Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ニッポン高度紙工業株式会社 (3891)

ニッポン高度紙工業は、アルミ電解コンデンサ用セパレータおよび機能材の製造・販売を主事業とする。経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」に選定され、主力のアルミ電解コンデンサ用セパレータは高い市場シェアを有する。セパレータ製造で培ったコア技術と高品質・高信頼性製品が競争優位性。多額の設備投資を要する業態であり、米子工場増設で高付加価値セパレータの量産体制を強化。車載、通信、環境分野を成長ドライバーとし、新規事業創出も図る。本社は高知県高知市、1941年創業、1996年上場。

## ニッポン高度紙工業:グローバルニッチトップ企業が牽引する高機能セパレータ市場

ニッポン高度紙工業は、アルミ電解コンデンサのセパレータおよび電池のセパレータ等として使用される機能材の製造・販売を主軸とする企業です。経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されており、主力のアルミ電解コンデンサ用セパレータは世界市場で高いシェアを誇ります。同社の競争優位性は、長年培ってきたセパレータ製造のコア技術、高品質かつ高信頼性の製品を安定供給する能力、そして製造設備の新設・増設に多額の設備投資を要する事業特性がもたらす高い参入障壁にあります。高知県内の3工場に加え、鳥取県の米子工場、さらにはマレーシアにも生産拠点を分散配置し、原材料および製品在庫を確保することで、グローバルな安定供給体制を確立しています。

研究開発では、アルミ電解コンデンサの小型高容量化や長寿命化に対応するセパレータ、および電気二重層キャパシタ、リチウムイオン電池、全固体電池といった次世代電池向けの機能材開発に注力し、高機能化・薄型化を推進しています。

## 沿革:技術革新とグローバル展開の軌跡

同社は1941年8月、ビスコース加工紙「高度紙」の製造・販売を目的として高知市に設立されました。1943年に電解コンデンサ用セパレータ生産を開始し、以降、機械抄きタイプや二重紙の開発など、技術革新を重ねてきました。1963年には電解コンデンサ用セパレータの輸出を開始し、グローバル市場への足がかりを築きました。その後も、低インピーダンスセパレータや各種電池用セパレータの開発で製品ラインナップを拡充しました。1996年2月に日本証券業協会に店頭登録(現・東京証券取引所スタンダード市場)し、2002年6月にはマレーシアに現地法人を設立して海外生産体制を強化しました。2009年にはリチウムイオン電池用セパレータ市場に参入。2012年に米子工場を操業開始し、2024年には同工場R2号抄紙機が稼働、高付加価値セパレータの量産体制を強化しています。

## 成長戦略:高付加価値化と新規事業創出で持続的成長へ

ニッポン高度紙工業は、2030年3月期に向けた長期目標達成のため、3ヵ年中期事業計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定しています。この計画では、2027年3月期に連結売上高200億円(うち機能材売上高50億円)、連結営業利益36億円、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標に掲げます。成長の主要ドライバーとして、コア技術を基盤とした新規事業創出により事業ポートフォリオの転換を図り、電子材料やプラスチック代替材料への用途展開を追求します。

車載、通信(生成AI関連)、環境(自動車電装化、自然エネルギー)といった成長市場に注力し、競争力強化と新製品開発を推進します。米子工場への設備投資(建屋・抄紙ライン増設、裁断加工ライン新設)は、高付加価値セパレータの生産能力増強と安定供給体制確立が目的であり、経済産業省の補助金も受給しています。原材料・エネルギー価格上昇には、製品値上げと生産効率向上、製造工程・サプライチェーンの自動化・省人化で対応し、収益性維持・向上を図ります。

## 財務健全性と株主還元:資本効率向上と企業価値最大化を目指して

同社は資本効率を高めるため、自己資本利益率(ROE)10%以上、株価純資産倍率(PBR)1.0倍以上を継続的に維持することを目標としています。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VY9N | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
40.0B 22.3倍 1.6倍 0.0% 3,735.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.0B 14.8B 17.6B
営業利益 2.5B 1.7B 3.3B
純利益 1.8B 1.5B 2.5B
EPS 167.6 139.0 229.2
BPS 2,269.0 2,103.7 2,002.7

大株主

株主名持株比率
東京産業洋紙株式会社0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
日本紙パルプ商事株式会社0.05%
株式会社四国銀行0.05%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子マネジメントオフィス株式会社退職給付信託口)0.05%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子製紙株式会社退職給付信託口)0.04%
関日野出株式会社0.04%
TMY株式会社0.04%
山岡節子0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-05野村アセットマネジメント株式会社 1.00%(4.24%)
2026-02-10王子マネジメントオフィス株式会社 10.12%(0.98%)
2026-02-04野村證券株式会社 5.24%+0.04%
2026-01-21野村證券株式会社 5.20%+5.20%
2025-12-05SBIアセットマネジメント株式会社 3.41%(1.78%)
2025-01-10SBIアセットマネジメント株式会社 5.19%+2.19%
2022-06-24王子ホールディングス株式会社 11.10%+1.79%
2021-11-22アセットマネジメントOne株式会社 0.03%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-05EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 1.0%4,225+2.60%
2026-02-10EDINET大量保有王子マネジメントオフィス株式会社大量保有 10.12%3,390+0.88%
2026-02-04EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.24%3,065+2.94%
2026-01-29TDNet決算高度紙2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,330+1.05%
2026-01-29TDNet人事高度紙監査役の辞任に関するお知らせ3,330+1.05%
2026-01-21EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.2%3,520+3.84%
2025-12-05EDINET大量保有SBIアセットマネジメント株式会社大量保有 3.41%2,835+4.90%
2025-07-18TDNetその他高度紙譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,742+1.38%
2025-06-19TDNetその他高度紙譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ1,737-1.15%
2025-01-10EDINET大量保有SBIアセットマネジメント株式会社大量保有 5.19%
2022-06-24EDINET大量保有王子ホールディングス株式会社大量保有 11.1%
2021-11-22EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.03%