Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ディー・エル・イー (3686)

ディー・エル・イーは、IPの新規開発からメディア展開まで統合的に手掛けるファスト・エンタテインメント事業を展開する。Adobe Animate等のデジタル制作技術でIPを短納期・低コストで量産し、市場ニーズを反映する。自社または共同でIP原著作権を保有し、迅速かつ柔軟な事業展開を可能にする。「小さく生んで大きく育てる」戦略で、限定地域から展開エリアを拡大する。高収益なソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービスを中核事業として強化する。 [本社]東京都千代田区 [創業]2001年 [上場]2014年

1. 事業概要と競争優位性

ディー・エル・イーは、IPの新規開発からマーケティング、アプリ開発、映像コンテンツ製作、メディア展開まで統合的に手掛けるファスト・エンタテインメント事業を展開する。主に制作、広告・マーケティング、課金・ライセンス、権利、小売収入を得る。

競争優位性は、Adobe Animate等のデジタル制作技術を活用した独自の演出手法によるIPの短納期・低コスト大量生産と、多様なメディア・デバイスへの低コスト同時展開である。自社または共同でのIP原著作権保有は、権利許諾・調整コスト削減、市場ニーズへの迅速・柔軟な対応、主体的なプロモーションプラン策定・実行を可能にする。「IPを小さく生んで大きく育てる」事業展開を推進し、限定地域から開始し認知度を高め、展開地域・メディアを順次拡大する。費用負担を抑制し多数IPの事業展開を可能にする。ストーリー・アイディアによるコンテンツ価値向上とブランド力強化、安定供給システム最適化、多メディア展開進化で競合との差別化を図る。高収益なソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービスを中核事業とし、粗利益率の高い売上拡充を目指す。

2. 沿革ハイライト

2001年12月、有限会社パサニアとして設立、2003年10月に株式会社ディー・エル・イーへ商号変更する。2005年9月、Flashによるデジタルコンテンツ製作を開始。2006年4月、オリジナルIP「秘密結社 鷹の爪」のTV放送開始でファスト・エンタテインメント事業を本格展開する。2014年3月、東証マザーズ上場、2016年4月市場第一部へ変更、2022年4月スタンダード市場へ移行する。2019年5月、朝日放送グループホールディングス株式会社が親会社となるが、2024年8月には関連会社となる。K-POP、スポーツ、メタバース関連事業や「オルタナティブ・アニメ」事業を開始するなど、M&A・合弁事業を通じ多角的な事業展開を進める。

3. 収益・成長

成長ドライバーは、インターネット・スマートデバイス普及、ソーシャルメディア興隆、AR/VR/AI/ブロックチェーン技術発達による「スキマ時間に楽しめるショートコンテンツ」ニーズの急速な拡大である。これに対応するため、迅速な意思決定を担保するIP保有を重視し、新規IPを量産し多数コミュニティへ同時多発的に展開する。知的財産権ビジネスの開発を進め、ソーシャル・キャラクター活用マーケティングサービスやデジタル商品ライセンス展開を強化。朝日放送グループホールディングスとの提携によるメディア資産活用を図り、K-POP、スポーツ、メタバース等、多角的な事業領域への進出を加速する。IPポートフォリオ成長加速のため、他社IP買収を有効活用し、グローバル展開も推進。

4. 財務健全性

同社グループは、営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナスが継続し、当連結会計年度に重要な当期純損失を計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が生じていると認識する。2025年3月期(current)の総資産は2,630,624千円、純資産は1,860,427千円、有利子負債は25,000千円、営業キャッシュ・フローは463,090千円である。

状況解消のため、コンテンツプロデュース事業拡大、高収益なソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービス強化、自社IP価値向上と収益多様化、資本業務提携活用によるビジネス安定化・再拡大を図る。コスト構造最適化と経営資源の選択と集中も推進。資金調達では、保有金融資産の一部売却やエクイティ・ファイナンスを検討し、投資有価証券の一部を2025年5月16日から6月6日にかけて499,033千円で売却実行済みである。対応策は実施途上であり、今後の事業進捗や資金調達状況によっては資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があり、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在すると認識する。

5. 株主還元

同社グループは、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと認識する。現時点では、内部留保を充実させ、収益基盤多様化や収益力強化のための投資に充当し、事業を拡大発展させることが株主に対する利益還元につながると考える。配当実施の可能性、その実施時期等については未定である。

6. 注目ポイント

ディー・エル・イーは、独自の「ファスト・エンタテインメント」ビジネスモデル、Adobe Animate活用による効率的なIP量産体制、IP原著作権保有による迅速柔軟な事業展開能力、「小さく生んで大きく育てる」戦略を競争優位性とする。高収益なソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービスの強化と、朝日放送グループホールディングスとの提携やM&Aを通じたK-POP、スポーツ、メタバース等の多角的な新規事業展開は、今後の成長ドライバーとなる可能性を秘める。しかし、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在し、その解消に向けた対応策の進捗と資金調達状況が最重要注目点である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W9FR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.9B 26.1倍 3.0倍 0.0% 90.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.7B 1.5B 1.5B
営業利益 100M -595M -574M
純利益 150M -497M -480M
EPS 3.5 -11.5 -11.1
BPS 30.5

大株主

株主名持株比率
朝日放送グループホールディングス株式会社0.50%
椎木 隆太0.16%
株式会社SBI証券0.02%
Hasbro, Inc0.02%
楽天証券株式会社0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
野村證券株式会社0.01%
J.P. MORGAN SECURITIES PLC0.00%
小野 亮0.00%
廣中 龍蔵0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-06グロース・キャピタル株式会社 12.1
2025-11-21朝日放送グループホールディングス株式会社 45.0
2025-10-31椎木 隆太 15.82
2025-10-31椎木 隆太 16.09
2025-10-31椎木 隆太 16.09
2025-10-31椎木 隆太 17.14
2025-10-17椎木 隆太 15.82
2025-10-08椎木 隆太 15.82
2025-09-08グロース・キャピタル株式会社 14.12
2024-08-09朝日放送グループホールディングス株式会社 49.82
2024-07-29朝日放送グループホールディングス株式会社 50.92
2024-07-22朝日放送グループホールディングス株式会社 50.92

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-27TDNet役員の異動に関するお知らせ
2026-04-06TDNetHolding change by グロース・キャピタル株式会社
2026-03-25TDNet通期業績予想の修正に関するお知らせ
2026-03-25TDNetforecast_revision: 通期業績予想の修正に関するお知らせ
2026-03-25TDNet(開示事項の変更)「特別利益及び特別損失の計上(見込み)に関するお知らせ」 にかかる株式譲渡の計上時
2026-03-25TDNet合弁契約解消(株式譲渡)及び 特別利益の計上に関するお知らせ
2026-03-25TDNet特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ
2026-02-16TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-16TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-16TDNet2026年3月期 第3四半期 決算説明資料
2026-02-16TDNet特別利益及び特別損失の計上(見込み)に関するお知らせ
2026-02-16TDNet特定子会社の解散及び債権放棄に関するお知らせ
2026-02-04TDNet「Adobe Animate」のサポート継続および当社のアニメーション制作体制に関するお知らせ
2025-12-24TDNet募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
2025-12-24TDNet特定子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ
2025-12-19TDNet持分法適用関連会社の異動(株式譲渡)及び 特別利益の計上に関するお知らせ
2025-12-02TDNet2025年12月1日開催 決算説明会にていただいたご質問とそのお答え
2025-11-26TDNet指名・報酬委員会委員の異動に関するお知らせ
2025-11-26TDNet完全子会社の吸収合併並びに連結子会社及び非連結子会社の解散に関するお知らせ
2025-11-21TDNetHolding change by 朝日放送グループホールディングス株式会社