Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

フュージョン株式会社 (3977)

フュージョンは、ビッグデータ分析に基づく総合マーケティング支援事業を展開する。顧客行動データ分析からプロモーションまでをトータル支援し、CRM支援、サービス運営支援、教育支援の3分野で課題解決を図る。従来複数企業に委託されていた業務をワンストップで提供し、顧客データ漏洩リスクや展開スピードの課題に対応する競争優位性を持つ。ISO/IEC 27001等の認証取得による強固な情報管理体制も特徴である。データ駆動型社会のニーズに対応し、顧客LTV最大化を目指す。 [本社]札幌市中央区 [創業]1991年 [上場]2017年

1. 事業概要と競争優位性

フュージョンは、ビッグデータ分析、システム設計・構築、各種プロモーションに関する高度なコンサルティングを行う総合マーケティングサービスプロバイダ企業である。単一セグメントの総合マーケティング支援事業として、クライアント企業のマーケティング課題明確化、戦略策定、施策立案・運用・サポートをトータルに支援する。主要サービスは、顧客行動データ分析に基づく顧客マーケティングを支援するCRM支援分野、システム基盤最適化やEC最適化を支援するサービス運営支援分野、社内教育やマーケターのスキルアップを支援する教育支援分野の3区分に属する。

競争優位性(Moat)は、複数の機能を融合したワンストップサービス提供能力にある。従来、システム会社、コンサルティングファーム、印刷会社など複数企業に委託されていたマーケティング業務を一元化し、顧客データ漏洩リスクや販売促進業務の展開スピードの課題に対応する。これにより、クライアント企業は一貫したサービスを受けられ、スイッチングコストの高さや顧客ロックイン構造を構築する。長年のダイレクトマーケティング経験と2002年のデータウェアハウス専用サーバ導入による顧客情報分析能力も強みである。情報管理体制の強化も競争優位性の一つであり、ISO/IEC 27001(ISMS)及びプライバシーマーク認証を取得し、機密情報の厳格な運用とセキュリティシステム整備を徹底する。経営理念は「マーケティングカンパニー」であり、「マーケティングに、体温を。」のスローガンのもと、顧客LTV最大化を目指す「伴走型マーケティングパートナー」として事業を展開する。

2. 沿革ハイライト

1991年12月、札幌市中央区にフュージョン株式会社を設立する。2002年10月、ビッグデータ時代の到来を見据えデータウェアハウス専用サーバを導入し、顧客情報分析に基づくダイレクトマーケティング事業を開始する。2005年8月、プライバシーマーク認証を取得する。2017年2月、札幌証券取引所アンビシャスに株式を上場する。同年9月、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得する。

3. 収益・成長

成長ドライバーは、データ駆動型社会におけるマーケティング支援ニーズの拡大と、国内におけるリテンション(既存顧客)の重要度向上にある。2025年には全世界のデータ量が175ゼタバイトに増加し、企業はデジタル化を進める必要があり、消費者はリアルタイムでパーソナライズされた顧客体験を享受できる。国内では人口減少に伴い既存顧客の維持がますます重要となる。こうした環境変化と長年のダイレクトマーケティング経験がマッチし、事業機会を創出する。既存クライアント企業へのクロスセル商材や新規クライアント企業へのソリューションを充実させ、提供価値拡大を図る。既存サービスとシナジー効果のある新業界への進出も積極的に展開し、事業拡大を目指す。

事業リスクとして、日本国内のBtoC企業(流通小売業、製造小売業など)への依存度が高い点が挙げられる。2025年2月期において、全売上高の25.1%を2社の主要クライアント企業が占める。新規クライアント企業との取引拡大により、特定のクライアント企業への依存度低減に努める方針である。競合企業が多く存在するマーケティング業界において、ワンストップサービスで差別化を図る。外注先の確保、法的規制の変更、情報漏洩、システム障害もリスク要因である。経営課題として、自社サービスの強化及び新業界開拓、プロジェクト管理の強化、情報管理体制の強化、人材の確保と育成に取り組む。

4. 財務健全性

2025年2月期末の総資産は728,022千円である。有利子負債は206,274千円であり、総資産に占める有利子負債の比率は28.3%である。固定金利調達割合は100.0%であるため、短期的には金利上昇局面における影響は小さいと認識する。

キャッシュ・フローは、2025年2月期において営業活動によるキャッシュ・フロー30,115千円、投資活動によるキャッシュ・フロー28,556千円、現金及び現金同等物368,045千円である。当事業年度の設備投資総額は15,826千円であり、主な投資対象はパソコン9,210千円、ASP用サーバ用ソフトウェア等6,041千円である。

5. 株主還元

株主還元に関する具体的な方針や実績の記載はない。

6. 注目ポイント

フュージョンは、ビッグデータ分析に基づく総合マーケティング支援において、ワンストップサービス提供能力と強固な情報管理体制を競争優位性とする。データ駆動型社会におけるマーケティングニーズの高まりと、国内における既存顧客維持の重要性増大を追い風に、既存業界での深耕と新業界開拓による事業拡大を目指す。主要顧客への依存度低減、プロジェクト管理強化、人材確保・育成を経営課題とし、持続的な成長と企業価値向上を図る。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VT9P | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 455M 1.6B 1.5B
営業利益 65M 33M 17M
純利益 59M 25M 1M
EPS 41.5 17.4 0.9
BPS 249.5

大株主

株主名持株比率
花井 秀勝0.16%
花井 優樹0.15%
プログレス株式会社0.11%
TOPPAN株式会社0.10%
佐々木 卓也0.09%
清永 敏郎0.04%
花井 智子0.04%
フュージョン従業員持株会0.02%
酒井 由香0.02%
株式会社SBI証券0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-03-06株式会社SBI証券 3.61
2025-02-06株式会社SBI証券 5.56
2023-10-06TOPPAN株式会社 9.98
2023-10-06TOPPANホールディングス株式会社
2023-09-06株式会社SBI証券 6.68
2023-03-22株式会社SBI証券 7.1
2023-02-14凸版印刷株式会社 9.99
2023-02-13花井 秀勝 30.54
2023-02-10花井 秀勝 30.54
2022-10-19花井 秀勝 41.07
2021-09-22株式会社SBI証券 6.19

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-07-14TDNet2027年2月期第1四半期決算短信[日本基準](非連結)
2026-05-29TDNet公益財団法人財務会計基準機構への加入状況に関するお知らせ
2026-03-19TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2026-03-19TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2025-10-14TDNetearnings: 2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](非連結)
2025-10-14TDNet2026年2月期中間期決算補足説明資料
2025-10-14TDNet業績予想と実績との差異に関するお知らせ
2025-10-14TDNet2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](非連結)
2025-07-14TDNetearnings: 2026年2月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結)
2025-07-14TDNet2026年2月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結)
2025-05-26TDNet公益財団法人財務会計基準機構への加入状況に関するお知らせ
2025-04-23TDNet2025年2月期決算補足説明資料
2025-03-06TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2025-02-06TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2023-10-06TDNetHolding change by TOPPAN株式会社
2023-10-06TDNetHolding change by TOPPANホールディングス株式会社
2023-09-06TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2023-03-22TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2023-02-14TDNetHolding change by 凸版印刷株式会社
2023-02-13TDNetHolding change by 花井 秀勝