ニューラルグループは「AIで心躍る未来を」ミッションに、AIエンジニアリング事業を単一セグメントで展開する。リアル空間のデジタル化による社会課題解決を目指し、デジソリューションとライフスタイルの2ドメインで事業を構成する。デジソリューションではAIカメラ活用による駐車場・物流施設の効率化、人流解析・防犯、在宅勤務支援、LEDディスプレイ、マンションサイネージ広告、即時検知・発報ソリューション「エッジアラート」を提供する。ライフスタイルではアパレル向けファッショントレンド解析「AIMD」、積込み最適化ソリューション「AI-VANNING」、ソニー株式会社と共同開発した1on1支援ツール「KizunaNavi」等を提供する。同社グループは、データが循環するスマートシティの実現を目指し、エッジAIプラットフォームの提供を通じ「待ちのない街」と「情報に出逢える街」を創出する。
競争優位性(Moat)と参入障壁は、独自の深層学習技術ライブラリとエッジAI技術に集約される。汎用オープンソースアルゴリズムを転用せず、独自学習データ収集・構築による高い検出精度のモデルを使用する。専属データアノテーションチームがAI精度を継続的に向上させ、ファッショントレンド解析では98%を超えるアイテム検知を実現する。自社開発ソフトウェアにより、学習モデルを短期間で実装する能力を持つ。
エッジAI技術は、端末処理でAIを実行・動作させ、大規模データをサーバーにアップロードする負担を低減し、低コスト化・省電力化を実現する。携帯電話での通信が行える程度のインターネット環境と電源で利用可能であり、高い拡張性を有する。個人情報を含む顔画像等をサーバーに送信せずAIを活用できるため、プライバシー保護の面で優位性を持つ。同社グループのAIソフトウェアは特定のデバイスやプロセッサに依存せず横断的に搭載可能であり、商用基準を満たす信頼性を担保する。また、限られた処理性能の中で安定的に動作する最適化アルゴリズムの開発・実装に深い知見を有する。独自開発の軽量・高精度なAIライブラリとエッジコンピューティングの親和性を最大限に活かし、商用レベルの解析精度と安定動作を両立する。
これらの技術的優位性に加え、経験豊富なコンサルティングファーム出身者や大手企業・官公庁でのプロジェクト統括経験者による主体的なビジネス開発力、世界各国から集まる博士号保有者や国際学会論文発表経験者を含むAIエンジニアによる高い技術力も参入障壁を形成する。ビジネスモデルは、プロジェクト単位の受注積み上げ型から、AI技術を活用した自社サービス・プロダクトの開発と拡販モデルへ転換を進め、フィーベース事業からユニットベース事業への進化を図ることで、売上成長が直接的に収益を押し上げる構造を構築する。
同社は2018年1月に設立され、2020年8月に東京証券取引所マザーズに上場した。設立当初からファッショントレンド解析サービス「AIMD」を提供し、駐車場向け満空把握ソリューションや在宅勤務支援「リモデスク」など多様なAIサービスを展開する。M&A戦略を推進し、2021年11月に株式会社フォーカスチャネルを、2022年2月に株式会社ネットテンを子会社化し、サイネージ広告・電子看板事業を拡大した。2023年5月にはソニー株式会社と資本業務提携契約を締結し、2024年3月には共同開発した1on1支援サービス「KizunaNavi」の提供を開始した。2024年6月にはNVIDIAパートナープログラム「NVIDIA Partner Network」に参画した。
同社グループは、AIビジネス市場の拡大を主要な成長ドライバーとする。国内AIシステム市場は2023年度の6,858億円から2028年度には2兆5,433億円に、エッジAIコンピューティング市場は2023年度の150億円から2027年度までに370億円に成長すると予想される。スマートシティの世界市場は2030年には6.0兆ドル、AIサービス市場全体は2030年までに281兆円規模まで急拡大する見込みである。同社グループは、顧客が認識していない潜在市場を自社で掘り起こす事業開発を専業とし、スマートシティを構成する多様なサービス分野を拡大してきた。M&A戦略やソニー株式会社等との資本業務提携、NVIDIAパートナープログラムへの参画を通じて、事業領域の拡大と技術連携を強化する。省電力化といった環境負荷低減やSDGs、プライバシー保護に配慮したエッジAI技術の活用は、持続可能な社会づくりへの貢献を通じた事業機会の拡大にも寄与する。
同社グループの総資産はprior2期3,803,357千円からcurrent期2,976,777千円へ減少傾向を示す。純資産はprior2期432,443千円からcurrent期614,239千円へ増加傾向を示す。現金及び現金同等物はprior2期1,008,082千円からcurrent期659,142千円へ減少する。有利子負債はprior2期0千円からprior1期2,419,480千円へ増加後、current期1,876,028千円へ減少する。EBITDAはprior1期827,470千円からcurrent期187,379千円へ減少する。営業キャッシュフローはprior1期386,992千円からcurrent期194,597千円へ減少する。当連結会計年度における研究開発費は157,345千円、設備投資は4,769千円を支出する。
同社は創業以来配当を実施していない。成長過程のため、内部留保の充実を図り、経営体質の強化や事業拡大のための投資に充当することが株主に対する最大の利益還元につながると認識する。将来的には収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び事業環境を勘案した上で、安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針であるが、現時点での配当実施の可能性及びその実施時期は未定である。
同社グループは、独自の深層学習技術とエッジコンピューティング技術を核としたAIエンジニアリング事業を展開し、スマートシティ分野での成長を目指す。汎用オープンソースに依存しない高精度な独自AIライブラリの開発能力と、低コスト・省電力・プライバシー保護に優れるエッジAI技術は、今後の社会インフラとしてのAI普及において重要な競争優位性となる。M&Aや資本業務提携を積極的に活用し、事業領域の拡大と技術連携を加速する戦略は、急速に変化するAI市場での成長ドライバーとなる。NVIDIAパートナープログラムへの参画は、技術エコシステム内での存在感を高める可能性がある。一方で、AI市場の競争激化や技術革新への継続的な対応、優秀なAIエンジニアの確保・育成は重要な課題である。特定の取引先への依存度が高い点(2024年12月期における売上高上位3社が約1割)はリスク要因として認識し、他社への売上高拡大による依存度低下を図る方針である。新規事業の推進に伴う投資や利益率低下の可能性も考慮する必要がある。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 5.4B | — | 9.2倍 | — | 355.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.6B | 3.2B | 2.9B |
| 営業利益 | 36M | -659M | -312M |
| 純利益 | -61M | -650M | -909M |
| EPS | -4.0 | -43.6 | -63.3 |
| BPS | 38.8 | 29.8 | 29.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 重松 路威 | 0.56% |
| 特定金外信託受託者 株式会社SMBC信託銀行 | 0.05% |
| ソニー株式会社 | 0.04% |
| 清水 優 | 0.03% |
| 株式会社SBI証券 | 0.02% |
| 篠塚 孝哉 | 0.02% |
| ミシュースティン ドミートリ | 0.01% |
| シニフィアン・アントレプレナーズファンド投資事業有限責任組合 | 0.01% |
| 楽天証券株式会社 | 0.01% |
| 一般社団法人共同通信社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-09-04 | 重松 路威 | 56.37% | (0.87%) |
| 2023-05-25 | 重松 路威 | 57.24% | (4.56%) |
| 2022-10-26 | 重松 路威 | 61.79% | (1.02%) |
| 2022-10-26 | 重松 路威 | 61.80% | (1.01%) |
| 2022-08-29 | 重松 路威 | 62.81% | (1.34%) |
| 2022-03-23 | SMBC日興証券株式会社 | 0.34% | (9.98%) |
| 2021-12-13 | SMBC日興証券株式会社 | 10.32% | +10.32% |
| 2021-06-03 | 重松 路威 | 64.15% | (3.61%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-26 | TDNet | その他 | G-ニューラル | 公認会計士等の異動に関するお知らせ | 395 | +0.76% |
| 2026-02-12 | TDNet | その他 | G-ニューラル | 株式会社ポマト・プロ及び株式会社カクタスの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ | 413 | -4.12% |
| 2025-12-19 | TDNet | 資本政策 | G-ニューラル | ストック・オプション(新株予約権)の取得・消却に関するお知らせ | 391 | -2.30% |
| 2025-11-10 | TDNet | 決算 | G-ニューラル | 2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 575 | -12.00% |
| 2025-11-10 | TDNet | IR | G-ニューラル | 2025年12月期第3四半期決算説明資料 | 575 | -12.00% |
| 2025-10-17 | TDNet | 資本政策 | G-ニューラル | 臨時株主総会招集のための基準日設定並びに資本金及び資本準備金の額の減少(減資)及び剰余金の処分に関す | 518 | +2.70% |
| 2025-10-03 | TDNet | 資本政策 | G-ニューラル | 第三者割当増資における発行株式数の確定に関するお知らせ | 699 | +0.14% |
| 2025-09-04 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 56.37% | 790 | +0.76% |
| 2025-09-02 | TDNet | その他 | G-ニューラル | 発行価格及び売出価格等の決定のお知らせ | 823 | -4.01% |
| 2025-08-26 | TDNet | 資本政策 | G-ニューラル | 新株式発行及びオーバーアロットメントによる株式売出しに関するお知らせ | 878 | -6.26% |
| 2025-06-10 | TDNet | 配当・還元 | G-ニューラル | 連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ | 743 | +0.81% |
| 2023-05-25 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 57.24% | — | — |
| 2022-10-26 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 61.79% | — | — |
| 2022-10-26 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 61.8% | — | — |
| 2022-08-29 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 62.81% | — | — |
| 2022-03-23 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 0.34% | — | — |
| 2021-12-13 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 10.32% | — | — |
| 2021-06-03 | EDINET | 大量保有 | 重松 路威 | 大量保有 64.15% | — | — |