Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ネクストジェン (3842)

ネクストジェンは、音声通信技術ソリューションを単一セグメントで提供する。NTT技術者創業のキャリアグレード技術力と、グローバル製品の国内適応ノウハウが競争優位性。大手通信事業者や官公庁・企業向けにボイスコミュニケーションとコミュニケーションDXを展開する。資本業務提携パートナーを通じた強固な販売チャネルと顧客ロックイン構造を構築。SBC「NX-B5000」はZoom Phone、日本通信、Microsoft Teams認定を取得し、ニッチ市場で支配的地位を確立。PSTNマイグレーションやDX推進を成長ドライバーとし、サブスク型収益への転換を進める。 [本社]東京都港区 [創業]2001年 [上場]2007年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ネクストジェンは、音声を中心とする通信技術ソリューションを単一セグメントで提供する。事業は「ボイスコミュニケーション事業」と「コミュニケーションDX事業」に区分する。ボイスコミュニケーション事業は、通信キャリア向けコアシステムや企業・自治体向けソリューションを提供し、IP音声通信ソフトウェア開発、クラウドPBX、運用監視・セキュリティ、コンタクトセンター向け、24時間365日保守サービスを含む。コミュニケーションDX事業は、DX化需要が拡大する音声認識/AI、CPaaS、クラウドベースの業務支援システム(BSS)ソリューションを提供し、生成AI活用工事KYソリューションや業種特化型DXソリューション開発に取り組む。

競争優位性は、NTT技術者創業によるキャリアグレードの技術力と信頼性、グローバル製品の国内適応ノウハウ。資本業務提携先の通信系SIパートナーを通じた強固な販売チャネルと顧客ロックイン構造を構築する。CPaaSマーケットプレイス「NextGen CaMP」運営によるネットワーク効果も持つ。特許10件、出願中2件を保有する。SBC「NX-B5000」はZoom Phone、日本通信、Microsoft Teams認定を取得し、ニッチ市場での優位性を示す。

2. 沿革ハイライト

2001年11月、次世代ネットワーク実現を目指した通信事業者のエンジニアにより設立する。2007年3月、大阪証券取引所ヘラクレスに上場する。2012年7月、VoIPクラウドサービス「U³ Voice クラウドPBX」の提供を開始する。2017年2月、エクシオグループと資本・業務提携を開始する。2023年7月、CPaaSマーケットプレイス「NextGen CaMP」を発足させ、同年12月、自社製CPaaS基盤「U-cube CPaaS」の本格提供を開始する。2025年2月、東京証券取引所グロース市場からスタンダード市場へ市場区分変更し、名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場する。同年4月、NX-B5000(SBC)がMicrosoft Teams Direct Routing認定を受け「Microsoft Teams」との連携が可能となる。

3. 収益・成長

2025年3月期の連結売上高は3,620,794千円、営業利益は262,271千円、純利益は204,883千円を計上する。

成長ドライバーは、PSTNマイグレーション完了による事業機会拡大、DX推進やリモートワーク普及に伴うクラウドPBX契約数増加、コンプライアンス強化による通話録音・音声認識ソリューション需要増加である。ビジネスモデルの質は、ワンタイム型からクラウドサービスやサブスク型ビジネスへの売上構造シフトを進め、収益の安定化を図る。保守サービス増加、クラウドサービス拡大、パートナー企業が自社ブランドでサービス展開できる「Enablerサービス」推進により、安定収益構造への転換を進める。新市場・新製品開発では、AI音声認識を活用した工事KYソリューション高度化、BPMシステムとクラウド技術を活用した業務効率化・最適化事業、特殊電話詐欺対策システムなど、新規構想に積極的にチャレンジする。CPaaS基盤「U-cube CPaaS」の本格提供や、WebRTC、運用自動化、AIコールセンター向け機能の研究開発も推進する。中長期目標として、2028年3月期に連結売上高50億円、営業利益4億円、EBITDA7億円を計画し、利益率の高いサブスク型ビジネスを収益の安定基盤とする。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は3,536,496千円、純資産は2,172,752千円である。現金及び現金同等物は1,809,821千円を保有し、有利子負債は475,770千円である。営業活動によるキャッシュフローは852,293千円(2025年3月期)を確保する。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当は10.0円である。1株当たり当期純利益(EPS)は66.61円、1株当たり純資産(BPS)は701.93円である。

6. 注目ポイント

市場環境は、通信サービス分野の競争激化と音声連携の広がりにより、事業機会が拡大する。人材確保は高度技術者不足が課題だが、柔軟な働き方推進が優秀な人材確保に貢献する。品質向上は、通信事業者向けキャリアグレード基準適合が要求され、独立した品質管理担当を設け担保に努める。2025年2月、東証グロースからスタンダード市場へ変更し、名証メインへ重複上場した。これにより、幅広い投資家層への認知拡大と流動性向上を目指し、経営環境変化に柔軟に対応できる体制を整える。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W49X | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.1B 15.0倍 1.4倍 0.0% 1,001.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.6B 3.5B 3.1B
営業利益 262M 181M 31M
純利益 205M 167M -454M
EPS 66.6 54.9 -165.8
BPS 701.9 644.0 590.5

大株主

株主名持株比率
エクシオグループ株式会社0.21%
サクサ株式会社0.15%
NECネッツエスアイ株式会社0.10%
岩崎通信機株式会社0.03%
大西新二0.03%
株式会社タカコム0.03%
都築電気株式会社0.03%
ネクストジェン従業員持株会0.01%
渡辺俊一0.01%
浅見健司0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-02サクサ株式会社 14.55%--
2024-12-12サクサ株式会社 14.55%(3.53%)
2024-12-05サクサ株式会社 18.08%+13.08%
2023-03-02NECネッツエスアイ株式会社 9.86%--
2023-01-12NECネッツエスアイ株式会社 9.86%+9.86%
2022-03-28エクシオグループ株式会社 25.61%(0.04%)
2021-10-15日商エレクトロニクス株式会社 4.46%(1.02%)
2021-10-06日商エレクトロニクス株式会社 5.48%(1.55%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-10TDNet業績修正ネクストジェン2026年3月期通期連結業績予想の上方修正に関するお知らせ1,124-3.38%
2026-02-24TDNetM&Aネクストジェン連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)及び債権放棄並びに吸収合併に伴う単体決算への移行に関するお1,137-0.18%
2026-02-06TDNet決算ネクストジェン2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,007+2.18%
2025-11-19TDNetIRネクストジェン2026年3月期 上期決算説明資料1,030-0.19%
2025-11-07TDNet決算ネクストジェン2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,305-16.48%
2025-09-02EDINET大量保有サクサ株式会社大量保有 14.55%1,103+0.91%
2025-08-08TDNet決算ネクストジェン2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)956+15.69%
2025-06-10TDNetその他ネクストジェン支配株主等に関する事項について884+0.68%
2024-12-12EDINET大量保有サクサ株式会社大量保有 14.55%
2024-12-05EDINET大量保有サクサ株式会社大量保有 18.08%
2023-03-02EDINET大量保有NECネッツエスアイ株式会社大量保有 9.86%
2023-01-12EDINET大量保有NECネッツエスアイ株式会社大量保有 9.86%
2022-03-28EDINET大量保有エクシオグループ株式会社大量保有 25.61%
2021-10-15EDINET大量保有日商エレクトロニクス株式会社大量保有 4.46%
2021-10-06EDINET大量保有日商エレクトロニクス株式会社大量保有 5.48%