Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ダブルスタンダード (3925)

ダブルスタンダードは、ビッグデータを活用したWEBマーケティング事業を展開する。独自のマッチング技術と万単位のプログラムで100%精度を追求するアルゴリズム、情報収集・加工・クレンジング技術をコアコンピタンスとし、顧客の事業・業務改善を支援する。継続的な収益を確保するストックコミッションモデルを構築。月間億単位のWEB情報を扱い、顧客目線の企画力で他にはないサービスを創造し、売上改善や費用削減に貢献する。 [本社]東京都港区 [創業]2012年 [上場]2015年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ダブルスタンダードは、ビッグデータを活用したWEBマーケティング事業を単一セグメントで展開する。事業は「ビッグデータ関連事業」と「サービス企画開発事業」に大別する。

ビッグデータ関連事業では、独自のマッチング技術で、企業保有データ、統計データ、ネット上のデータ(非著作物)といった難易度の高いデータを低価格かつ高精度で統合し、顧客の営業支援・業務削減に繋がるデータ及びコンテンツを提供する。月間億単位のWEB情報処理で培った知見に基づくアルゴリズムは、1項目処理に万単位のプログラムを用意し、100%の精度実現に向けた対策を実践する。

サービス企画開発事業では、顧客企業の事業の在り方や業務プロセスを研究し、ビッグデータ処理で培った情報収集技術、加工・マッチング技術、データクレンジング技術を活用することで、他にはないサービスを構築する。顧客目線のアイデアとビッグデータ処理での技術・知見を融合した新たなサービスを創造し、売上改善や費用削減に貢献する。

競争優位性(Moat)は、ビッグデータ処理における「独自のマッチング技術」と「100%精度実現に向けたアルゴリズム」に代表される技術的優位性、および長年のデータ処理で蓄積された「知見」と「ナレッジ・ノウハウ」である。これらは同社の「コアコンピタンス」と位置付けられる。ビジネスモデルの質として、継続的な収益確保を実現する「ストックコミッションモデル」を構築する。インターネット市場は参入障壁が低いと認識するが、同社は顧客満足度向上と業界内プレゼンス強化により、価格競争に巻き込まれないポジション確立を目指す。市場シェアに関する「No.1」「トップ」等の明示的な記載はない。

2. 沿革ハイライト

当社は2012年6月にスマッシュ・マーケティング株式会社として創業する。2013年4月に株式会社ダブルスタンダードを吸収合併し、商号変更するとともに、ビッグデータ事業を本格的に開始する。同年4月には株式会社LITTLE DISCOVERYを連結子会社化し、事業領域拡大を図る。2015年12月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場、2018年11月には市場第一部へ市場変更する。2022年1月には公的個人認証サービスにおける大臣認定を取得、同年4月の市場再編に伴いプライム市場へ移行する。2022年5月には経済産業省DX認定事業者に選定、2022年12月には株式会社アスタースを連結子会社化し、2024年12月には完全子会社化する。

3. 収益・成長

国内インターネット市場拡大、クラウドサービス普及、モバイル端末業務利用拡大、ビッグデータ関連市場成長、国内労働人口減少に伴う企業の働き方改革・IT投資拡大を成長ドライバーとする。同社は市場・技術の変化に先行し、イノベーションを巻き起こすサービス・ソリューションを提供することを企業理念とする。

成長戦略として、新サービスの開発・投入を積極的に行い、市場シェア拡大を目指す。事業領域拡大は、自社人材採用や他事業者との提携を基本としつつ、必要に応じて企業の買収等も検討する方針であり、LITTLE DISCOVERYやアスタースの子会社化はその具体例である。営業力強化も図り、蓄積ノウハウを活かした提案営業により、新規取引先開拓と受注獲得率向上を目指す。

4. 財務健全性

同社は有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続する。現金及び現金同等物は5,346,541千円(current)と潤沢に保有し、高い流動性を確保する。自己資本比率は極めて高く、財務健全性に優れる。当連結会計年度における設備投資総額は347百万円であり、子会社新事務所建築、自社システムサーバ増強、ソフトウェア取得等に充当し、事業基盤強化を図る。

5. 株主還元

同社は株主への利益還元を重要な経営課題と認識する。内部留保による財務体質強化を図りつつ、業績及び財政状態の推移をみながら、利益配当を行っていく方針である。

6. 注目ポイント

同社は、技術革新が続くインターネット業界において、先端領域で活躍できる人材の確保・育成、組織体制強化を重要課題とする。インターネット市場は参入障壁が低いと認識し、競合参入が想定される中で、顧客満足度向上と業界内プレゼンス強化により、価格競争に巻き込まれないポジション確立を目指す。

特定の販売先への依存度が高い(上位2社で売上高の75.6%)リスクを認識し、新規販売先開拓により依存度低下を図る方針である。取締役である中島正三氏への依存リスクも認識し、ノウハウ移転と分業体制整備に努める。連結従業員数134名と小規模組織であることや、2012年設立、ビッグデータ事業2013年開始と社歴が浅いこともリスクとして認識し、人員増強と内部管理体制強化を継続する。事業の特性上、膨大なトラフィック処理のため、継続したサーバー機器の増設及びその負担分散等にかかる投資が必要であり、システム強化を継続する方針である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6AS | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
19.7B 11.0倍 3.1倍 0.0% 1,453.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.0B 7.1B 6.9B
営業利益 2.6B 2.3B 2.1B
純利益 1.8B 1.7B 1.6B
EPS 131.9 122.0 119.7
BPS 472.2 403.6 336.7

大株主

株主名持株比率
中島 正三0.30%
SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社0.20%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
清水 康裕0.04%
本田 浩之0.02%
赤浦 徹0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.01%
岩田 知士0.01%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-27中島 正三 25.09%(4.42%)
2023-10-06SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 19.53%+1.11%
2023-04-04SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 18.42%+1.00%
2023-01-11SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 17.42%+1.09%
2022-08-29SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 16.33%+0.27%
2022-08-18野村證券株式会社 4.54%(1.26%)
2022-07-06野村證券株式会社 5.80%(0.05%)
2022-04-06SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 16.06%+1.06%
2022-02-03野村證券株式会社 5.85%(0.73%)
2021-12-10中島 正三 29.51%(3.23%)
2021-12-03野村證券株式会社 6.58%(0.43%)
2021-10-20野村證券株式会社 7.01%+0.22%
2021-10-06野村アセットマネジメント株式会社 6.79%(0.38%)
2021-09-06野村證券株式会社 7.17%+0.20%
2021-07-20野村證券株式会社 6.97%(0.04%)
2021-07-05野村證券株式会社 7.01%+0.25%
2021-05-27SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 15.00%(1.15%)
2021-05-24SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 16.15%(2.66%)
2021-04-21野村證券株式会社 6.76%(0.02%)
2021-04-05野村證券株式会社 6.78%(0.22%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-15TDNetその他ダブルスタンダード本社移転に関するお知らせ1,749+0.23%
2025-09-22TDNetその他ダブルスタンダード(開示事項の経過)SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社による当社株式の追加取得に伴うその他の関1,853+0.38%
2025-09-19TDNetその他ダブルスタンダード上場維持基準への適合に関するお知らせ1,814+2.15%
2025-08-27EDINET大量保有中島 正三大量保有 25.09%1,775+0.45%
2025-08-21TDNetその他ダブルスタンダード株式の立会外分売終了に関するお知らせ1,803-2.05%
2025-08-20TDNetその他ダブルスタンダード株式の立会外分売実施に関するお知らせ1,791+0.67%
2025-08-19TDNet決算ダブルスタンダード(数値データ訂正)「2026年3月期第1四半期 決算短信[日本基準](連結)」における数値データ(X1,863-3.86%
2025-08-13TDNet決算ダブルスタンダード2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,667+13.86%
2025-08-13TDNetIRダブルスタンダード2026年3月期 第1四半期決算説明資料1,667+13.86%
2025-08-13TDNetその他ダブルスタンダード株式の立会外分売に関するお知らせ1,667+13.86%
2025-08-13TDNetその他ダブルスタンダードSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社による当社株式の追加取得に伴うその他の関係会社の異動に関す1,667+13.86%
2025-08-13TDNet業績修正ダブルスタンダード業績予想の修正に関するお知らせ1,667+13.86%
2025-06-27TDNetその他ダブルスタンダード上場維持基準の適合に向けた計画(改善期間入り)について1,595-2.01%
2023-10-06EDINET大量保有SBIファイナンシャルサービシーズ株式会大量保有 19.53%
2023-04-04EDINET大量保有SBIファイナンシャルサービシーズ株式会大量保有 18.42%
2023-01-11EDINET大量保有SBIファイナンシャルサービシーズ株式会大量保有 17.42%
2022-08-29EDINET大量保有SBIファイナンシャルサービシーズ株式会大量保有 16.33%
2022-08-18EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.54%
2022-07-06EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.8%
2022-04-06EDINET大量保有SBIファイナンシャルサービシーズ株式会大量保有 16.06%