Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

TIS株式会社 (3626)

TISは、アウトソーシング・クラウド、ソフトウェア開発、ソリューション提供を主軸とするITサービスグループである。金融・産業IT等で培った専門ノウハウとベストプラクティスを活かし、顧客の事業・IT戦略を支援。大規模データセンターや独自のモダナイゼーション技術「XMS」、量子・空間コンピューティング等の先進技術研究開発が競争優位性を築く。既存顧客の深耕に加え、ASEANでのグローバル展開、社会課題解決型事業創出を成長ドライバーとし、社会性と革新性を併せ持つ先進的なグローバルITグループを目指す。 [本社]東京都新宿区 [創業]2008年 [上場]2008年

1. 事業概要と競争優位性

TIS株式会社グループは、アウトソーシング・クラウド、ソフトウェア開発、ソリューション提供、関連コンサルティングを主業務とするITサービスグループである。報告セグメントは、オファリングサービス、BPM、金融IT、産業IT、広域ITソリューション、その他に区分される。

オファリングサービスは、グループのベストプラクティスに基づく知識集約型ITサービスを提供。BPMは、IT技術、業務ノウハウ、人材を活用し、ビジネスプロセスの高度化・効率化・アウトソーシングを実現する。金融ITおよび産業ITは、それぞれの業界に特化した専門的ノウハウを基盤に、顧客の事業・IT戦略を支援。広域ITソリューションは、地域密着で培った独自のITソリューションを全国展開する。

競争優位性は、多岐にわたる専門的ノウハウと技術蓄積に根差す。金融ITや産業ITにおける顧客の事業・IT戦略への深い関与は、高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を形成する。また、24時間365日稼働のアウトソーシング・クラウドサービスを支えるデータセンター等の大型IT設備への継続的な投資は、新規参入障壁となる。独自のモダナイゼーション技術「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」(XMS)は、大型案件獲得の起点となる技術的優位性を持つ。さらに、量子コンピューティングや空間コンピューティングといった中長期の事業核となる先進技術の研究開発に注力し、大阪大学との共同研究による新量子アルゴリズム「FQAOA」開発や、ウェアラブルセンサ信号の国際標準規格化など、具体的な成果を創出。知財の蓄積と高度利用も競争力強化の重要な要素と位置付ける。

2. 沿革ハイライト

2008年4月、TISとインテックホールディングスの共同株式移転により当社設立、東証一部上場。

2016年4月、TISを吸収合併し商号をTIS株式会社に変更、事業持株会社体制へ移行。

2020年10月、タイMFECを子会社化しグローバル展開加速。

2022年4月、東証プライム市場へ移行。

2024年5月、長期経営方針「グループビジョン2032」を策定し、社会性と革新性を併せ持つ先進的なグローバルITグループを目指す。

3. 収益・成長

デジタル活用ニーズ拡大と生成AI等の革新技術実用化を背景に、良好な事業環境が継続。中期経営計画(2024-2026)「Frontiers 2026」では、フロンティア開拓を基本方針に掲げ、市場開拓と事業領域の拡大を図る。2026年度の目標として、売上高6,200億円、営業利益810億円(営業利益率13.1%)、EPS年平均成長率10%超、ROIC/ROE 13%超/16%超、1人あたり営業利益3.5百万円超を設定する。

成長ドライバーは多岐にわたる。オファリングサービス:金融・決済の強みを活かした社会課題領域への事業拡大。BPM:CX領域の拡大。金融IT:顧客との共創事業創出やモダナイゼーションビジネス展開による新規顧客獲得。産業IT:製造業・エネルギー・社会インフラ分野での顧客深耕とサービス展開。広域ITソリューション:行政、医療、金融、産業、インフラの5つの注力領域で独自のITソリューションを全国展開。グローバル戦略として、アジアを長期ターゲットとし、ASEANでのビジネス拡大により2026年度に連結売上高1,000億円を目指す。

研究開発では、PHR基盤サービス「ヘルスケアパスポート」の自治体活用拡大や、地域活性化支援(会津コイン)など、社会課題解決に貢献する新規事業創出。生成AI活用による抜本的な開発プロセス改革とビジネス構造変革を推進。中期経営計画期間中に成長投資として3年累計1,000億円を投じる計画である。

4. 財務健全性

持続的な企業価値向上に向け、成長投資、財務健全性、株主還元のバランスを重視する資本政策を基本方針とする。バランスシートマネジメント強化で資本構成適正化を推進し、資本コストを上回るリターンを創出。2025年3月期末の現金及び現金同等物は121,288百万円、有利子負債は36,979百万円であり、財務の健全性を維持する。

5. 株主還元

事業成長に応じた株主還元の強化・充実化を図る。中期経営計画(2024-2026)では、総還元性向50%を目標に掲げる。2025年3月期の年間配当は70.0円、2024年3月期は56.0円であった。

6. 注目ポイント

顧客と技術への深い理解を強みとし、多様なプレイヤーとの共創で課題解決能力を強化・拡張。独自のモダナイゼーション技術「XMS」を起点とした大型案件獲得とグループ連携による顧客開拓を強化し、金融ITとBPMセグメントの成長軌道回帰を確実にする。生成AI活用は、全社的な利用促進から2025年以降は抜本的な開発プロセス改革とビジネス構造変革を目指す。量子・空間コンピューティングなど中長期の注力技術への産学連携による応用研究は、将来の事業差別化の核となる。人材を最重要経営資本と位置づけ、コンサルタント、高度営業、ITアーキテクトの育成・獲得に投資し、一人当たり生産性向上とROIC向上を実現する。

[本社]東京都新宿区 [創業]2008年 [上場]2008年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W24K | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
876.4B 14.1倍 2.6倍 2.3% 3,837.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 150.1B 620.0B 596.5B
営業利益 18.3B 81.0B 76.2B
純利益 14.4B 57.0B 46.6B
EPS 67.4 271.7 204.9
BPS 1,475.5

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.16%
いちごトラスト・ピーティーイー ・リミテッド (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.10%
株式会社日本カストディ銀行0.06%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
TISインテックグループ従業員持株会0.03%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
株式会社ジェーシービー0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
野村信託銀行株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-06-16Fidelity Management & Research 3.16
2026-06-16Fidelity Management & Research 5.12
2026-06-16Fidelity Management & Research 6.18
2026-06-16Fidelity Management & Research 5.09
2026-06-16Fidelity Management & Research 6.53
2026-06-16Fidelity Management & Research 8.0
2026-06-16Fidelity Management & Research 6.94
2026-06-16Fidelity Management & Research 6.28
2026-06-16FMR LLC 3.16
2026-06-16FMR LLC 5.15
2026-06-16FMR LLC 6.26
2026-06-16FMR LLC 5.15
2026-06-16FMR LLC 6.35
2026-06-16FMR LLC 7.44
2026-06-16FMR LLC 6.28
2026-06-09Fidelity Management & Research 5.1
2026-06-09FMR LLC 5.1
2026-06-05ブラックロック・ジャパン株式会社 5.51
2026-04-06野村證券株式会社 4.18
2026-03-23FMR LLC 3.16

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-07-30TDNet2027年3月期第1四半期 決算説明資料
2026-07-30TDNet自己株式の消却に関するお知らせ
2026-07-30TDNet2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-07-24TDNet会社分割(簡易吸収分割)による当社完全子会社へのバックオフィス業務の承継に関するお知らせ
2026-06-29TDNet(取消)「主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」の取消しに関するお知らせ
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-16TDNetHolding change by FMR LLC