Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

三菱製紙株式会社 (3864)

三菱製紙は機能商品事業(情報・特殊紙、機能材料、写真感光材料)と紙素材事業(印刷用紙、衛生用紙、パルプ)を展開する。964件の産業財産権を保有し、精密塗工・不織布技術、環境配慮型製品開発力に競争優位性を持つ。装置産業として多額の設備投資が参入障壁となる。機能商品事業で情報・画像メディアのシェア拡大、機能性材料のトップランナーを目指し、脱プラ包装材等の環境配慮型商品拡販で成長を図る。 [本社]東京都千代田区 [創業]1898年 [上場]1949年

1. 事業概要と競争優位性

三菱製紙グループは、機能商品事業(情報・特殊紙、機能材料、写真感光材料)と紙素材事業(印刷用紙、衛生用紙、パルプ)を展開し、機能商品事業は海外展開も行う。

競争優位性(Moat)として、「高い技術力」と「常に技術の先端を行く」企業理念を掲げ、964件の産業財産権を保有する。精密塗工技術、不織布技術、環境配慮型製品開発力に強みを持つ。リサイクル可能な写真グレードインクジェットメディアや脱プラ包装材等の開発実績を持つ。

参入障壁は、両事業が装置産業であり「多額の設備投資資金を要する」点にある。ノウハウ蓄積と研究開発体制が技術的参入障壁を形成する。市場シェアについては、機能商品事業において情報・画像メディアのシェア拡大、機能性材料のトップランナーへの進化を目指す方針を示す。

2. 沿革ハイライト

1898年4月、合資会社神戸製紙所として創立し、洋紙の抄造及び販売を開始する。1917年11月、三菱製紙株式会社に商号変更。1949年5月、東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場した。1966年4月、白河パルプ工業株式会社と合併し、パルプから紙までの一貫メーカー体制を確立する。2019年3月、王子ホールディングス株式会社の持分法適用会社となり、2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場へ移行した。2024年7月、KJ特殊紙株式会社を吸収合併し、機能商品事業の強化を図る。

3. 収益・成長

経営環境は、紙素材事業の構造的な需要減退と原燃料価格変動が重要な影響要因となる。

成長ドライバーとして、機能商品事業では海外展開の強化、成長商品の拡販、高付加価値化を推進する。情報・画像メディアのシェア拡大、機能性材料のトップランナーへの進化を目指す。紙素材事業では、環境配慮商品の拡販と生産性向上を図り、脱プラ・減プラ包装材や国産材100%パルプの用途拡大を進める。研究開発力の強化(DX活用、技術・人財投資拡充)と大学・外部機関との連携強化により、機能商品事業の規模拡大と紙素材事業の収益性向上を推進する。M&Aにより生活資材分野を強化する。中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、最終年度(2028年3月期)に売上高2,500億円、営業利益200億円、D/Eレシオ0.7倍、ROE10%、ROIC9%を目標とする。

4. 財務健全性

装置産業である当社グループは、生産体制最適化、省エネルギー、環境対策を中心に設備投資を実施する。当連結会計年度の設備投資額は3,060百万円である。2025年3月31日時点の総資産は208,217百万円、純資産は85,282百万円、現金及び現金同等物は6,239百万円、有利子負債は71,878百万円である。中期経営計画ではD/Eレシオ0.7倍を目標とする。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当は15.0円である。

6. 注目ポイント

品質管理体制の強化は重要な注目点である。子会社における不適切事案を受け、品質保証部門の独立性担保、技術監査部の設置、抜き打ち品質監査の仕組み化、コンプライアンス研修実施等の再発防止策を講じる。

環境貢献への取り組みとして、CO2排出量削減の2030年目標達成に向けた投資、国産材利用推進、プラスチック資源の再資源化率向上、SDGs貢献事業拡大を通じて循環型社会への貢献を進める。

人的資本経営の強化も進め、多様な人材の確保、ワークライフバランス推進、学習機会の充実、DXによる働きやすさ・生産性の両立を図る。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W59P | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
49.2B 7.4倍 0.5倍 1.8% 1,100.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 175.0B 157.5B 160.0B
営業利益 6.0B 264M 2.0B
純利益 6.5B 1.9B 1.5B
EPS 148.3 43.4 34.2
BPS 2,354.7

大株主

株主名持株比率
王子ホールディングス株式会社0.33%
那須 功0.05%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.04%
木田 裕介0.02%
三菱製紙取引先持株会0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76599口)0.02%
上田八木短資株式会社0.02%
農林中央金庫0.01%
寺田 英司0.01%
富士フイルムホールディングス株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-15WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 6.2
2025-07-31WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 5.0
2025-07-30WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 5.0

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-29TDNet剰余金の配当に関するお知らせ
2026-05-29TDNet当社取締役等に対する業績連動型株式報酬制度の内容の一部改定に関するお知らせ
2026-03-27TDNet投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ
2026-03-10TDNet当社が退職給付信託に拠出している株式の売却に関するお知らせ
2025-08-15TDNetHolding change by WILL FIELD CAPITAL PTE LTD
2025-08-06TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-06TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-31TDNetHolding change by WILL FIELD CAPITAL PTE LTD
2025-07-30TDNetHolding change by WILL FIELD CAPITAL PTE LTD
2025-07-29TDNet連結子会社の事業構造改革実施及び特別損失の計上に関するお知らせ
2025-06-27TDNet連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ
2025-06-27TDNet支配株主等に関する事項について
2025-06-27TDNetdividend: 連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ
2025-06-05TDNet連結子会社の事業構造改革実施に関するお知らせ
2025-05-30TDNetdividend: 剰余金の配当に関するお知らせ
2025-05-30TDNet剰余金の配当に関するお知らせ
2025-03-28TDNet投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ