Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エムアップホールディングス (3661)

エムアップホールディングスは、スマートフォン・PC向けコンテンツ事業(有料コンテンツ、アプリ、ファンクラブ、EC)と電子チケット事業を展開する。企画力主導のサイト運営、幅広いコンテンツ分野での相互利用による回遊性向上、集客力の高いアーティスト獲得、コンテンツホルダーとの強固なネットワークが競争優位性。電子チケットのトレード機能も特徴。システム業者との収益分配モデルで開発リスクを抑制し、新規事業も展開する。 [本社]東京都渋谷区 [創業]2004年 [上場]2012年

1. 事業概要と競争優位性

エムアップホールディングスは、「日本のエンタテインメント市場の活性化」及び「新たなエンタテインメントビジネスの流通・販売形態の創造」を経営理念とし、スマートフォン等のモバイル端末及びPC端末向けサイトの企画・制作・運営及びコンテンツ提供を主事業とする。事業はコンテンツ事業、電子チケット事業、その他事業の三つに分類する。

コンテンツ事業は、スマートフォンやPC向け有料コンテンツ(音楽、エンタテインメント、ファンクラブ)の提供、アプリ配信、及びEC事業で構成する。EC事業はファンクラブ会員であるコアなファン層をターゲットとし、パッケージ商品をファンへ直接販売する新たな流通経路を開拓する。販売形態はアーティスト事務所等からの委託販売が中心であり、手数料のみを売上高として計上する。

電子チケット事業は、スマートフォンを利用した電子チケットの提供、権利者に許諾を受けたチケットのトレード機能、及び付随サービスを提供する。

当社グループの競争優位性(Moat)は、コンテンツホルダー出身者による企画力主導のサイト運営にあり、流行察知とコンテンツ獲得費抑制を図る。複数のコンテンツ分野でサイトやサービスを展開し、相互リンクや相互提供により利用者の回遊性を高め、収益機会を増大させる。安定的に高い集客が見込まれるアーティスト等の獲得に注力し、新規会員獲得を推進する。レコード会社等出身者が多く在籍し、コンテンツホルダーとの良好で強固なネットワークを構築することが、新規コンテンツ獲得やチケットトレードサービス実現に繋がる。ビジネスモデルの質として、サイト収益をシステム業者と分配することで開発費用を抑制し、リスクを低減しつつ、日進月歩の技術に機動的に対応する体制を整備する。電子チケット事業における権利者許諾のトレード機能も独自の強みである。これらの要素が、当社グループの参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

当社は、レコード会社である株式会社アンリミテッドグループのインターネット関連事業部として発足し、2004年12月14日に株式会社エムアップを設立した。2005年1月にはアンリミテッドグループから携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業及びeコマース事業の営業譲渡を受け事業を開始する。2008年9月には「GLAY MOBILE」を開設し、ファンクラブサイト運営を開始した。2012年3月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場し、2016年1月には市場第一部へ市場変更した。2020年4月には持株会社体制へ移行し、株式会社エムアップホールディングスへ商号変更、2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行する。沿革を通じて、EMTG株式会社(現株式会社Fanplus)や株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガード(現株式会社Tixplus)など、子会社設立や買収を積極的に行い、事業領域を拡大してきた。

3. 収益・成長

当社グループは、売上高及び営業利益を経営の重点指標とし、安定的な事業成長を通じた企業価値拡大を目指す。インターネット関連市場は、第5世代移動通信システムの商用化、社会のデジタル化、エンタテインメント分野のデジタルシフトにより、新たな市場創生と拡大への期待が高まる。

成長ドライバーとして、中期的にコンテンツ事業、電子チケット事業、その他事業それぞれが成長し、相互連携による相乗効果を追求する戦略を掲げる。具体的には、サイト間相互リンクによるユーザー回遊性向上、グッズ付き電子チケット販売、事前EC販売など多角的な収益獲得を図る。新規事業開発にも積極的であり、スマートフォン向けアプリやコンテンツ、VR、電子チケットなどの提供に注力する。子会社展開や他社との事業提携を通じた新規事業領域の開拓も推進する。有力コンテンツの獲得推進と顧客基盤の拡大も重要課題と認識し、流行の目利きと業界ネットワークを活用したコンテンツ獲得、新規コンテンツ分野への早期参入による集客力向上、相互利用による新規会員獲得と既存会員の利用継続性向上を図る。

4. 財務健全性

2025年3月期において、現金及び現金同等物は12,327百万円、有利子負債は5,040百万円である。営業キャッシュ・フローは5,482百万円、投資キャッシュ・フローは1,151百万円を計上する。総資産は24,667百万円、純資産は8,785百万円である。当連結会計年度の設備投資総額は483百万円であり、全て全社(共通)における設備投資である。

5. 株主還元

当社グループは、株主還元として配当を実施する。2025年3月期の年間配当は18.0円であり、2024年3月期の13.5円、2023年3月期の10.0円から増加傾向にある。また、2025年3月期には833,100株の自己株式を保有する。

6. 注目ポイント

当社グループの事業は、モバイルコンテンツ市場の競争激化、キャリア及びインターネットサービスプロバイダーへの依存、コンテンツホルダーとの関係性、システムトラブル、著作権料・著作隣接権料の変動、特定人物(代表取締役)への依存、人材確保・育成、法的規制の強化といったリスク要因を抱える。これらのリスクに対し、当社グループは新規事業開発、有力コンテンツ獲得推進、顧客基盤拡大、優秀な人材確保、及び事業間の相乗効果創出を通じて、持続的な成長と収益基盤の拡大を図る方針である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W7JV | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
62.6B 17.1倍 6.4倍 2.8% 857.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.0B 31.7B 36.0B
営業利益 1.6B 5.0B 5.8B
純利益 666M 3.0B 3.5B
EPS 9.6 41.9 50.0
BPS

大株主

株主名持株比率
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)0.19%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.18%
美藤 宏一郎0.13%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人:香港上海銀行東京支店  カストディ業務部)0.03%
JPモルガン証券株式会社0.03%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社証券管理部)0.02%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
KOREA SECURITIES DEPOSITORY-KOREA INVESTMENT AND SECURITIES (常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ 東京支店 カストディ業務部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-08-20三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.3
2026-07-06モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 4.49
2026-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.39
2026-06-10Fidelity Management & Research 2.15
2026-06-10FMR LLC 2.15
2026-06-08Fidelity Management & Research 5.07
2026-06-08FMR LLC 5.07
2026-06-05アセットマネジメントOne株式会社 0.05
2026-06-05フィデリティ投信株式会社 2.04
2026-06-04モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 5.35
2026-06-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.04
2026-04-03JPモルガン証券株式会社 5.11
2026-03-23フィデリティ投信株式会社 6.13
2026-03-06アセットマネジメントOne株式会社 1.0
2026-03-06FMR LLC 1.0
2026-01-22フィデリティ投信株式会社 5.1
2025-11-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 7.08
2025-11-10フィデリティ投信株式会社 4.22
2025-10-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.99
2025-10-07アセットマネジメントOne株式会社 0.07

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-08-20TDNetHolding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
2026-08-14TDNet2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-07-29TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2026-07-06TDNetHolding change by モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
2026-07-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2026-06-29TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2026-06-26TDNet2027年3月期 通期連結業績予想の公表に関するお知らせ
2026-06-10TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-10TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-08TDNetHolding change by Fidelity Management & Research C
2026-06-08TDNetHolding change by FMR LLC
2026-06-05TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2026-06-05TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2026-06-05TDNet剰余金の配当に関するお知らせ
2026-06-04TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2026-06-04TDNetHolding change by モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
2026-04-03TDNetHolding change by JPモルガン証券株式会社
2026-03-23TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2026-03-09TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-09TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ