Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本ファルコム株式会社 (3723)

日本ファルコムは、ロールプレイングゲームの企画、制作、開発、販売を主業務とする。世界観、シナリオ、グラフィックス、音楽、操作性を自社内で創り出すノウハウと、「イース」「軌跡」シリーズ等の強力なブランドIPが競争優位性である。ライセンス部門は契約一時金やランニング・ロイヤリティーで収益を計上し、ストック型収益の要素を持つ。マルチプラットフォーム展開、新規IP創出、海外展開を成長ドライバーとし、高水準の利益率を維持し持続的成長を目指す。 [本社]東京都立川市 [創業]1981年 [上場]2003年

1. 事業概要と競争優位性

日本ファルコムは、ゲームソフトの企画、制作、開発及び販売を主たる業務とする。事業は製品部門とライセンス部門の二部門で展開する。製品部門は、主にロールプレイングゲーム(RPG)を中心としたゲームソフトの企画、制作、開発及び販売を行う。RPGは物語の主人公を操作し、冒険や謎解きのストーリーを進めるゲームであり、世界観、シナリオ、グラフィックス、音楽、操作性を主に自社内で制作し販売する。海外ゲームソフトの日本語版制作・販売、音楽CDの企画・制作・販売も手掛ける。

ライセンス部門は、日本国内の各種家庭用ゲーム機ソフトの開発及び販売のライセンス許諾、海外への自社ゲームソフトの現地語化及び現地に限定した販売ライセンス許諾、モバイル上でサービスを提供するライセンス許諾、インターネット上でダウンロード販売するライセンス許諾、書籍等についての製作及び販売のライセンス許諾を行う。ライセンス許諾は契約一時金、ランニング・ロイヤリティーの契約形態に応じてロイヤリティー収入を計上する。

競争優位性(Moat)と参入障壁: 創業以来培ってきたノウハウとブランドを基礎とする。「イース」シリーズや「軌跡」シリーズ等、特定のゲームソフトは固定ファンが多く、強力なIPとして業績の安定化に寄与する。世界観、シナリオ、グラフィックス、音楽、操作性を自社内で一貫して制作する体制と、老舗として蓄積された多くのノウハウ、技術、価値観が強みである。自社開発エンジンの構築も技術的優位性であり、知的財産権の取得を目指す。ゲームソフト制作の開発期間は半年から長いもので2、3年を要し、新規参入のハードルとなる。

ビジネスモデルの質: 製品部門はゲームソフト販売開始時に売上が集中する傾向にあるが、ライセンス部門は契約一時金とランニング・ロイヤリティーによるロイヤリティー収入を計上し、ストック型・リカーリング型収益の要素を持つ。これにより収益構造の安定化を図る。高い経営効率により高水準の利益率を達成する。

2. 沿革ハイライト

2001年11月、旧日本ファルコム株式会社(1981年3月9日設立)からゲームソフトの企画、制作、開発及び販売業務を分離し、新設分割により設立する。2003年12月、東京証券取引所マザーズ(現グロース)に株式を上場する。

3. 収益・成長

成長ドライバー: マルチユース・マルチプラットフォーム展開を重視し、家庭用ゲーム機、スマートフォンアプリ、オンラインゲームといった新規分野へのチャレンジと開発技術の革新を進める。「Nintendo Switch」向けゲームの自社展開や、発売タイトル数の拡大、新しいIPコンテンツ・ゲームの創出を図る。海外へのライセンス許諾を通じた現地語化及び現地販売も成長戦略の柱である。世界のゲーム市場回復傾向、国内家庭用ゲーム市場堅調、国内PCゲーム市場拡大など、市場環境は追い風となる。

収益性: 収益性を重視し、既に高水準の利益率を達成する。営業利益率を維持しながら持続的な成長を目指す。

研究開発: コンテンツメーカーとして、ユーザーに夢と感動を与え、市場の真のニーズを把握し、良質かつ高感度の製品供給を目的とする。ネットワークや通信を利用したゲームソフトのための技術革新や新規製品開発に取り組む。クリエイティブユニットを中心に、PlayStation、Nintendo Switch、PCゲーム等のプラットフォーム技術、ビジュアル機能の高度化、デジタルグラフィックや3Dの最先端技術研究、自社製品への取り込みを行う。制作支援ツールの研究開発や開発の合理化・クオリティ向上も図る。当事業年度の研究開発費は630,127千円である。

4. 財務健全性

直近の2025年9月期末において、現金及び現金同等物は10,350,569千円、有利子負債は0円である。ネットキャッシュが豊富であり、極めて健全な財務体質を維持する。

5. 株主還元

直近3期において、年間配当金は一株あたり20.0円を維持する。

6. 注目ポイント

「イース」や「軌跡」シリーズといった強力なIPを保有し、固定ファン層に支えられた安定的な収益基盤を持つ。ライセンス部門によるロイヤリティー収入は、製品販売のフロー型収益を補完し、収益構造の安定化に寄与する。マルチプラットフォーム展開や新規IP創出、海外展開を通じて、既存IPの価値最大化と新たな成長機会の獲得を目指す。人材育成とスピード経営を課題とし、競争力強化とコンテンツ供給ペース向上に取り組む。知的財産権の保護と違法コピー・海賊版対策は、コンテンツメーカーとしての持続的成長に不可欠な要素である。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XBL7 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
20.8B 23.0倍 1.9倍 0.0% 2,020.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.6B 2.5B 2.5B
営業利益 1.3B 1.2B 1.3B
純利益 904M 852M 911M
EPS 87.9 82.9 88.7
BPS 1,058.1 990.2 927.3

大株主

株主名持株比率
株式会社日本ファルコムホールディングス0.40%
加藤圭0.10%
加藤翔0.10%
五味大輔0.05%
KOREA SECURITIES DEPOSITORY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.04%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.02%
株式会社SBI証券0.02%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.02%
石川三恵子0.01%
NATIONAL FINANCIAL SERVICES LLC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-11-27五味 大輔 6.03%+1.01%
2025-11-20五味 大輔 6.03%+1.01%
2025-10-06加藤 翔 40.47%--
2025-09-19加藤 翔 61.32%+58.32%
2025-01-17五味 大輔 5.02%+0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-26TDNet事業計画G-ファルコム事業計画及び成長可能性に関する事項1,646+2.07%
2025-12-26TDNetその他G-ファルコム支配株主等に関する事項について1,646+2.07%
2025-12-26TDNetその他G-ファルコム公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等について1,646+2.07%
2025-12-04TDNet配当・還元G-ファルコム自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式取得終了に関するお知1,502-0.27%
2025-12-03TDNet配当・還元G-ファルコム自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,474+1.90%
2025-11-27EDINET大量保有五味 大輔大量保有 6.03%1,516-0.99%
2025-11-20EDINET大量保有五味 大輔大量保有 6.03%1,373+0.87%
2025-10-06EDINET大量保有加藤 翔大量保有 40.47%1,490+1.95%
2025-09-24TDNet業績修正G-ファルコム「空の軌跡 the 1st」記念配当及び「軌跡シリーズ900万本突破」記念配当による 配当予想の修正1,774-6.93%
2025-09-19EDINET大量保有加藤 翔大量保有 61.32%1,555+11.77%
2025-09-19TDNetその他G-ファルコム主要株主及び支配株主等の異動に関するお知らせ1,555+11.77%
2025-01-17EDINET大量保有五味 大輔大量保有 5.02%