Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本テクノ・ラボ株式会社 (3849)

日本テクノ・ラボは、特殊・産業用プリンタ制御ソフトウェア「mistral」の開発・販売を中核とする。高精度・高画質が求められるニッチ市場に特化し、多様な構成要素技術全てを提供することで技術的優位性を確立する。保守・サポートにより継続的かつ安定的な収益を見込むビジネスモデルを構築する。情報漏洩対策ソフトウェア等のセキュリティ事業も展開。固有技術・希少技術にこだわり、オンリーワン企業を目指す方針。インクジェットヘッド提携による新システムで紙媒体以外の用途拡大を図る。 [本社]東京都千代田区 [創業]1989年 [上場]2007年

1. 事業概要と競争優位性

日本テクノ・ラボは、特殊・産業用プリンタのコントローラ及び制御ソフトウェアの開発・販売を行うイメージング&プリンタコントローラ事業と、情報漏洩抑止ソフトウェアやIP監視カメラ対応統合監視映像システムの開発・販売を行うセキュリティ事業を主たる事業とする。その他、ストレージソリューション事業、受託開発事業を展開する。

イメージング&プリンタコントローラ事業は、高精度・高画質が求められる特殊な業務用及び産業用ニッチ市場をターゲットとする。多様なプリンタ制御ソフトウェアにかかる構成要素技術の全てを顧客に提供し、これが当社の強みであり、継続的かつ安定的なビジネスを見込む。開発・販売に加え、保守及びカスタマーサポートも提供する。インクジェットヘッドメーカと業務提携し、新開発のオンデマンド特殊ハードウェアプロセッサを核とした制御装置と高速印刷データ処理ソフトウェアを開発する。本システムは紙媒体のみならず、プラスチック、基板、容器、フィルム等への印刷、塗装・マーキングシステムにも用途を拡大し、高性能プリンタ(塗装)ラインの構築を可能にする。

セキュリティ事業は、ICカード認証による情報漏洩抑制ソフトウェア「SPSE」等のセキュリティプリントシステム部門と、PC操作監視・管理ソフトウェア「Wise Patrol」、PCロック・データ暗号化・不正使用防止USBデバイス「PC Guard」「COPY Guard」、WEBサイト本人認証・閲覧/印刷制限サービス、各メーカ製IPカメラ対応統合監視映像システム「Fire Dipper」の開発・販売及びシステム構築を行う統合監視映像システム部門で構成される。情報セキュリティ管理システムとしてISO27001認証を取得し、内部管理体制の充実と信用力向上を図る。

経営方針として、基礎理論及び基本技術により構築された固有技術、希少技術へのこだわりを自社製品に生かし、事業、技術、製品においてオンリーワン企業を目指す。技術力を生かせるニッチな市場でのシェア獲得、ユーザ企業へのサポート充実による保守収益の拡大、既存製品の機能向上・拡充、新製品開発のための研究開発、新規顧客獲得を通じて収益構造の安定化を図る。次世代のビジネスモデル創出と製品開発にも取り組む。

2. 沿革ハイライト

1989年1月、日本テクノ・ラボ株式会社を設立する。1991年6月にプリントサーバ事業、同年10月にファイルストレージソリューション事業を開始する。2002年12月にはセキュリティ(情報セキュリティ)事業、2006年7月にはセキュリティ(映像セキュリティ)事業を開始し、事業領域を拡大する。2007年5月、札幌証券取引所アンビシャス市場に上場する。2012年12月にはISO27001認証を取得する。2015年10月に錠剤プリンタコントローラ、2016年4月にアルミ箔プリンタコントローラの開発に成功する。2024年5月、本社を東京都千代田区に移転する。

3. 収益・成長

当社の売上高は、2025年3月期に637,500千円、2024年3月期に815,469千円、2023年3月期に762,581千円で推移する。営業利益は、2025年3月期に3,242千円、2024年3月期に122,383千円を計上する。純利益は、2025年3月期に5,988千円、2024年3月期に86,716千円、2023年3月期に86,579千円となる。

成長ドライバーとして、技術力を生かせるニッチな市場でのシェア獲得、ユーザ企業へのサポート充実による保守収益の拡大、既存製品の機能向上・拡充、新製品開発のための研究開発、新規顧客獲得を掲げる。次世代のビジネスモデル創出と製品開発にも取り組む。

研究開発活動は開発部を中心に行われ、2025年3月期における研究開発費総額は102,173千円となる。セグメント別ではセキュリティ事業が84,363千円と最も多く、SPSEの改良、オプション機能開発、統合監視映像システムのスマートフォン対応開発等を実施する。イメージング&プリンタコントローラ事業ではインクジェットコントローラ等の開発に5,350千円を投じる。

4. 財務健全性

2025年3月期における総資産は1,346,256千円、純資産は1,177,712千円となる。現金及び現金同等物は602,471千円を保有し、有利子負債は0千円である。営業活動によるキャッシュフローは2025年3月期に25,462千円を確保する。

5. 株主還元

株主還元として、年間配当を実施する。2025年3月期及び2024年3月期は1株当たり10.0円、2023年3月期は1株当たり15.0円の配当を行う。発行済株式総数は1,731,000株である。役員、従業員等を対象としたストック・オプション制度を採用し、業績向上への意欲向上及び優秀な人材の確保を図る。

6. 注目ポイント

当社は2025年3月31日現在、従業員32名の小規模組織で運営される。事業拡大に伴う適切な人員増強、組織体制強化、高度な技術開発に必要な人材の確保や育成が課題となる。研究開発投資に見合った成果があげられない場合、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。知的財産権に関して、第三者の特許権が新たに成立した場合、競争激化や損害賠償、ロイヤリティの支払等が発生し、事業戦略や経営成績に影響を及ぼす可能性がある。受託開発案件の検収遅延が業績見通しに影響を及ぼす可能性がある。情報漏洩リスクは依然として存在する。新株予約権による株式の希薄化も発生し得る。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W5EK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
— — — — —

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 182M 950M 911M
営業利益 31M 180M 141M
純利益 38M 130M 101M
EPS 23.8 80.7 62.4
BPS — — 787.3

大株主

株主名持株比率
松村 泳成0.51%
矢崎総業株式会社0.06%
杉本 貴史0.05%
辻澤 勝0.03%
マネックス証券株式会社0.02%
澁川 瞳0.02%
株式会社シンク・ラボラトリー0.02%
澁川 弥0.02%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.02%
宇田 紀章0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-08-14TDNet2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2026-06-30TDNet公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するおsh知らせ——
2026-06-30TDNet支配株主等に関する事項について——
2026-02-16TDNet2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2026-02-16TDNetearnings: 2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2025-08-14TDNetearnings: 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2025-08-14TDNet2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)——
2025-06-30TDNet公益財団法人財務会計基準機構への加入状況等に関するお知らせ——
2025-06-30TDNet支配株主等に関する事項について——