Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

rakumo株式会社 (4060)

rakumo株式会社は、Google WorkspaceやSales Cloudと連携する企業向けグループウェア「rakumo」等のSaaSサービスを主力とする。サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルで継続収益を確保する。世界的なクラウドプラットフォーム上でのビジネス展開は参入障壁となり、多機能性、導入容易性、ユーザー体験重視のデザイン、100社超の販売パートナー、低解約率(2024年度通期平均1.03%)が競争優位性。2,473社に導入され、120万ライセンスを達成する。国内の業務デジタル化需要とプラットフォーム利用者増が成長ドライバー。 [本社]東京都千代田区 [創業]2004年 [上場]2020年

**1. 事業概要と競争優位性**

rakumo株式会社は、「仕事をラクに。オモシロく。」をビジョンに掲げ、企業の業務生産性向上に貢献するITビジネスソリューション事業を展開する。主要サービスは、企業向けグループウェア「rakumo」、社内SNS型日報共有アプリ「gamba!」、IR動画配信サービス「SmartVision IR」等のSaaSサービス、導入支援等のソリューションサービス、ベトナムを拠点とするITオフショア開発サービスで構成する。

主力SaaS「rakumo」は、Google社の「Google Workspace」やセールスフォース社の「Sales Cloud」と連携し、カレンダー、勤怠管理、経費精算、稟議申請等の各種機能を提供するアドオンツールである。

ビジネスモデルは、サービス料金を顧客企業の使用期間及びユーザー数に応じて定期定額契約として課金するサブスクリプション型リカーリングレベニューモデルを採用する。継続的な収益が積み上がるストック型ビジネスとしての安定性と、新規契約数増加に伴う高い成長性を両立する。年間契約主体の一括前払いにより、キャッシュ・フローの観点で有利である。

競争優位性(Moat)及び参入障壁は以下の通りである。

* **参入障壁**: 世界的なクラウドプレーヤーであるGoogle社及びセールスフォース社のプラットフォーム上でビジネスを展開する。プラットフォームの仕様に合わせた製品開発及びメンテナンスの必要性が高い参入障壁となる。

* **競争優位性**:

* 多種多様なプロダクト提供と開発力: 2つのプラットフォーム上でのサービス展開、多くのクライアントニーズに対応可能な複数プロダクトの提供、クロスセルの実現。

* 導入・利用しやすい料金: Google社やセールスフォース社のクラウドプラットフォームサービスを利用し、低コストでの導入を可能にする。シングルインスタンス採用により、導入・保守費用を大きく軽減する。

* ユーザー体験分析を基としたサービスデザイン: エンドユーザーの利用ケースを分析し、利用しやすい操作画面やプロセスをデザインする。

* 自社・他社サービスとの連携: Google WorkspaceやSales Cloud、及びrakumoシリーズ内のサービス同士が連携し、重複入力の削減やプロセスの自動化を実現する。

* 強固な顧客基盤と高いスイッチングコスト: 業種・規模を問わず、多種多様な2,473社(2024年12月末時点)に導入され、少数の特定顧客に依存しない収益構造を持つ。グループウェアの入れ替えには全社的な対応が必要となることが多く、容易に解約されにくい性質の製品であり、月間解約率は低位(2024年度通期平均1.03%)で推移する。

* 販売チャネル: 100社以上の販売パートナー及び紹介パートナーと、インターネットマーケティングを主体とした自社販売チャネルの2つを効果的に機能させる。

成長ドライバーは、国内における「業務のデジタル化」需要の継続・加速、主要プラットフォームであるGoogle Workspace及びSales Cloudの利用者数増加である。生成AIを含む既存製品の機能向上、新たな製品提供、M&A戦略(株式会社gamba、株式会社アイヴィジョンの連結子会社化)によるサービス領域拡大と収益基盤強化も成長を牽引する。

**2. 沿革ハイライト**

2004年12月、株式会社日本技芸として設立。2010年4月、Googleカレンダー連携グループウェア「rakumoカレンダー」のサービス提供を開始し、SaaS事業へ本格参入する。2015年11月、rakumo株式会社へ商号変更。2018年4月、ベトナム子会社を連結化しITオフショア開発体制を確立する。2020年9月、東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場する。2022年6月、株式会社gambaを、2023年7月、株式会社アイヴィジョンを連結子会社化し、事業領域を拡大する。rakumoシリーズのライセンス数は、2013年7月の10万から2024年3月には120万を達成する。

**3. 収益・成長**

当社グループは、サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルにより、継続的な収益の積み上げと高い成長を目指す。売上高、営業利益、純利益は増加傾向で推移する。新規顧客開拓、既存顧客へのクロスセル及びアップセル、サービス満足度向上により、継続的な収益確保と成長を図る。主な経営指標として売上高、営業利益及び調整後EBITAを重視するとともに、ユーザー数、利用企業数、ストック収益の成長率及び解約率を重視する。

**4. 財務健全性**

サブスクリプション型ビジネスモデルは、年間契約主体の一括前払いにより、キャッシュ・フローの観点で有利に作用する。現金及び現金同等物を潤沢に保有し、有利子負債は0千円であり、実質無借金経営を維持する。総資産及び純資産は増加傾向にある。

**5. 株主還元**

当社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、事業投資と株主還元のバランスを考慮する方針である。年間配当を実施する。

**6. 注目ポイント**

当社グループは、Google社及びセールスフォース社との関係を維持し、生成AIを含む既存製品の機能向上及び市場ニーズを踏まえた新たな製品提供を継続する。販売パートナーとのリレーション強化に加え、業界セグメント特化型マーケティングやインサイドセールス体制の強化により、自社直接販売の強化を図る。M&A等を通じたクロスセル、rakumoシリーズの対応プラットフォーム拡大や非依存のビジネスSaaS領域でのビジネス拡大を企図する。これらの成長戦略を支えるため、優秀な人材の継続的な採用と育成を重要な課題と認識する。

リスクとして、2023年5月に発行した新株予約権及び転換社債がすべて行使又は転換された場合、2024年12月31日時点の発行済株式総数に対し24.66%の希薄化率となることから、株式市場での需給バランスや株価への影響は注視すべきである。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VGPW | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.0B 23.6倍 3.7倍 0.0% 1,032.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.4B 1.3B 1.1B
営業利益 383M 304M 232M
純利益 253M 196M 185M
EPS 43.8 34.1 32.3
BPS 280.2 235.3 200.5

大株主

株主名持株比率
御手洗 大祐0.17%
平井 康博0.11%
田近 泰治0.09%
株式会社創世0.06%
アイ・マーキュリーキャピタル株式会社0.05%
みずほ証券株式会社0.03%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
株式会社SBI証券0.02%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.01%
楽天証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-23平井 康博 19.86%+0.18%
2025-06-23平井 康博 19.86%+0.18%
2025-05-07平井 康博 19.68%+1.34%
2025-04-01平井 康博 18.34%+1.06%
2025-03-17平井 康博 11.10%+2.22%
2025-03-17平井 康博 12.63%+1.53%
2025-03-17平井 康博 13.70%+1.10%
2025-02-14平井 康博 5.39%+0.39%
2025-02-14平井 康博 6.56%+1.17%
2025-02-14平井 康博 7.81%+1.25%
2025-02-14平井 康博 8.88%+1.07%
2025-01-22平井 康博 16.30%+1.07%
2025-01-22平井 康博 17.36%+1.06%
2025-01-08平井 康博 14.16%+0.51%
2025-01-08平井 康博 13.29%+0.66%
2025-01-08平井 康博 15.20%+1.04%
2024-12-27御手洗 大祐 23.77%(0.09%)
2024-12-20平井 康博 7.52%+0.96%
2024-12-20平井 康博 8.60%+1.08%
2024-12-18平井 康博 7.52%+0.96%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-02TDNetその他G-rakumorakumo と AvePoint Japan、情報共有とエンゲージメント向上を支援する 「raku1,099+1.46%
2026-01-22TDNetその他G-rakumo連結子会社の社名変更に関するお知らせ1,020+1.08%
2025-11-21TDNetM&AG-rakumo完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ1,041-0.29%
2025-10-30TDNet業績修正G-rakumo通期連結業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ1,142-2.71%
2025-10-02TDNet新規事業G-rakumo(開示事項の経過)AvePoint Japan株式会社との業務提携に関する進捗状況のお知らせ1,185+1.52%
2025-09-01TDNet新規事業G-rakumoAvePoint Japan株式会社との業務提携に関するお知らせ1,192+11.33%
2025-09-01TDNet新規事業G-rakumoAvePoint Japan株式会社との業務提携について(補足説明資料)1,192+11.33%
2025-08-01TDNetその他G-rakumo(開示事項の経過) 株式会社エージェントシェアの株式の取得(子会社化)完了に関するお知らせ1,008-0.79%
2025-07-22TDNetその他G-rakumo株式会社エージェントシェアの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ1,013+3.36%
2025-07-22TDNetその他G-rakumo株式会社エージェントシェアのグループ参画について(補足説明資料)1,013+3.36%
2025-07-03TDNetその他G-rakumoGoogle版rakumo 一部製品 料金改定のお知らせ872+10.44%
2025-07-01TDNetその他G-rakumo(開示事項の経過) 株式会社スタートレの株式の取得(子会社化)完了に関するお知らせ875-1.03%
2025-06-30TDNetその他G-rakumo株式会社スタートレの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ895-2.23%
2025-06-30TDNetその他G-rakumo株式会社スタートレのグループ参画について(補足説明資料)895-2.23%
2025-06-30TDNetその他G-rakumo財務上の特約が付された金銭消費貸借契約の締結について895-2.23%
2025-06-23EDINET大量保有平井 康博大量保有 19.86%869-0.46%
2025-06-23EDINET大量保有平井 康博大量保有 19.86%869-0.46%
2025-05-07EDINET大量保有平井 康博大量保有 19.68%872+1.83%
2025-04-01EDINET大量保有平井 康博大量保有 18.34%849-2.24%
2025-03-17EDINET大量保有平井 康博大量保有 11.1%812+0.49%