ODKソリューションズは、学校法人や証券会社等へ情報処理アウトソーシングを提供し、システム運用が売上高の9割超を占める安定収益基盤を構築する。大学入試・証券業務で長年の実績とノウハウを蓄積し、ISO/IEC27001等の認証で高い情報セキュリティを確立。大学受験生の大半が利用する『UCARO®』を強みとし、Web3.0/AI技術の研究開発で『アプデミー®』を育成。DX促進・クラウドシフトを追い風に、UCARO®を軸としたデータビジネスやM&Aで成長を図る。
[創業]1963年 [上場]2007年
1. 事業概要と競争優位性
株式会社ODKソリューションズは、学校法人、証券会社、一般事業法人等へ情報処理アウトソーシングサービスを提供している。システム運用が売上高の9割超を占め、安定的な収益基盤を構築。1964年の大学入試業務、1965年の証券業務受託開始以来、長年の実績と深い業務ノウハウ、顧客からの信頼を蓄積している。情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際認証規格「ISO/IEC27001」及びクラウドサービスに関する「ISO/IEC27017」登録事業者認証、個人情報保護に関する「プライバシーマーク」を全社で取得し、厳格な情報管理体制を確立しており、顧客の機密情報を扱う基幹業務における高い参入障壁と競争優位性を有する。特に、大学受験生の大半が利用する『UCARO®』は、他社にない強みとして機能し、顧客ロックイン構造を形成している。この基盤を活かし、Web3.0サービス『アプデミー®』を開発し、ブロックチェーン技術を用いた厳密な情報管理の下、個人の体験や学びをNFTでデジタル化するプラットフォームとして育成している。また、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社とのジョイント・オペレーションによりマイナンバーソリューションも展開する。
2. 沿革ハイライト
1963年4月、大阪電子計算株式会社として設立。1964年に大学入試業務、1965年に証券業務の受託を開始した。2001年以降、プライバシーマーク認定、ISMS認証、ISO/IEC27001認証等を順次取得し、情報セキュリティ体制を強化している。2007年3月、大阪証券取引所ヘラクレス(現 東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場した。2013年には株式会社学研ホールディングスと業務・資本提携を締結し、筆頭株主となる。以降も複数の企業と業務・資本提携を進め、事業基盤を強化している。2020年12月に東証市場第一部に指定変更、2022年4月にはプライム市場へ移行するも、2023年10月にスタンダード市場へ変更となった。近年では、2021年9月に株式会社ECS、2024年10月にNINJAPAN株式会社を子会社化するなど、M&Aを通じた事業拡大を推進している。
3. 収益・成長戦略
ビジネスモデルは、システム運用が売上高の大部分を占めるストック型収益を基盤とし、安定的な収益構造を持つ。経営戦略として、この安定収益を基盤にデータビジネスへの展開を強く推進する。長期ビジョンでは「データプラットフォーマー」としての存在意義を明確にし、『UCARO®』をユーザーが様々なサービスへアクセスできるプラットフォームとして育成する方針を掲げている。成長ドライバーは多岐にわたり、情報サービス業界におけるDX促進やクラウドシフト、Web3.0や生成AIの活用加速といったTAM(Total Addressable Market)拡大要因を追い風とする。具体的な成長戦略として、次世代サービス創出、M&A、既存事業の収益性改善への積極的な投資を計画し、2026年3月期~2028年3月期中期経営計画では3年間で35億円規模の投資枠を設定している。M&A戦略では、NINJAPAN株式会社の子会社化により『Abuild®就活』と連結子会社ポトスの『キャリポート®』を連携させ、『CABUILD』サービスを開始し、就職活動・新卒採用活動支援市場でのグループシナジーを追求する。また、株式会社東証コンピュータシステムとの協業により証券業務の基盤強化と収益拡大を目指す。
出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1NP | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)