Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アグレ都市デザイン株式会社 (3467)

アグレ都市デザインは、首都圏で戸建住宅・戸建用地の分譲販売を行うハウジング事業を主力とする。自社設計・施工管理と自社販売で商品差別化と顧客意見反映を図る。希少エリアの投資用不動産を扱うアセットソリューション事業、空き家活用宿泊施設の開業・運営コンサルティングを行う宿泊事業も展開する。都心部・人気住宅地へのターゲット絞り込みでドミナント効果を追求し、事業領域を拡大する。 [本社]東京都新宿区 [創業]2009年 [上場]2016年

1. 事業概要と競争優位性

アグレ都市デザインは、東京都区部を中心に首都圏をターゲットエリアとし、戸建住宅・戸建用地の分譲販売を行うハウジング事業を主力とする。戸建用地の仕入れから街区プランニング、建物の企画・設計、施工管理、販売、アフターメンテナンスまでを一貫して手掛ける。競争優位性は、自社設計・施工管理による商品差別化と、不動産仲介業者を介さない自社販売による顧客意見直接反映・商品訴求力強化である。アセットソリューション事業は、希少性の高いエリアにおいて投資用賃貸マンション・アパート及びマンション用地等を販売し、2024年7月には資産コンサルティングチームを新設し顧客サポートを強化する。宿泊事業は、2023年11月子会社化のハウスバードを通じて、空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業・運営コンサルティングを日本全国で一貫提供する。戸建販売業界の参入障壁は高くないと認識するが、同社は宅地建物取引業免許、特定建設業許可、一級建築士事務所登録等の必須許認可を保有し、不動産業・建築業の幅広いノウハウを蓄積する。

2. 沿革ハイライト

2009年4月、東京都武蔵野市吉祥寺本町において戸建販売を事業目的として設立する。同年5月宅地建物取引業免許、2011年7月特定建設業許可を取得し事業基盤を確立する。2016年3月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場後、2018年7月市場第一部指定、2022年4月プライム市場へ移行、2023年10月スタンダード市場へ移行する。2019年4月アセットソリューション事業部を新設。2020年9月本社機能を東京都新宿区へ移転。2023年11月ハウスバード株式会社を子会社化し宿泊事業を開始する。2024年4月営業部を新設、同年7月資産コンサルティングチーム及び建築部を新設し、組織体制強化と事業領域拡大を推進する。

3. 収益・成長

同社は成長性を重視し、売上高増大及びシェア拡大を目指す。売上高経常利益率6.5%を経営目標とする。成長ドライバーは、ハウジング事業における都心部・人気住宅地へのターゲット絞り込みによるドミナント効果追求である。アセットソリューション事業では、山手線沿線人気エリアを中心に富裕層向け投資用マンション・アパートなどの相続対策向け商品を販売し、顧客層開拓を図る。宿泊事業は、空き家活用を通じた収益基盤多様化を図る。M&A戦略として、2023年11月のハウスバード子会社化により宿泊事業を本格化させ、事業ポートフォリオを拡充する。IT活用による業務自動化、人材育成、多様な働き方推奨により生産性向上にも注力する。市場環境は、経済活動正常化が進む一方、地政学リスク、物価高騰、為替変動、住宅価格高止まり、金利先高観、2024年問題による工期延長・コストアップなど、不透明感が続く。

4. 財務健全性

同社はハウジング・アセットソリューション事業の用地取得・建設資金を主に金融機関からの借入金で調達し、有利子負債への依存度が高い。2025年3月期の有利子負債は22,875,119千円、純資産は7,228,625千円である。有利子負債の圧縮と自己資本の充実に注力する方針を示す。2025年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは4,555,549千円、投資活動によるキャッシュ・フローは37,902千円を計上する。

5. 株主還元

同社は株主への利益還元を重視する。2025年3月期の年間配当は96.0円を実施する。

6. 注目ポイント

同社の注目ポイントは、首都圏戸建分譲事業における自社設計・施工管理と自社販売による商品差別化と顧客エンゲージメントの高さである。都心部・人気住宅地へのターゲット集中によるドミナント戦略は、効率的な事業展開と情報収集能力強化に寄与する。アセットソリューション事業強化と宿泊事業のM&Aによる多角化は、収益源の多様化を図る戦略的な動きである。不動産市況変動、金利動向、建設コスト上昇、事業エリア集中、競合激化、有利子負債依存度といったリスク要因への対応が重要となる。参入障壁が低い業界において、ノウハウ蓄積と商品訴求力強化、生産性向上、人材育成の継続的な取り組みが競争優位性維持の鍵となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3VZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
16.2B 10.2倍 2.2倍 0.0% 2,807.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 30.7B 27.6B 25.8B
営業利益 2.5B 1.6B 2.1B
純利益 1.6B 873M 1.3B
EPS 274.6 151.8 224.7
BPS 1,256.3 1,041.7 967.9

大株主

株主名持株比率
大林 竜一0.41%
平井 浩之0.02%
五郎川 隆0.02%
伊藤 一也0.01%
阿多 賢一0.01%
唐川 範久0.01%
柿原 宏之0.01%
アグレ都市デザイン従業員持株会0.01%
三好 秀樹0.01%
有限会社福田商事0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13TDNet業績修正アグレ都市デザイン2026 年3月期通期連結業績予想及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ2,801-1.00%
2026-02-09TDNetその他アグレ都市デザイン2026年3月期第3四半期決算補足説明資料2,635-0.95%
2026-02-09TDNet決算アグレ都市デザイン2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,635-0.95%
2026-02-09TDNetその他アグレ都市デザイン株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ2,635-0.95%
2025-11-26TDNetその他アグレ都市デザイン株式の取得(子会社化及び孫会社化)に向けた基本合意書締結に関するお知らせ2,281+0.61%
2025-11-10TDNet決算アグレ都市デザイン2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2,297-1.31%