Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

コムシード株式会社 (3739)

コムシードはモバイル事業とブロックチェーン事業を展開する。モバイル事業はバーチャルホール「グリパチ」を主軸にソーシャルゲーム、有料アプリ、受託開発・運営を行う。パチンコ・パチスロコンテンツのコアファン層のニーズを捉える強みを持つ。「グリパチ」の10年超の運営ノウハウとワンソースマルチプラットフォーム戦略で競争優位性を築き、内製化で原価圧縮を図る。受託開発ではストック型案件を推進する。ブロックチェーン事業はNFT・GameFi関連。M&Aやゲームパブリッシングで事業領域拡大を図り、娯楽コンテンツ領域で唯一無二の存在を目指す。 [本社]東京都千代田区 [創業]1991年 [上場]2004年

1. 事業概要と競争優位性

コムシードはモバイル事業とブロックチェーン事業を展開する。モバイル事業はソーシャルゲーム、有料ゲームアプリ開発・販売、受託開発・運営を行う。主軸はバーチャルホール「グリパチ」であり、パチンコ・パチスロコンテンツを核とする。ブロックチェーン事業ではNFT関連、GameFi関連を手掛ける。

競争優位性として、パチンコ・パチスロコンテンツ領域における特定コアファン層のニーズを捉える強みを持つ。主力「グリパチ」は10年以上稼働し、安定的な収益基盤を形成する。この長年の運営ノウハウは参入障壁となる。「ワンソースマルチプラットフォーム戦略」を推進し、コンテンツをアプリマーケット、基本無料プラットフォーム、他社プラットフォームへと多面展開する。コンテンツ移植の内製化により外注費等の原価圧縮を図る。受託開発・運営では継続的に業務が発生するストック型案件を志向する。同社は娯楽コンテンツ領域における「唯一無二の存在」を目指す。親会社Cykan Holdings Co.,Ltd.の連結子会社である。

2. 沿革ハイライト

1991年12月、マイクロワールド株式会社として設立する。2001年3月、株式会社日本テレネットより携帯電話向けパチンコに関する情報提供サービス事業の営業譲渡を受ける。2002年8月、コムシード株式会社へ商号変更する。2004年5月、株式会社名古屋証券取引所「セントレックス」に株式を上場する。2007年1月、株式会社サイカン(現Cykan Holdings Co.,Ltd.)が公開買付けにより筆頭株主となり、議決権比率55.10%を保有する。2011年11月、株式会社ワークジャムよりソーシャルゲーム事業を事業譲受する。2011年12月、グリー株式会社とパチンコ・パチスロファン向けのソーシャルゲーム協業に関する契約を締結する。2022年4月、名古屋証券取引所の市場区分の見直しによりネクスト市場へ移行し、ブロックチェーン事業を担う株式会社HashLinkを設立する。

3. 収益・成長

同社は売上高の拡大と中長期的な売上高経常利益率10%達成を目標とする。成長ドライバーは既存事業の盤石化と事業領域の拡大である。既存事業では「ワンソースマルチプラットフォーム戦略」によるコンテンツ多面展開、自社ノウハウを活かした受託開発・運営、国内外へのゲームパブリッシング事業を強化する。

事業領域の拡大では、M&Aや資本提携を積極的に活用し、「グリパチ」に続くコアタイトルの育成と収益源の多様化を図る。特定ジャンルのコアユーザー向けサービスに強みを持つ企業との業務提携を通じて、新しいビジネス領域を開拓し、市場での独占を目指す。海外拠点活用による娯楽コンテンツ領域の拡大も推進する。ブロックチェーン事業も並行展開し、リスク分散と新たな収益源確立を図る。技術革新に対応するため、先端技術に対応できる専門人材の育成・確保と迅速柔軟な組織体制構築・運用を重要課題とする。

4. 財務健全性

同社は利益剰余金が欠損であることから、利益率を重視し、中長期的な自己資本充実による財務基盤強化と内部留保充実を目指す。キャッシュ・フローを重視した事業展開を行う方針である。

最新の財務データ(2025年3月31日時点)では、総資産1,619,649千円、純資産693,104千円。現金及び現金同等物763,809千円、有利子負債394,050千円であり、ネットキャッシュポジションはプラスである。営業キャッシュフローは273,826千円と堅調に推移する。

5. 株主還元

提供情報に株主還元に関する具体的な記載はない。

6. 注目ポイント

コムシードは、主力「グリパチ」の安定収益を基盤としつつ、その成長フェーズ終了を認識し、次なる収益の柱確立へ積極的な新規事業戦略とM&A戦略を推進する。パチンコ・パチスロコンテンツで培ったコアファン層へのリーチ力と運営ノウハウを活かし、ブロックチェーン事業やゲームパブリッシングといった新領域へ展開し、「唯一無二の存在」を目指す。

しかし、スマートフォンゲーム市場の急変性、新規サービス開発の不確実性、プラットフォーム提供会社への依存、Google Inc.及びApple Inc.の動向、パチンコ・パチスロメーカーからの著作権使用許可の継続性、競合激化、知的財産権侵害リスク、技術革新への対応遅れ、システムトラブル、個人情報管理、親会社Cykan Holdings Co.,Ltd.との関係性、人材確保・育成といった事業リスクも複数存在する。これらのリスク管理と新たな成長ドライバーの軌道化、収益構造多様化、財務基盤強化が今後の投資判断の焦点となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2BK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.5B 2.1B 2.0B
営業利益 145M 36M 60M
純利益 -134M -60M -116M
EPS -10.0 -4.5 -8.8
BPS 50.4 57.9 56.4

大株主

株主名持株比率
Cykan Holdings Co.,Ltd. (常任代理人 山田広毅)0.51%
株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ0.03%
羽成正己0.01%
株式会社SBI証券0.01%
神林正光0.01%
田川宗良0.01%
鍵谷文勇0.01%
コムシード従業員持株会0.00%
マネックス証券株式会社0.00%
日本証券金融株式会社0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-08-09株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 53.87%+0.30%
2023-08-08株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 55.11%+1.54%
2022-09-30株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 53.57%(1.04%)
2022-09-07株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 54.61%(1.04%)
2022-08-16株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 55.65%(1.03%)
2022-07-20株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 56.68%(1.05%)
2022-06-16株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 57.73%(1.06%)
2022-06-15株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ 57.73%(1.03%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-13TDNet決算コムシード2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-13TDNetその他コムシード営業外収益の計上に関するお知らせ
2025-11-13TDNet事業計画コムシード2026年3月期第2四半期決算補足説明資料及び中期経営計画
2025-11-13TDNet人事コムシード代表取締役社長CEOによる 2026年3月期第2四半期決算に寄せたメッセージ公開について
2025-09-22TDNet資本政策コムシード株式報酬型ストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ
2025-08-26TDNet資本政策コムシード株式報酬型ストック・オプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ
2025-06-27TDNetその他コムシード支配株主等に関する事項について
2023-08-09EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 53.87%
2023-08-08EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 55.11%
2022-09-30EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 53.57%
2022-09-07EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 54.61%
2022-08-16EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 55.65%
2022-07-20EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 56.68%
2022-06-16EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 57.73%
2022-06-15EDINET大量保有株式会社武雄嬉野国際カントリークラブ大量保有 57.73%