Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

昭和パックス株式会社 (3954)

昭和パックスは重包装袋、フィルム製品、コンテナーの製造・販売を主軸とする。長年の経験と技術開発力を活かし、石油化学製品、セメント、農産物等向けに安心・安全な包装資材を提供し、物流社会基盤を支える。AI・画像センサー導入による品質管理、環境対応型製品(窒素置換包装、バイオマス素材フィルム、農業用「サンラーンバーナル」)開発で競争優位性を確立する。タイにも展開し、持続的成長を目指す。 [本社]東京都新宿区 [創業]1935年 [上場]1999年

1. 事業概要と競争優位性

昭和パックスグループは、重包装袋、フィルム製品、コンテナー、その他包装関連製品の製造・販売、不動産賃貸事業を展開する。主力は重包装袋、フィルム製品、コンテナーである。創業以来の長年の経験と技術開発力を活かし、安心・安全な製品提供で物流社会基盤を支える。

競争優位性として、確かな品質と信頼の供給力を有する。主要工場はISO9001/9002認証、東京工場はISO14001も取得する。AI・画像センサー導入による品質管理強化、BAX生産設備導入による生産性向上を図る。

環境保全対応製品開発も強みである。フードロス減少に貢献する窒素置換包装と窒素充填装置の納入を開始する。農業用では、高温障害抑制や色むら低減が期待できる農業ハウス用フィルム「サンラーンバーナル」の販売を開始する。バイオマス素材配合の防錆フィルムやパレットカバーも開発する。これらの技術開発力、品質管理体制、環境対応力は、産業用包装資材市場における競争優位性を確立する。

2. 沿革ハイライト

当社は1935年12月、昭和製袋工業株式会社として設立し、肥料用クラフト紙袋の製造・販売を開始する。1964年10月にはポリエチレン重袋、1971年5月にはフレキシブルコンテナーバッグや大型フィルムの製造・販売を開始し、事業を多角化する。1966年5月には太陽紙工を吸収合併し全国7ヶ所の製造体制を確立する。1989年12月に昭和パックス株式会社へ社名変更する。1997年4月にはタイ王国に子会社を設立し海外事業に進出する。1999年4月に株式を店頭登録し、2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループは、中期経営計画「PAXXS Vision-2030」を策定し、持続的成長と企業価値向上を目指す。1st STAGE(2022~2026年度)では企業運営基盤整備、開発体制、生産設備、人への投資を推進する。

成長ドライバーとして、環境対応型製品の開発(窒素置換包装、バイオマス素材配合フィルム、農業用「サンラーンバーナル」)や、AI・画像センサー導入による生産性・品質向上を掲げる。重包装分野でのシェア拡大、フィルム分野での機能・用途開発、物流・包装に係る新製品開発、新市場創造、新事業進出に積極的に取り組み、新たな成長を図る。

2025年3月期の設備投資額は1,243百万円であり、生産性向上、品種拡充、品質確保、生産能力増強を重点とする。研究開発費は237百万円を計上し、顧客ニーズに対応した新製品開発を推進する。経営指標としてEPSとROEを重視し、2025年3月期のEPSは297.41円、ROEは5.7%に改善する。

4. 財務健全性

設備投資資金は全額自己資金で賄う方針を堅持する。2025年3月31日時点の現金及び現金同等物は7,579,493千円、有利子負債は1,210,385千円であり、ネットキャッシュポジションを維持する。総資産33,384,523千円に対し、純資産は24,279,208千円と、自己資本比率は72.7%に達し、健全な財務体質を維持する。保有する投資有価証券は、時価が取得原価を大幅に上回る。

5. 株主還元

経営の基本方針として「株主への還元」を掲げ、1株当たり当期純利益(EPS)と株主資本利益率(ROE)を重視する。2025年3月期の年間配当は40.0円である。

6. 注目ポイント

当社グループの収益は、産業用包装資材の製造・販売という事業の性質上、大口顧客である素材産業や農水産業の生産高、ひいては景気動向に大きく左右される。海外経済の回復などによる国内生産の動向が業績に大きな影響を与える。原材料価格の高止まり、賃上げ、設備投資に伴う減価償却費およびメンテナンス費用の増加が利益圧迫要因となるリスクを認識し、新たに更新する設備を活かした生産効率化で対応する。

事業上のリスクとして、景気変動、為替変動(タイ子会社)、原材料の市況変動(クラフト紙、レジン)、投資有価証券の時価変動、退職給付債務、法的規制変更(環境法令等)、災害発生、貸倒リスクを認識する。特に環境に関する規制がより厳しくなった場合、費用増加が業績に悪影響を与える可能性がある。当社グループは企業理念の実践を通じ、持続可能な社会への貢献と100年企業を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6QJ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
13.7B 10.3倍 0.6倍 0.0% 3,075.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 23.3B 21.7B 22.3B
営業利益 1.4B 1.0B 1.1B
純利益 1.3B 962M 948M
EPS 297.4 216.7 213.5
BPS 5,341.9 5,190.4 4,614.1

大株主

株主名持株比率
株式会社サンエー化研0.19%
新生紙パルプ商事株式会社0.19%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
特種東海製紙株式会社0.03%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人  インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.03%
株式会社みずほ銀行0.02%
農林中央金庫0.02%
株式会社鹿児島銀行0.02%
昭和パックス社員持株会0.02%
王子ホールディングス株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-19株式会社DOE5パーセント 6.34%+6.34%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-19EDINET大量保有株式会社DOE5パーセント大量保有 6.34%3,245+1.23%
2025-11-20TDNet配当・還元PAXXS剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ