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テックファームホールディングス株式会社 (3625)

テックファームホールディングスは、AI/XR/ドローン等の先端技術を活用したICTソリューション事業と、食品・美容品の海外輸出を行うクロスボーダー流通プラットフォーム事業を展開。ICTソリューションでは、受託開発・運用保守に加え、ISMS認証等で高いセキュリティ体制を確立し、優秀な人財への投資で競争優位性を築く。今後は受託開発型から自社サービス提供型への転換、クロスボーダー事業強化、M&A活用で事業規模拡大と収益構造変革を目指し、売上高100億円を目標とする。 [本社]東京都新宿区 [創業]1991年 [上場]2008年

1. 事業概要と競争優位性

テックファームホールディングスは、先端技術を活用した業務システム等の受託開発・運用保守を行うICTソリューション事業と、食品・美容品等の海外輸出・卸売を行うクロスボーダー流通プラットフォーム事業を展開します。

ICTソリューション事業では、大型開発案件を安定的に獲得し、生成AIの全社活用による開発効率化や、ドローン等の研究開発、XR・AI分野での実績を拡大。ISMS認証及びプライバシーマーク認定により高い情報セキュリティ体制を確立し、緻密なプロジェクト管理と品質管理で顧客信頼を獲得しています。

競争優位性の源泉は、AI、XR、ドローンといった先端技術への継続的な研究開発投資と、それらを活用した高付加価値ソリューションの提供能力にあります。また、優秀な人財の獲得・育成を重視し、ハイレイヤーエンジニア採用強化、体系的研修プログラムへの投資、競争力ある報酬制度、多様な働き方導入により、人財の定着と能力発揮を促進。これらの取り組みが、高度な技術力と専門知識を要する情報サービス業界における参入障壁を形成します。

2. 沿革ハイライト

1991年8月、㈱ジー・エム・エス・ジャパンとして設立後、1998年1月にテックファーム㈱へ商号変更し、インターネット関連ソフト開発を開始。2008年3月に大阪証券取引所ヘラクレス市場へ上場し、2013年7月には東京証券取引所JASDAQ(グロース)へ移行。2015年7月、商号をテックファームホールディングス㈱に変更し、持株会社体制へ移行。2019年3月には㈱WeAgriを子会社化し、クロスボーダー流通プラットフォーム事業を強化。2022年4月、東京証券取引所グロース市場へ移行しています。

3. 収益・成長

当社グループのビジネスモデルは、ICTソリューション事業が売上高の大部分を占める受託開発型が中心です。運用保守業務は継続的な収益に寄与しますが、強固な経営基盤と持続的な成長のため、自社サービス提供型ビジネスへの転換を課題としています。クロスボーダー流通プラットフォーム事業は強化フェーズにあり、自社サービス提供型としてさらなる発展を目指します。

成長ドライバーとして、「2025年の崖」対応の基幹システム刷新需要や生成AI技術を活用した新たな事業創出などIT投資の拡大が挙げられます。当社グループは、ICTソリューション事業で大型・先端技術案件の継続獲得に注力し、AI活用による業務変革と社会実装、ドローン等の研究開発を進めます。クロスボーダー流通プラットフォーム事業では、プラットフォームの強化と認知度向上、販売データ分析・デジタル販促強化、競争力のある商品発掘とラインナップ拡充を図ります。

グループとして売上高100億円を目指す過程において、エンジニアの増強に加え、自社サービス提供型ビジネスへの展開が見込めるM&Aや資本業務提携を積極的に検討し、事業規模の拡大と収益構造の変革に取り組みます。

直近の業績は、2025年6月期(予想)の売上高は6,705百万円、営業利益は749百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は501百万円です。経営目標として売上高成長率及び売上高営業利益率を重視し、M&Aを考慮しEBITDAを経営指標としています。

4. 財務健全性

当社グループの財務状況は、2025年6月期末(予想)の総資産は4,963百万円、純資産は2,718百万円です。現金及び現金同等物は2,553百万円を保有し、有利子負債は1,100百万円です。営業活動によるキャッシュ・フローは、2025年6月期に327百万円を計上します。

5. 株主還元

当社グループは、収益性と継続的成長を実現することを経営目標とし、株主還元として配当を実施しています。2025年6月期(予想)は年間配当金8.0円を見込みます。

6. 注目ポイント

IT投資拡大の潮流を捉え、ICTソリューション事業における先端技術(AI、XR、ドローン)への戦略的投資と開発実績で競争優位性を確立しています。受託開発型から自社サービス提供型への事業構造転換を目指し、クロスボーダー流通プラットフォーム事業強化やM&A・資本業務提携を積極的に活用する方針です。優秀な人財の確保と育成が継続的な成長の鍵であり、人財投資を強化しています。特定事業への依存度リスクを認識し、多角的な事業展開を図ります。

[本社]東京都新宿区 [創業]1991年 [上場]2008年

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WQLE | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.7B 8.9倍 1.6倍 0.0% 627.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.7B 5.1B 5.8B
営業利益 750M 239M 173M
純利益 501M 156M -49M
EPS 70.8 22.0 -6.9
BPS 383.6 321.2 305.7

大株主

株主名持株比率
株式会社TOKAIコミュニケーションズ0.09%
筒井 雄一朗0.07%
小林 正興0.04%
株式会社読売新聞東京本社0.04%
中村 臣敏0.03%
山村 慶子0.03%
株式会社ミライト・ワン0.03%
志村 貴子0.02%
山村 美寿寿0.02%
上田八木短資株式会社0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-20TDNet人事G-テックファーム当社子会社の取締役及び執行役員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分に関するお知らせ815+0.37%
2025-09-25TDNet事業計画G-テックファーム事業計画及び成長可能性に関する説明資料745-1.34%