Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社MIEコーポレーション (3442)

株式会社MIEコーポレーションは、ステンレス製管継手製造・販売を主軸とする持株会社です。長年の事業で培われた確かな技術力と厳格な品質管理体制を強みとし、高付加価値製品の提供を通じて顧客ニーズに応えています。新中期経営計画「Planting Seeds for Growth」では、「既存事業の強靭化」と「半導体分野などの成長分野への参入」を二本柱に掲げ、持続的な成長を目指しています。具体的には、三次元測定機の導入による高精度製品供給能力の強化や、見積もり自動化・製造工程の機械化による生産性向上とコスト競争力強化を推進。原材料価格や為替変動リスクへの対策も講じ、経営の安定性を確保しつつ、新たな市場での収益機会獲得と企業価値向上を図ります。 フッター:本要約は提供された情報に基づいて作成されており、その正確性や完全性を保証するものではありません。

1. 事業概要と競争優位性

株式会社MIEコーポレーションは、金属加工品の製造・販売を行う子会社群の経営計画・管理を担う持株会社です。連結子会社には㈱MIEテクノ、㈱MIEフォワード、㈱中部マテリアルズがあり、上海桑江金属科技有限公司は持分法適用関連会社です。事業の90%以上をステンレス製管継手部門が占めています。

同社グループは、「顧客・市場から評価され得る経営品質の創造」「グループの成長・発展を目指す一体運営の実践」「株主・社員・社会への調和のとれた成果の還元」の三つの経営理念を掲げています。

競争優位性として、長年の事業活動で培われたノウハウと厳格な品質管理体制に裏打ちされた、継手の技術力と品質力を強みとします。ユーザーニーズを取り込み、高付加価値製品の受注を目指すモノづくりを推進しています。

2. 沿革ハイライト

MIEコーポレーションの歴史は、1907年6月に琺瑯鉄器株式会社として設立されたことに始まります。1922年6月には三重琺瑯株式会社へ商号変更し、輸出向けホーロー鉄器の専門メーカーとして地位を確立しました。1961年10月には名古屋証券取引所市場第二部に上場。

その後、事業領域を拡大し、1953年5月には桑名興業株式会社(現・㈱MIEフォワード)、2000年5月には㈱中部マテリアルズを設立しました。2008年1月には、連結子会社である㈱MIEテクノの株式移転により当社が設立され、同月に名古屋証券取引所市場第二部に上場。2011年7月には中国現地法人である上海桑江金属科技有限公司を設立し、グローバル展開も推進しました。

3. 収益・成長戦略

MIEコーポレーションは、創業115周年を機に、新中期経営計画「Planting Seeds for Growth ~成長に向けた種をまこう~」を策定し、持続的な成長を目指しています。重点戦略は、「既存事業の強靭化」と「半導体分野などの成長分野への参入」の二本柱です。

成長ドライバーとして、半導体分野などの高成長市場への参入を掲げ、これに対応する製造・品質体制の構築に注力しています。三次元測定機の導入を進め、高精度な製品供給能力を強化します。

既存事業の強靭化においては、生産性向上とコスト競争力強化を目指し、見積もり作業の自動化と製造工程の機械化を推進。自動溶接機の導入も予定されており、工場全体の生産性向上と物件受注の拡大を図ります。

現在の経営環境は、緩やかな回復傾向にあるものの、物価上昇によるコスト増加、金利コスト増加、為替変動など、不透明な要素が依然として存在します。ステンレス製管継手業界の需要は堅調ですが、資源価格の高止まりや円安基調による調達価格の不安定さが課題です。

同社グループは、売上高、売上総利益率、経常利益を主要な経営指標とし、重点戦略の実行を通じて収益の安定的な確保と目標達成に努める方針です。

4. 財務健全性とリスク管理

MIEコーポレーションは、事業活動に伴う様々なリスクに対し、強固な管理体制を構築しています。

原材料価格の変動リスクに対しては、主要原材料価格の変動を月次経営会議で確認し、OEM先との価格交渉や販売価格の改定といった対策を講じます。為替変動リスクについては、海外OEM調達における影響を注視し、状況に応じた為替予約を実施することでリスクヘッジを図ります。

自然災害や感染症拡大による操業停止・輸入停止リスクに対しては、緊急時の社内体制整備や対応策の設定に取り組むとともに、海外OEM先を複数の調達先に分散させることで、特定地域のリスクが全体に与える影響を最小化します。情報セキュリティリスクに対しては、外部攻撃対策、コンピュータウイルス対策、従業員教育を徹底し、情報資産の保護とリスク低減に努めています。

当連結会計年度における設備投資は、建物・設備を中心に総額110百万円が実施され、事業基盤の強化と生産能力の維持・向上に貢献しています。

5. 株主還元

MIEコーポレーションは、経営理念の一つとして「株主・社員・社会への調和のとれた成果の還元」を掲げています。企業価値の創造を通じて、株主への安定的な還元を図ることを基本的な方針としています。

6. 注目ポイント

株式会社MIEコーポレーションの最大の注目点は、ステンレス製管継手事業で培った確かな技術力と品質力を基盤としつつ、新中期経営計画において「半導体分野などの成長分野への参入」という明確な成長戦略を打ち出していることです。これは、単一事業依存からの脱却と、新たな市場での収益機会獲得を目指す戦略的転換です。

また、既存事業の強靭化に向けた見積もり自動化や製造工程の機械化といった投資は、生産性向上とコスト競争力強化に直結し、グループ全体の収益基盤を安定させる効果が期待されます。原材料価格や為替変動リスクへの対応策も講じ、経営の安定性にも配慮しています。これらの戦略が計画通りに実行され、新たな成長分野での実績を積み重ねることができれば、今後の企業価値向上に大きく寄与すると考えられます。

フッター:本要約は提供された情報に基づいて作成されており、その正確性や完全性を保証するものではありません。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3D3 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.1B 6.8B 6.6B
営業利益 587M 565M 498M
純利益 379M 373M 359M
EPS 315.1 309.5 298.1
BPS 2,314.6 2,030.3 1,703.7

大株主

株主名持株比率
MIEグループ取引先持株会0.19%
イシグロ株式会社0.05%
株式会社諸戸ホールディングス0.05%
株式会社ごっこ0.05%
株式会社ベンカン機工0.05%
株式会社あいち銀行0.05%
矢野 順治0.04%
設楽 真吾0.03%
伊藤 道臣0.02%
株式会社大一商会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-01設楽 真吾 7.97%+0.18%
2023-12-04設楽 真吾 7.79%+1.00%
2022-12-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 0.00%(0.99%)
2022-11-24株式会社諸戸ホールディングス 7.80%+4.80%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-01EDINET大量保有設楽 真吾大量保有 7.97%
2025-06-12TDNet配当・還元MIEコーポ連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ
2023-12-04EDINET大量保有設楽 真吾大量保有 7.79%
2022-12-05EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー変更
2022-11-24EDINET大量保有株式会社諸戸ホールディングス大量保有 7.8%