Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社稲葉製作所 (3421)

株式会社稲葉製作所は、鋼製物置とオフィス家具の製造・販売を手掛ける。鋼製物置事業は「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」のCMで高い認知度を誇り、国内トップシェアを獲得する。資材調達から最終検品まで内製比率90%以上の一貫生産体制により、品質とコスト競争力を確立する。オフィス家具では業界初のノックダウン方式などを導入し、独自技術で市場を牽引する。全国22カ所の配送センターで迅速な物流網を構築する。 [本社]東京都大田区 [創業]1950年 [上場]1998年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社稲葉製作所は、鋼製物置とオフィス家具を製造・販売する。当社が製造し、代理店・販売店、連結子会社を通じて販売する。OEM製品も手掛ける。

競争優位性(Moat)と参入障壁:

鋼製物置市場で国内トップシェアを獲得し、CMによる高い顧客認知度を確立する。内製比率90%以上の一貫生産体制により、資材調達から最終検品まで全工程を自社で行い、生産コスト低減、品質安定、ノウハウ蓄積、工程管理を実現する。加工専用機械やライン編成・塗装設備も自社設計・製作し、コスト削減と高品質保持を両立する。長年培った技術とノウハウが、堅牢性・耐久性に優れた製品提供と安定的な品質保持を支える。オフィス家具事業では、業界初のノックダウン方式などを採用し、最先端製品を開発する。全国22カ所の配送センターで迅速な物流網を構築する。JIS規格を上回る独自試験を実施し、製品の安全性と品質にこだわる。これらが競争優位性と参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

1950年11月、株式会社稲葉製作所を設立する。1961年4月、鋼製事務用机、1975年3月には鋼製物置の製造を開始する。1998年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録し上場。2002年1月東証一部へ市場変更。2016年3月富岡工場を開設。2022年4月スタンダード市場へ移行。2025年8月1日、連結子会社である共進とカトウ産業の吸収合併を実施する。

3. 収益・成長

鋼製物置事業は、物価上昇に伴う個人消費の伸び悩みで需要が弱含みで推移する見込みである。オフィス家具事業は、オフィス移転・改装需要が引き続き好調に推移する見込みである。

成長ドライバー:

新製品・新市場開拓として、鋼製物置セグメントでは建築基準法対応のマルチスペース製品「como space」を2025年1月に発売し、新たな市場ニーズに対応する。オフィス家具セグメントでは、折りたたみテーブル「NOMUDA」を2025年3月に発売し、オフィス家具に加え、学校、介護施設、ホテルなど新分野をターゲットとする。

設備投資と生産革新を重視し、生産性・生産技術の向上に資する設備投資を継続し、売上高収益率の改善を図る。富岡工場新設で大型製品の生産能力増強と自動化、犬山工場での生産ライン更新、塗装設備更新、倉庫レイアウト変更で生産性向上・自動化、物流負荷・環境負荷低減を実施する。2024年7月には犬山工場でのガレージ生産ライン新設工事が完工し、BCP対策強化と西日本地区への大型製品配送効率化を進める。2026年1月にはオフィス家具の生産を犬山工場から柏工場へ、2026年7月には柏工場の物置生産の一部を富岡工場へ移管する計画である。これらの成長投資により、収益力向上と物流負荷低減に努める。

4. 財務健全性

当社グループは有利子負債が0.0円であり、高い財務健全性を維持する。設備投資に関する所要資金を全額自己資金で賄う方針である。中長期的な経営指標として売上高経常利益率と減価償却前営業利益の水準を重視する。

5. 株主還元

持続的成長と収益力向上で創出したキャッシュを、成長投資と株主への還元に活用する方針である。2025年7月期の年間配当は42.0円である。

6. 注目ポイント

鋼製物置事業の国内トップシェアとブランド力、内製比率90%以上の一貫生産体制による品質・コスト競争力は、持続的な競争優位性の源泉となる。オフィス家具事業の独自技術と「NOMUDA」による新分野開拓は、今後の成長ドライバーとなる。積極的な設備投資と生産拠点再編は、生産効率向上、BCP対策強化、物流最適化を通じた収益力向上に寄与する。有利子負債ゼロの健全な財務体質は、成長投資を自己資金で賄う基盤となり、外部環境変化への耐性を高める。

出典: 有価証券報告書 (2025-07) doc_id=S100WWG0 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
29.2B 17.9倍 0.6倍 0.0% 1,717.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 41.9B 42.4B 41.8B
営業利益 1.9B 3.1B 2.8B
純利益 1.5B 2.4B 2.0B
EPS 96.0 148.9 119.5
BPS 2,772.2 2,705.2 2,574.0

大株主

株主名持株比率
株式会社イナバホールディングス0.28%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.06%
稲葉 明0.04%
稲葉 茂0.03%
秋本 千恵子0.03%
稲葉製作所取引先持株会0.03%
稲葉 進0.03%
稲葉 常雄0.02%
株式会社りそな銀行0.02%
第一生命保険株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-26株式会社イナバホールディングス 24.73%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNet配当・還元稲葉製作自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ1,688+0.65%
2026-03-13TDNet配当・還元稲葉製作自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,688+0.00%
2026-03-13TDNet決算稲葉製作2026年7月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,688+0.00%
2026-03-13TDNet配当・還元稲葉製作剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ1,688+0.00%
2025-12-12TDNet決算稲葉製作2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,610-0.56%
2025-09-12TDNet決算稲葉製作2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)1,689+3.43%
2025-09-12TDNetその他稲葉製作定款一部変更に関するお知らせ1,689+3.43%
2025-07-24TDNet配当・還元稲葉製作自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ1,821-0.05%
2025-07-01TDNet配当・還元稲葉製作自己株式の取得状況に関するお知らせ1,843+0.43%
2025-06-16TDNet配当・還元稲葉製作自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ1,741+3.39%
2025-06-13TDNetその他稲葉製作自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付に関するお知らせ1,708+1.93%
2025-06-13TDNet決算稲葉製作2025年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,708+1.93%
2025-06-13TDNet配当・還元稲葉製作自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ1,708+1.93%
2024-12-26EDINET大量保有株式会社イナバホールディングス大量保有 24.73%