M 331M 206M
EPS 27.6 24.1 15.1
BPS 94.2 66.5 41.8

大株主

株主名持株比率
株式会社椿台0.31%
サントリー株式会社0.05%
田原久美子0.02%
尾家産業株式会社0.02%
関門海福株会0.01%
吉田福太郎0.01%
楽天証券株式会社0.01%
小野秀昭0.01%
金子旺子0.00%
山口晴緒0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-16株式会社椿台 29.40%+1.01%
2024-12-03株式会社椿台 29.40%+1.01%
2024-03-15株式会社椿台 23.89%(2.62%)
2024-03-15株式会社椿台 28.39%+4.50%
2024-03-06株式会社椿台 23.89%(2.62%)
2024-03-06株式会社椿台 28.39%+4.50%
2024-03-04サントリー株式会社 4.99%(3.42%)
2022-10-18株式会社椿台 23.91%(1.53%)
2022-10-18株式会社椿台 26.51%+1.07%
2022-10-18株式会社椿台 26.51%--
2022-09-20株式会社椿台 23.91%(1.53%)
2022-09-20株式会社椿台 25.13%+1.22%
2022-09-20株式会社椿台 26.51%+1.38%
2022-07-25サントリー酒類株式会社 0.00%(9.38%)
2022-07-25サントリー株式会社 8.41%+8.41%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-21TDNetその他関門海当座貸越契約の締結に関するお知らせ242-5.37%
2025-11-28TDNetその他関門海非上場の親会社等の決算に関するお知らせ233+0.00%
2025-08-12TDNet決算関門海2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)253-3.16%
2025-06-26TDNetその他関門海支配株主等に関する事項について240+0.42%
2024-12-16EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 29.4%
2024-12-03EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 29.4%
2024-03-15EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 23.89%
2024-03-15EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 28.39%
2024-03-06EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 23.89%
2024-03-06EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 28.39%
2024-03-04EDINET大量保有サントリー株式会社大量保有 4.99%
2022-10-18EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 23.91%
2022-10-18EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 26.51%
2022-10-18EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 26.51%
2022-09-20EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 23.91%
2022-09-20EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 25.13%
2022-09-20EDINET大量保有株式会社椿台大量保有 26.51%
2022-07-25EDINET大量保有サントリー酒類株式会社変更
2022-07-25EDINET大量保有サントリー株式会社大量保有 8.41%