Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

共和レザー株式会社 (3553)

共和レザーは、各種合成表皮材の製造・販売を主力とする。車両用内装表皮材が売上のかなりの部分を占め、トヨタグループ向けが売上高の約50%を占める。長年の事業で培った「他社を圧倒する開発力・生産力」を競争優位性とし、高品位・高質感、軽量化、リサイクル、環境保全に対応する製品開発を推進する。中期経営計画に基づきDX導入や積極投資で生産性向上と強固な収益体質構築を図り、サーキュラーエコノミーへの貢献を目指す。 [本社]静岡県浜松市 [創業]1935年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

共和レザーは、各種合成表皮材の製造・販売を主な事業とする。製品用途は車両用、住宅・住設用、ファッション・生活資材用である。単一セグメントである。

車両用内装表皮材の販売が売上のかなりの部分を占め、塩化ビニル系、オレフィン系、ウレタン系製品が主流である。車両用内装材は主にトヨタグループ向けに販売され、当連結会計年度の売上高の約50%を占める。トヨタ自動車株式会社は当社の議決権の35.1%を直接所有する。

「他社を圧倒する開発力・生産力」を競争優位性とする。1935年設立以来、塩化ビニルレザー、ウレタン合成皮革、TPO等の合成表皮材製造に着手し、技術的ノウハウを蓄積する。研究開発では、高品位・高質感、軽量化、リサイクル、低コスト化、環境保全、快適性向上に対応する材料・製品開発を推進する。住設用高級フィルムの高意匠・高機能性多層フィルム開発、ファッション・生活資材用表皮材のファッション性・機能性向上も図る。

参入障壁は、長年の技術的ノウハウ蓄積と大規模な生産設備投資である。当連結会計年度の設備投資額は3,579百万円である。国内外の環境関連法規制への対応実績も参入障壁となる。トヨタグループとの強固な関係性も参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

共和レザーは1935年8月、4社合併により設立された。1949年1月に塩化ビニルレザー、1963年9月にウレタン合成皮革、1984年12月にTPOの製造に着手し、製品ラインナップを拡充。1961年9月に東京証券取引所に株式上場し、2022年4月にはスタンダード市場へ移行した。本社は1978年9月に静岡県浜松市に移転する。国内で複数の工場を新設し生産体制を強化。海外展開も進め、2003年7月に中国、2021年10月に北米、2024年8月にインドに拠点を設立し、グローバルな事業展開を加速。

3. 収益・成長

同社は持続的成長のため、販売、技術開発、生産面の重点戦略を実施する。中期経営計画に基づき、積極投資やDX導入で生産性向上と強固な収益体質構築を目指す。当連結会計年度の研究開発費は1,017百万円である。

成長ドライバーは、「サーキュラーエコノミーのトップランナー」達成に向けた取り組みである。脱炭素化や「環境に優しい商品」開発を通じて、資源循環型社会への貢献は、新たな市場ニーズ対応と競争優位性確立に繋がる。車両用内装材における軽量化やリサイクル対応製品開発は、自動車業界の環境規制強化やEV化の進展といった市場変化に対応する。海外展開の加速もグローバル市場での事業拡大戦略である。

2025年3月期、売上高56,397百万円、営業利益2,140百万円、経常利益1,679百万円、純利益1,100百万円を計上する。

4. 財務健全性

2025年3月31日時点の総資産は59,471百万円、純資産は37,400百万円である。現金及び現金同等物は9,244百万円を保有し、有利子負債は390百万円と低水準である。

5. 株主還元

2025年3月31日時点の年間配当は32.0円である。

6. 注目ポイント

同社の事業は、売上高の約50%を占めるトヨタグループへの依存度が高い。これは安定的な収益基盤である一方、同グループの自動車生産・販売動向が経営成績に直接影響を及ぼすリスクを内包する。主原材料が石油関連のため、原油/ナフサ価格変動や需給状況が経営成績・財務状況に影響を与える可能性がある。国内外の環境関連法規制見直しによるコスト増加や、海外事業における政治的要因、社会的混乱、経済状況変化、為替レート変動もリスク要因となる。市場ニーズに合わせた新製品開発が遅れた場合、競合製品への置き換え等で受注が減少し、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。大規模な地震、感染症発生、原材料供給問題、情報セキュリティリスクなども操業中断や経営成績悪化に繋がる可能性がある。環境対応製品開発、DX推進による生産性向上、グローバル展開の加速が今後の成長を左右する重要な要素である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VYZ7 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
23.9B 21.1倍 0.6倍 0.0% 975.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 56.4B 52.0B 45.8B
営業利益 2.1B 2.6B 237M
純利益 1.1B 2.0B 347M
EPS 46.1 81.3 14.4
BPS 1,520.3 1,507.7 1,389.8

大株主

株主名持株比率
トヨタ自動車株式会社0.35%
豊田通商株式会社0.07%
林テレンプホールディングス株式会社0.04%
KISCO株式会社0.03%
INTERACTIVE BROKERS LLC0.03%
共和レザー従業員持株会0.02%
株式会社りそな銀行0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
三木産業株式会社0.01%
長瀬産業株式会社0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-27TDNetM&A共和レザー株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約締結のお知らせ1,208-0.66%
2026-02-06TDNet決算共和レザー2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,134+1.41%
2026-02-06TDNetその他共和レザー2026年3月期 第3四半期決算概要説明1,134+1.41%
2026-02-06TDNetその他共和レザー業績予想修正に関するお知らせ1,134+1.41%
2025-10-31TDNet決算共和レザー2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)873-1.83%
2025-10-31TDNetその他共和レザー2026年3月期 第2四半期決算概要説明873-1.83%
2025-10-31TDNet配当・還元共和レザー剰余金の配当に関するお知らせ873-1.83%
2025-07-30TDNet決算共和レザー2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)832-2.52%
2025-07-30TDNetその他共和レザー2026年3月期 第1四半期決算概要説明832-2.52%
2025-06-24TDNetその他共和レザー支配株主等に関する事項について776+0.26%