Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート (3850)

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、AI・ローコード技術を活用したエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」を開発・販売する。ローコード開発による迅速なシステム構築と顧客の内製化支援に技術的優位性を持つ。国内外約200社の特約店パートナーを通じた間接販売を展開し、ネットワーク効果を構築する。NTTデータグループ内でWebシステム構築基盤の開発・販売を専門とする独自性が参入障壁となる。2023年度よりサブスクリプション型ライセンス体系へ転換し、企業のDX化ニーズ拡大を成長ドライバーとする。 [本社]東京都港区 [創業]2000年 [上場]2007年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、AIなどの先進デジタル技術を活用し、ローコードによる迅速なアプリケーション開発を可能にする「エンタープライズ・ローコードプラットフォーム」の開発・販売を主軸とする。主力製品「intra-mart Accel Platform(iAP)」は、Webアプリケーション開発に役立つ豊富な業務部品群とAI/ローコード技術を兼ね備えたWebシステム基盤である。ローコード開発により、高度なプログラミングスキルを不要とし、業務に適したシステムを短期間で構築し、顧客自身による内製でのアプリケーション開発を可能にする技術的優位性を持つ。

iAP上で動作する業務アプリケーションシリーズ「intra-mart Accel Applications」や、iAPをクラウド型で提供する「Accel-Mart」も展開する。販売方法は、国内外約200社の特約店パートナーを通じた間接販売と、当社グループによる直接販売に分かれる。契約体系は、2023年度より売切り型ライセンスからサブスクリプション型ライセンス体系への転換を推進する。

サービス事業では、intra-mart製品の導入に付随するコンサルティングサービス、教育支援(DX人材育成・技術研修)、システム構築(SI)を展開する。DX業務改革を顧客自身で継続的に推進するためのトータルサポートサービス「IM-QuickActivate」を提供し、認定資格制度も設ける。

競争優位性として、AI/ローコード技術による迅速なアプリケーション開発と顧客の内製化支援という技術的優位性を持つ。国内外約200社の特約店パートナーとの連携はネットワーク効果を生み、顧客のシステム基盤として導入されることで高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を構築する。NTTデータの子会社であり、NTTデータグループにおいてWebシステム構築に活用されるフレームワークの開発・販売を専門とする唯一の存在である点は、大規模顧客へのアクセスと信頼性確保における参入障壁となる。NTTデータグループとの取引は当連結会計年度における売上高の17.6%を占める。

2. 沿革ハイライト

1998年2月、日本電信電話株式会社内の社内ベンチャーとしてintra-martプロジェクトを立ち上げる。2000年2月に株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントraマートを設立する。2007年6月には東京証券取引所マザーズ市場に上場した。2012年10月には主力製品「intra-mart Accel Platform」の販売を開始し、2013年5月にはエンタープライズ向けクラウドサービス「Accel-Mart」の提供を開始する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、スタンダード市場へ移行する。近年では、2023年6月に株式会社プロレド・パートナーズ社よりプロサインBSM事業を譲受し、同年10月には株式会社ジェイエスピー(現 株式会社NTTデータIMジェイエスピー)を子会社化するなど、M&Aを通じた事業拡大も図る。

3. 収益・成長

ビジネスモデルの質として、2023年度よりサブスクリプション型ライセンス体系への転換を推進し、安定的なストック型収益の増加を目指す。当連結会計年度における売上高は9,257,866千円、営業利益は376,335千円、純利益は350,128千円である。

成長ドライバーは、生産性向上や競争力強化等を背景とした企業のDX化ニーズ拡大である。中期経営計画(2022~2025年度)では、クラウド・サブスクリプションへの転換、ユーザー主体の「アジャイル開発+内製化」に合わせたローコード製品の充実、業務プロセス改善コンサルティングからシステム開発・保守までビジネス変革全般のサポート強化、業務アプリケーションのターゲット市場拡大に注力する。

研究開発活動では、生成AIをはじめとした最新技術への対応を強化し、AI市場の技術競争を戦略的に捉え、企業競争力の強化及びデジタル変革をリードする。当連結会計年度においては、AI駆動型のユーザー支援・業務自動化技術、生成AIとローコードを活用した迅速なアプリケーション開発技術、クラウド基盤と生成AIサービス連携の強化、エンタープライズ・ローコードプラットフォームと自律型オートメーション技術を中心に研究開発を進める。当連結会計年度における研究開発費の総額は106,533千円である。

4. 財務健全性

財務基盤は安定している。current期末の現金及び現金同等物は2,272,022千円を保有する。有利子負債はcurrent期末で45,428千円と低水準である。純資産はcurrent期末で4,922,847千円、総資産は8,530,406千円であり、自己資本比率は約57.7%と高い水準を維持する。

5. 株主還元

株主還元として、年間配当金はcurrent期、prior1期、prior2期ともに35.0円を維持する。

6. 注目ポイント

NTTデータグループにおけるWebシステム構築基盤の独自開発・販売企業としての戦略的地位は、安定した顧客基盤と信頼性をもたらす。DX化ニーズの高まりを背景としたローコード開発プラットフォーム市場の成長性は、同社の事業拡大の追い風となる。サブスクリプション型ビジネスモデルへの転換推進は、収益の安定化と成長加速に寄与する。生成AIなど最新技術の研究開発への積極的な投資と、それらを製品に組み込むことによる競争力強化は、将来の成長性を担保する。M&Aを通じた事業領域の拡大戦略も、新たな成長機会を創出する可能性を秘める。

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
12.6B 11.9倍 2.1倍 2.9% 2,550.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 14.5B 10.3B 14.7B
営業利益 1.4B 966M 1.4B
純利益 1.0B 618M 914M
EPS 213.5 127.0 187.8
BPS 1,206.5

大株主

株主名持株比率
㈱NTTデータ0.48%
中山 義人0.12%
㈱DTS0.03%
MSIP CLINET SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)0.02%
五味大輔0.02%
日本マスタートラスト信託銀行㈱0.01%
伊藤忠テクノソリューションズ㈱0.01%
㈱日立ソリューションズ0.01%
NECネクサソリューションズ㈱0.01%
光通信㈱0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-03株式会社NTTデータ 21.38
2026-04-03株式会社NTTデータ 23.76
2026-03-06株式会社NTTデータ 1.0
2025-09-26光通信株式会社 4.47
2025-08-25光通信株式会社 5.04
2024-10-11光通信株式会社 6.05
2024-08-19光通信株式会社 5.05
2023-08-09株式会社NTTデータグループ
2023-07-20株式会社NTTデータ 46.82
2023-07-10株式会社NTTデータ 46.82
2023-07-10株式会社NTTデータグループ
2023-05-15株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 46.82
2022-05-19三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.67
2022-04-06三井住友DSアセットマネジメント株式会社 6.53
2022-02-21三井住友DSアセットマネジメント株式会社 7.8
2021-10-21三井住友DSアセットマネジメント株式会社 8.84

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNetHolding change by 株式会社NTTデータ
2026-04-03TDNetHolding change by 株式会社NTTデータ
2026-03-06TDNetHolding change by 株式会社NTTデータ
2026-03-02TDNet売出価格等の決定に関するお知らせ
2026-02-19TDNetSCSK Minoriソリューションズ株式会社との資本業務提携に関するお知らせ
2026-02-19TDNetカナデビア株式会社との資本業務提携に関するお知らせ
2026-02-19TDNet株式会社フォーカスシステムズとの資本業務提携に関するお知らせ
2026-02-19TDNet株式会社NTTデータとの業務提携に関するお知らせ
2026-02-19TDNet株式の売出し並びに親会社及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
2026-02-19TDNetearnings: 2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公認会計士等による期中
2026-02-19TDNet2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (公認会計士等による期中レビューの完了)
2026-01-28TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-28TDNet2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-28TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-28TDNetearnings: 2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-29TDNetearnings: 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-29TDNet2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-09-26TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-08-25TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-07-30TDNetearnings: 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)