Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

笹徳印刷株式会社 (3958)

笹徳印刷は、紙器・軟包装等のパッケージング分野と、販促物・Webサイト等のコミュニケーション分野を展開する。企画設計から印刷、加工、フルフィルメントまで一貫生産する「発想から発送までのワンストップソリューション」を基盤とする。国内5工場、海外1工場の一環生産体制と、長年培った製造技術、高度な紙器構造設計技術が競争優位性。デジタルメディア領域への事業構造改革、生成AI活用、海外市場拡大を成長ドライバーとする。 [本社]愛知県豊明市 [創業]1890年 [上場]2023年

1. 事業概要と競争優位性

笹徳印刷グループは、「Good Communication, Good Partner」をスローガンに、コミュニケーション分野のソリューション解決に取り組む。事業はパッケージング分野とコミュニケーション分野で構成する。パッケージング分野は、紙器・軟包装等の包装資材パッケージの企画設計、印刷、加工からフルフィルメントサービスまで一貫生産する。コミュニケーション分野は、販売促進関連、テクニカルドキュメンテーション、教育・出版関連の企画、印刷、加工、クロスメディア付帯サービス業務、イベント企画・運営、ソフト開発・デジタルアセットマネジメントサービスを展開する。企業集団は、当社、株式会社サンライト、世徳印刷科技(無錫)有限公司、PT.SASATOKU INDONESIAの4社で構成する。

競争優位性は、国内5工場、海外1工場からなる計6工場の一環生産体制にあり、長年培われた生産体制と製造技術により、異なる製品をジャストインタイム、高品質、低コストで生産する。国内製造拠点は高速道路網に近接し、物流面で優位性を持つ。高度な紙器構造設計技術を活用したサステナブルなパッケージ製品の開発・提供、および「発想から発送までのワンストップソリューション」を基盤としたフルフィルメントサービスは、顧客ロックインと参入障壁を形成する。印刷関連分野で培った制作技術やデジタルデータ加工・ネットワーク構築のノウハウも強みである。

2. 沿革ハイライト

1890年8月、杉山徳三郎が名古屋市茶屋町に「笹徳」「杉山紙函店」として紙函製造業を創業する。1950年7月、「笹徳紙器印刷株式会社」として法人組織を設立し、総合印刷業へ業態展開する。1992年4月、創業100周年を機に「笹徳印刷株式会社」に社名変更する。海外展開として、1999年7月に中国に合弁会社を設立、2004年11月には独資で世徳印刷(無錫)有限公司を設立する。2013年12月にはインドネシアにPT.SASATOKU INDONESIAを設立し、海外事業を拡大する。2023年3月、東京証券取引所スタンダード市場及び名古屋証券取引所メイン市場に株式を上場する。

3. 収益・成長

当社グループは、売上高営業利益率の向上を目標とする。国内印刷市場の旺盛なパッケージ需要を取り込むため、生産性向上と設備投資による生産能力増強を推進する。成長ドライバーとして、生成AI等の先端技術実用化とデジタルデータ加工技術を活かしたデジタルメディア領域の競争力強化に向けた事業構造改革を推進する。海外事業では、中国及びインドネシアでの販売拡大に注力し、その他の東南アジア諸国への新規展開に向けた市場調査・分析を進め、事業拡大の基盤構築を図る。パッケージング分野では、高度な紙器構造設計技術を活用したサステナブルパッケージ製品の開発・提供とフルフィルメントサービスの強化により、新たな付加価値創出を図る。コミュニケーション分野では、デジタルコンテンツ制作需要の高まりに対応し、高付加価値ソリューション提供による収益機会拡大を図る。

4. 財務健全性

当社グループは高い財務健全性を維持する。2025年6月期(current)の総資産は14,008,998千円、純資産は9,148,127千円、自己資本比率は65.3%である。現金及び現金同等物は610,863千円に対し、有利子負債は450,446千円であり、ネットキャッシュはプラスである。過去2期においても、自己資本比率は61.4%(prior1)および55.4%(prior2)と高水準で推移し、prior2期には有利子負債がゼロであった。

5. 株主還元

当社グループは株主還元として配当を実施する。2025年6月期(current)およびprior1期には年間配当20.0円、prior2期には年間配当5.0円を支払う。

6. 注目ポイント

当社グループは、国内パッケージ需要への対応と生産能力増強を継続する。高度な紙器構造設計技術を活かしたサステナブルパッケージ製品の開発と、発想から発送までを支援するフルフィルメントサービスの強化を図る。デジタルメディアへの移行が進む市場環境において、印刷関連で培った技術を応用し、デジタルコンテンツ制作やWebサイト構築・運用などのデジタルメディア領域での競争力強化を図る。生成AI・DX推進による業務自動化と新たな企業価値創造、および中国・インドネシアを足掛かりとした東南アジアへの海外事業拡大を推進する。人的資本経営、情報セキュリティ強化を経営上の重要課題と位置付け、持続的な成長と企業価値向上を目指す。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WQWB | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.4B 11.9倍 0.3倍 3.2% 557.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.4B 13.0B 12.6B
営業利益 168M 200M 186M
純利益 236M 260M 246M
EPS 42.6 47.1 43.3
BPS 1,629.8

大株主

株主名持株比率
王子マテリア株式会社0.18%
すぐるラボ株式会社0.11%
笹徳印刷グループ従業員持株会0.06%
国際紙パルプ商事株式会社0.04%
杉山卓繁0.03%
平松裕将0.03%
株式会社GOLDEN BIRD0.03%
杉山昌樹0.03%
有限会社聡明0.03%
杉山翔太0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-09-26杉山 昌樹 5.38
2023-09-26杉山 卓繁 12.98
2023-09-25王子マテリア株式会社 16.17

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-12TDNetearnings: 2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
2026-02-12TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-12TDNetbuyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2026-02-12TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2026-02-12TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-12TDNet2026年6月期 第2四半期決算説明資料
2026-02-12TDNet2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
2026-02-04TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-04TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-09TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-09TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-12TDNet2026年6月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
2025-11-12TDNet自己株式立会外買付取引(TosTNeT-3)による自己株式の買付に関するお知らせ
2025-11-12TDNetbuyback: 自己株式立会外買付取引(TosTNeT-3)による自己株式の買付に関するお知らせ
2025-11-12TDNetearnings: 2026年6月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)