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株式会社ジェイテックコーポレーション (3446)

株式会社ジェイテックコーポレーションは、「世の中にないオンリーワンの技術」を理念に、大阪大学との連携で革新的な製品を開発。主力は、世界で初めて硬X線領域で理論限界まで集光に成功した超高精度X線ミラー「OsakaMirror」で、世界の先端放射光施設で高く評価される。iPS細胞特化型自動培養装置「MakCell®」や半導体基板ナノ加工装置も手掛ける。放射光施設の新設・アップグレード、半導体・再生医療市場の拡大を成長ドライバーとし、高い技術的参入障壁を背景に持続的成長を目指す。 [本社]大阪府茨木市 [創業]1993年 [上場]2018年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ジェイテックコーポレーションは、「世の中にないオンリーワンの技術により製品を作り出し、広く社会に貢献する」ことを経営理念に掲げ、科学技術イノベーションに貢献する製品開発を推進しています。事業は「オプティカル事業」、「ライフサイエンス・機器開発事業」、「その他事業」の3つを展開しています。

オプティカル事業では、反射表面の形状精度が1ナノメートル以下の超高精度X線ミラーをカスタムメイドで製造・販売しています。主力製品「OsakaMirror」は、大阪大学独自のナノ加工・ナノ計測技術を基盤とし、世界で初めて硬X線領域で理論限界まで集光に成功したX線ナノ集光ミラーを製品化しました。その極めて高い精度は世界の先端放射光施設で高評価を得ています。独自の技術力、高額かつ長期にわたる個別受注契約、特殊部品調達の難易度が高いことが参入障壁となり、顧客は国内外の国立研究機関や大学が中心です。

ライフサイエンス・機器開発事業は、ライフサイエンス分野と機器開発分野に分かれます。ライフサイエンス分野では、iPS細胞に特化した自動細胞培養装置「MakCell®」を販売し、脳梗塞治療用の幹細胞分離機器の開発も進めています。機器開発分野では、大阪大学の独自加工技術を応用し、半導体デバイス基材の各種ウェハ表面をナノレベルで加工する装置の実用化を推進しています。SiC、GaN、ダイヤモンドといった新素材に対応する加工技術の確立と装置実用化を目指しており、顧客は主に企業です。

その他事業は、完全子会社である電子科学株式会社が担っています。昇温脱離分析装置(TDS)「TDS-1200Ⅱ」を製造販売しており、超高真空環境下で試料から放出される微量成分を高感度でリアルタイムに検出する独自の加熱方式と分析ソフトウェアが特徴です。半導体、液晶、カラーフィルター業界を中心に高い評価を得ており、顧客は主に企業です。

2. 沿革ハイライト

1993年12月に設立され、バイオ自動機器開発と産学連携によるX線ナノ集光ミラー事業化を推進しました。2006年には「OsakaMirror」の販売を開始。2013年にはiPS細胞特化型自動細胞培養装置「CellPet®」を開発しました。2018年2月に東証マザーズへ上場し、2022年4月にはプライム市場へ変更。2021年5月には電子科学株式会社を完全子会社化しています。

3. 収益・成長

当社グループの成長ドライバーは多岐にわたります。オプティカル事業では、国内外の第四世代放射光施設の稼働や新設計画に伴う高精度X線ミラー需要の今後20年程度の拡大、さらに半導体・宇宙分野への技術適用化開発を進めています。ライフサイエンス・機器開発事業では、自動化装置「MakCell®」の需要活発化、脳梗塞治療用幹細胞分離機器の応用・海外展開、新素材対応の次世代表面研磨装置開発が期待されます。その他事業では、TDSの需要拡大、海外展開強化、新製品投入を図っています。

経営課題としては、個別受注による売上変動、技術陳腐化リスク、公的研究機関や特定外注先への依存、為替・輸出・知財リスク、高度専門人材獲得競争などが挙げられます。これに対し、当社は長期成長戦略「Innovation2030」を掲げ、人的資本の向上、業務効率化・DX化、IR強化、経営基盤強化に取り組んでいます。

4. 財務健全性

2025年6月期末の自己資本比率は約75.2%と高い水準を維持しており、現金及び現金同等物を潤沢に保有し、有利子負債が少ないため、財務基盤は極めて健全です。

5. 株主還元

提供された情報に年間の配当に関する記載はありません。

6. 注目ポイント

当社グループは、「世の中にないオンリーワンの技術」を追求する経営理念のもと、大阪大学との強固な産学連携を基盤に、ニッチかつ高付加価値な製品群を展開しています。特にオプティカル事業の超高精度X線ミラー「OsakaMirror」は、理論限界に近い精度を実現し、世界の先端放射光施設で高い評価を得ており、今後20年程度の需要拡大が見込まれる成長市場を捉えています。再生医療分野では自動細胞培養装置「MakCell®」を、半導体分野では新素材対応の加工技術開発を進めるなど、成長市場への対応も強化しています。高い技術的参入障壁と安定的な顧客基盤が強みであり、長期成長戦略「Innovation2030」と健全な財務体質を背景に、持続的な成長が期待される企業です。

[本社]大阪府茨木市 [創業]1993年 [上場]2018年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WRL1 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.6B 61.6倍 3.8倍 0.0% 1,805.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.0B 2.7B 1.9B
営業利益 -239M 278M 114M
純利益 -176M 172M 60M
EPS -29.9 29.3 10.2
BPS 471.3

大株主

株主名持株比率
津村 尚史0.42%
大阪コンピュータ工業株式会社0.06%
JP JPMSE LUX RE CITIGROUP GLOBAL MARKETS L EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
株式会社SBI証券0.01%
有馬 誠0.01%
内山 孝教0.01%
大西 隆幸0.01%
J.P.Morgan Securities plc (常任代理人 JPモルガン証券株式会社)0.01%
上田 葉子0.00%
JPモルガン証券株式会社0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-11-09津村 尚史 42.63
2023-09-28津村 尚史 42.63
2023-09-27津村 尚史 42.55
2022-08-31津村 尚史 46.03
2022-01-06津村 尚史 46.03
2021-07-30津村 尚史 46.1
2021-04-15津村 尚史 46.1
2021-04-13津村 尚史 49.52

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-11TDNet当社“OsakaMirror”大型受注のお知らせ
2026-02-13TDNet2026年6月第2四半期 決算説明資料
2026-02-02TDNetforecast_revision: 2026年6月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関する
2026-02-02TDNet2026年6月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関するお知らせ
2025-09-29TDNet譲渡制限付株式報酬としての新株式発行に関するお知らせ
2025-08-13TDNet2025年6月期 決算説明資料
2025-08-13TDNet2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-13TDNet中期経営計画策定に関するお知らせ
2025-08-13TDNetearnings: 2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-06TDNetスタンダード市場への市場区分の変更承認およびプライム市場上場維持基準の適合に向けた計画の撤回に関する
2025-08-04TDNet当社“OsakaMirror”大型受注のお知らせ
2025-07-11TDNet役員報酬の自主返納に関するお知らせ
2025-07-11TDNet通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2025-07-11TDNetforecast_revision: 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2023-11-09TDNetHolding change by 津村 尚史
2023-09-28TDNetHolding change by 津村 尚史
2023-09-27TDNetHolding change by 津村 尚史
2022-08-31TDNetHolding change by 津村 尚史
2022-01-06TDNetHolding change by 津村 尚史
2021-07-30TDNetHolding change by 津村 尚史