Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ユーザーローカル (3984)

株式会社ユーザーローカルは、ビッグデータとAIを活用したSaaS型プラットフォームサービスを提供。主力はデジタルマーケティングの「User Insight」、ソーシャルメディア解析の「Social Insight」、問い合わせ対応の「Support Chatbot」、法人向け生成AIの「ユーザーローカル ChatAI」。利用者増によるデータ蓄積とAI精度向上が競争優位性。知見と実例に基づく技術開発力も強み。導入容易なSaaSで幅広い顧客基盤を構築し、生成AI市場拡大と新サービス開発を成長ドライバーとする。 [本社]東京都港区 [創業]2005年 [上場]2017年

1. 事業概要と競争優位性

ユーザーローカルは「ビッグデータ×人工知能で世界を進化させる」経営理念のもと、ビッグデータとAIを活用したSaaS型プラットフォームサービスを提供する。データクラウド事業の単一セグメントで事業を展開する。

主要サービスは、Webサイト運営支援の「User Insight」、ソーシャルメディア運用支援の「Social Insight」、問い合わせ対応業務支援の「Support Chatbot」、法人向け生成AIプラットフォーム「ユーザーローカル ChatAI」である。

競争優位性として、利用者増によるデータ蓄積とAIの機械学習による精度・解析能力向上というネットワーク効果を持つ。培った知見と実例に基づく技術開発力を生かし、高精度なサービス提供を実現する。SaaS形態での提供により、導入容易かつ低価格で、幅広い顧客基盤を構築する。ビジネスモデルはSaaSによるストック型収益である。

2. 沿革ハイライト

2005年9月、伊藤将雄が有限会社ユーザーローカルを設立。2007年8月に株式会社へ組織変更する。2008年12月「User Insight」、2012年1月「Social Insight」、2017年2月「Support Chatbot」をリリース。2017年3月東証マザーズに上場し、2019年11月市場第一部へ変更する。2024年1月法人向け生成AIサービス「ユーザーローカルChatAI」をリリースする。

3. 収益・成長

売上高は直近3期で3,288,826千円、3,907,679千円、4,581,996千円と成長を継続する。営業利益は1,728,000千円、1,971,441千円、純利益は954,352千円、1,185,536千円、1,429,454千円と堅調に推移する。

成長ドライバーは、ビッグデータとAI技術の汎用性による市場拡大である。特に生成AI技術は社会に与えるインパクトが期待され、国内AIシステム市場規模は2023年の6,858億円から2028年には2兆5,433億円への拡大が予想される(総務省 令和六年版情報通信白書)。主に生成AIを活用した新製品を随時開発し、新サービス開発を継続的に展開する方針である。人材確保と育成、認知度及びブランド力向上も強化する方針である。研究開発費は当事業年度で175,318千円を計上する。

4. 財務健全性

総資産は直近3期で7,211,745千円、8,835,192千円、9,971,332千円と増加傾向にある。純資産も6,340,233千円、7,724,850千円、8,699,226千円と順調に増加し、自己資本比率は約87%台と高い水準を維持する。現金及び現金同等物は6,366,856千円、7,676,580千円、8,545,796千円と潤沢であり、有利子負債は0千円と無借金経営を継続する。営業キャッシュフローは1,545,204千円、1,806,221千円と継続的にプラスを計上し、安定した事業運営を示す。システム強化のため、当事業年度に259,621千円の設備投資を実施する。

5. 株主還元

年間配当金は、直近3期で4.0円、8.0円、14.0円と増加傾向にある。2025年6月末現在、207,800株の自己株式を保有する。

6. 注目ポイント

生成AI分野の国際競争激化は、顧客ニーズを深く理解し、価値を引き出すサービス提供の重要性を高める。優秀なAIエンジニアやデータサイエンティストの人材確保と育成は継続的な課題である。システムの安定稼働とセキュリティ管理体制の構築・維持も重要であり、ISO/IEC 27001等の認証取得により対応する。SNS等からの情報取得制限リスクや、基礎技術の特許申請を行わない方針による技術流出リスクが存在し、機密保持に係る覚書締結等で対応する。新規事業推進においては、構想段階の事業が実現しない、または収益獲得に至らず撤退する可能性も考慮する。SaaS提供のため、顧客離れが生じた場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があり、顧客ニーズの変化や技術革新への迅速な対応が求められる。

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WPIP | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
23.9B 16.6倍 2.7倍 0.0% 1,473.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.6B 3.9B 3.3B
営業利益 2.0B 1.7B 1.4B
純利益 1.4B 1.2B 954M
EPS 88.9 73.9 59.8
BPS 543.4 477.9 397.0

大株主

株主名持株比率
伊藤 将雄0.38%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.06%
渡邊 和行0.05%
三上 俊輔0.02%
野村證券株式会社0.01%
株式会社キーバリュー0.01%
中村 賀一0.01%
吉岡 慎一郎0.01%
本郷 寛0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-05三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.00%+4.00%
2026-02-20アセットマネジメントOne株式会社 0.04%N/A
2024-11-19伊藤 将雄 38.70%(1.12%)
2024-11-15伊藤 将雄 38.70%(1.12%)
2024-06-21アセットマネジメントOne株式会社 0.05%+0.05%
2023-09-19伊藤 将雄 39.82%(8.57%)
2023-04-14グランジャー・ピーク・グローバル・アドバイザーズ・エルエルシ 3.93%(1.13%)
2022-02-18伊藤 将雄 48.39%(1.11%)
2021-10-07グランジャー・ピーク・グローバル・アドバイザーズ・エルエルシ 5.06%+0.06%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-05EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 4.0%1,518+2.37%
2026-03-03TDNet配当・還元ユーザーローカル自己株式の取得状況に関するお知らせ1,502-1.86%
2026-02-20EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.04%1,591-4.40%
2026-02-12TDNetIRユーザーローカル2026年6月期 第2四半期決算説明資料1,740-6.15%
2025-11-07TDNet人事ユーザーローカル当社取締役に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ1,903+1.63%
2025-10-08TDNet人事ユーザーローカル当社取締役に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分に関するお知らせ2,030-1.08%
2025-08-07TDNetIRユーザーローカル2025年6月期 決算説明資料2,011+2.83%
2025-08-01TDNet配当・還元ユーザーローカル自己株式の取得状況に関するお知らせ1,956+0.36%
2025-07-01TDNet配当・還元ユーザーローカル自己株式の取得状況に関するお知らせ1,849-2.38%
2025-06-09TDNetその他ユーザーローカル当社の従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ1,892-1.80%
2024-11-19EDINET大量保有伊藤 将雄大量保有 38.7%
2024-11-15EDINET大量保有伊藤 将雄大量保有 38.7%
2024-06-21EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.05%
2023-09-19EDINET大量保有伊藤 将雄大量保有 39.82%
2023-04-14EDINET大量保有グランジャー・ピーク・グローバル・アドバ大量保有 3.93%
2022-02-18EDINET大量保有伊藤 将雄大量保有 48.39%
2021-10-07EDINET大量保有グランジャー・ピーク・グローバル・アドバ大量保有 5.06%