Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ビーブレイクシステムズ (3986)

ビーブレイクシステムズは、クラウドERP「MA-EYES」の開発・販売を行うパッケージ事業と、Java特化のシステムインテグレーション(SI)事業を展開する。MA-EYESはサービス業向けに特化し、顧客要望を柔軟に実現する「セミオーダー」手法で、業務プロセス変更の課題を解決し、中堅企業の導入ハードルを低減する競争優位性を持つ。パッケージ事業はフロー型とストック型収益で構成され、ストック型売上が増加傾向にある。SI事業は継続取引で安定した収益基盤を築く。DX推進や人手不足を背景にERP市場拡大が成長ドライバーとなる。 [本社]東京都品川区 [創業]2002年 [上場]2017年

1. 事業概要と競争優位性

ビーブレイクシステムズは、「世界が認めるシステム及びサービスを世に広める活動を通じて、社会の発展に貢献する」という理念のもと、クラウドERPの開発・販売を行うパッケージ事業と、顧客システムの受託開発・IT人材派遣を行うシステムインテグレーション(SI)事業を展開する。技術者は両事業のプロジェクトに柔軟に配置する。

パッケージ事業の主力製品「MA-EYES」は、サービス業、特に労働集約型・プロジェクト型業種に特化したクラウドERPである。管理会計モジュールを中核に、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払管理等の機能を提供する。その競争優位性は「セミオーダー」手法にあり、システムの基盤部分を共通化しつつ顧客固有の要望に沿った開発を行う。これにより、従来のERP導入課題であった業務プロセス変更の強制を解決し、開発工数・費用を抑制する。この手法は、予算制約のある従業員数100人以上1,000人未満の規模の企業や、業務プロセスがビジネスモデルの根幹であるサービス業のERP導入ハードルを低減し、顧客のスイッチングコストを高め、長期的な顧客ロックインに繋がる。自社開発した基幹業務システムの開発・稼動環境ソフトウエア「J-Fusion」を用いた受託開発ソリューションも提供し、ECサイト決済サービス提供企業に複数の導入実績を持つ。

SI事業は、開発言語をJavaに特化することで技術的差別化を図る。これまでの顧客との継続的な取引関係により、受注の波が小さく安定した事業基盤を構築する。自社運営のフリーランス向け案件紹介サイト「Humalance」を活用し、上質な開発リソースを確保する。

2. 沿革ハイライト

2002年7月、東京都品川区に設立する。2005年10月に統合型基幹業務パッケージ「MA-EYES」をリリースし、2010年5月にはSaaS版提供を開始、クラウドシフトに対応する。2017年6月東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月グロース市場へ移行する。2018年8月フリーランス向け案件紹介サイト「Humalance」を開始する。2025年3月ISMS認証およびISMSクラウドセキュリティ認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化する。

3. 収益・成長

パッケージ事業の売上は、導入時のフロー型と継続利用によるストック型で構成され、新規受注に伴いストック型売上が増加傾向にある。これは安定的なリカーリング収益基盤を強化する。

経営環境は、「働き方改革」や「DX」の社会的要請、リモートワークの定着、人手不足の深刻化により、生産性向上への取り組みが活発化し、ERP導入市場の更なる拡大が予想され、TAM拡大要因となる。

成長ドライバーとして、既存パッケージの機能拡張・改善、現在主要ターゲットとなっていない新業種向け機能の開発、および基盤技術を大幅更新した次世代MA-EYESの開発・販売を推進する。また、マーケティング活動及び販売体制の強化、全国での拡販、およびパッケージ関連商材の拡販等により売上高および利益の拡大を目指す。SI事業は「Humalance」による開発リソース確保、社員技術者のアサイン増、既存取引先との取引深耕により売上利益の拡大を図る。

研究開発活動はパッケージ事業に集中し、当事業年度の研究開発費は132百万円である。MA-EYESの機能拡張、法改正対応、セキュリティ等非機能要件への対応、SaaS版サービスラインナップ拡充に注力する。

4. 財務健全性

有利子負債が0.0円であり、無借金経営を維持する。直近の現金及び現金同等物は454,049千円である。

5. 株主還元

年間配当はprior2期で12.0円、prior1期で15.0円、current期で18.0円と増加傾向にある。

6. 注目ポイント

同社の競争優位性は、サービス業特化型クラウドERP「MA-EYES」の「セミオーダー」手法にある。これは顧客の業務プロセス変更を最小限に抑えつつカスタマイズニーズに応え、中堅企業のERP導入障壁を低減し、顧客のスイッチングコストを高める。これにより、安定的なストック型収益を積み上げるビジネスモデルを構築する。

Java開発に特化したSI事業は、技術的専門性と継続的な顧客取引により安定した収益基盤を提供し、パッケージ事業の景気変動リスクを補完する。

「働き方改革」や「DX」の進展、人手不足の深刻化は、ERP導入市場の拡大を後押しする明確な成長ドライバーである。同社は、既存パッケージの機能拡充、新業種展開、次世代MA-EYES開発、営業体制強化、人材確保により、この市場機会を捉え、持続的な成長を目指す戦略を推進する。小規模組織であるため、優秀な人材の確保・育成と内部管理体制強化が今後の重要な課題となる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WR2U | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
805M 21.7倍 0.5倍 1.9% 524.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.0B 1.4B 1.4B
営業利益 99M 142M 110M
純利益 75M 110M 92M
EPS 16.5 24.1 60.4
BPS 1,126.7

大株主

株主名持株比率
白岩 次郎0.40%
各務 正人0.10%
上川 伸彦0.08%
高橋 明0.07%
光通信㈱0.05%
加藤 忠男0.02%
熊田 圭一郎0.02%
上田八木短資㈱0.02%
吉田 周作0.01%
塩川 靖幸0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-08光通信株式会社 10.27
2025-12-05光通信株式会社 9.17
2025-12-01白岩 次郎 31.96
2025-12-01上川 伸彦 6.92
2025-11-17光通信株式会社 8.13
2025-09-26光通信株式会社 7.12
2025-09-11光通信株式会社 6.27
2025-09-04光通信株式会社 5.22
2025-09-03白岩 次郎 35.65
2023-01-18高橋 明 6.53
2022-11-14各務 正人 9.24
2022-11-07各務 正人 7.16
2022-11-07各務 正人 8.22
2022-11-04各務 正人 8.78
2021-12-22各務 正人 6.38
2021-12-21各務 正人 7.16
2021-11-30各務 正人 5.21

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNet東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更に関するお知らせ
2026-03-13TDNet(開示事項の経過)東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更承認に関するお知らせ
2026-02-16TDNet2026年6月期 第2四半期(中間期)決算説明資料
2026-02-13TDNetスタンダード市場への市場区分変更申請実施に関するお知らせ
2026-01-08TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-12-05TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-12-01TDNetHolding change by 白岩 次郎
2025-12-01TDNetHolding change by 上川 伸彦
2025-11-28TDNet株式の立会外分売終了に関するお知らせ
2025-11-27TDNet株式の立会外分売実施に関するお知らせ
2025-11-20TDNet株式の立会外分売に関するお知らせ
2025-11-17TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-26TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-22TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2025-09-11TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-04TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-03TDNetHolding change by 白岩 次郎
2025-08-28TDNet株式の立会外分売終了に関するお知らせ
2025-08-27TDNet株式の立会外分売実施に関するお知らせ
2025-08-21TDNet株式の立会外分売に関するお知らせ