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株式会社日本ピグメントホールディングス (4119)

日本ピグメントホールディングスは、樹脂コンパウンド、樹脂用着色剤、加工カラー等の色彩関連製品を国内外で製造販売する。独自の選定・配合技術と高度な分散技術を競争優位性とし、高機能・高意匠性製品、ディスプレイ用カラーフィルター用ミルベースで高い評価を得る。売上高の約6割を占める樹脂コンパウンドは顧客樹脂メーカーへのOEM生産が主体。中期経営計画に基づき、海外事業比率の引き上げ、新規事業創出、環境配慮型製品開発を推進する。 [本社]東京都千代田区 [創業]1925年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社日本ピグメントホールディングスは、樹脂コンパウンド、樹脂用着色剤、加工カラー、ピグメントカラー等の色彩関連製品を国内外で製造販売する。事業セグメントは日本、東南アジア、中国、その他に分かれ、最終製品は自動車、家電、情報機器、OA機器向けが中心である。

競争優位性は、長年培った独自のプラスチック着色剤及び添加剤の「選定・配合技術」と、コアテクノロジーである高度な「分散技術」に立脚する。これらの技術を駆使し、多様なニーズに的確に対応する。高機能・高意匠性製品を提供し、ディスプレイ用途のカラーフィルター用ミルベースでは国内外の顧客から高い性能評価を得る。電子材料用途では、ナノ分散技術を応用した液体分散体や半導体向け導電材の研究開発も進める。長年の技術蓄積と高度な分散技術、顧客ニーズへの対応力が参入障壁となる。売上高の約6割を占める樹脂コンパウンド事業は、顧客樹脂メーカーからのOEM生産が主体である。

2. 沿革ハイライト

当社は1925年7月に個人経営「三輪商店」として創業し、1949年7月に「日本ピグメント株式会社」へ商号を変更する。1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場した。1979年2月のシンガポール子会社設立を皮切りに、マレーシア、インドネシア、中国へと海外事業拠点を拡大する。2024年4月には住化カラー株式会社(現・株式会社PLASiST)を子会社化し、同年10月に持株会社体制へ移行、現商号である「株式会社日本ピグメントホールディングス」となる。

3. 収益・成長

当社グループは、2021年度を初年度とする中期経営計画“Change & Evolution 2025”を推進する。創業100周年である2025年に向け、事業構造を変革・進化させ「次の100年」の成長基盤構築を目指す。2025年度の目標としてROE6%以上を掲げる。

成長ドライバーは、新たな事業機会の創出(海外事業比率の引き上げ、適時・適切な投資)、持続可能な社会への貢献(環境リスク低減、環境配慮型製品開発)、経営基盤強化(連結営業キャッシュ・フロー・EBITDA拡大、ESGガバナンス拡充、人材活用)を基本方針とする。研究開発では、高分散技術を応用し、自動車、家電、OA機器、高機能性フィルム、電子材料用途等で新製品開発に取り組む。

経営環境は、国内市場の伸び悩みと価格競争、主要ユーザーの海外生産拠点移転が続く。売上高の約6割を樹脂コンパウンドに依存し、顧客樹脂メーカーからのOEM生産が主体であるため、顧客の販売不振や調達方針変化がリスクとなる。原油価格やレアメタル市場の変動も原材料・エネルギーコストに影響を及ぼす。新規事業開発の滞り、製品品質問題、海外子会社に潜在するリスク、人材確保の難しさも課題である。

2025年3月期の連結売上高は37,921百万円、営業利益は176百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5,026百万円を計上する。

4. 財務健全性

2025年3月期末の連結総資産は44,406百万円、純資産は21,581百万円、現金同等物は3,840百万円、有利子負債は6,636百万円である。財務上のリスクとして、経済動向による計画未達、取引先の経営破綻による売上債権回収不能、事業環境変化による収益性低下や減損損失発生、金利上昇による支払利息増加、株式市場下落による保有有価証券評価減、年金資産運用未達、急激な外国為替レート変動による在外連結子会社の財務諸表項目への影響を挙げる。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円である。

6. 注目ポイント

当社グループは2024年10月に持株会社体制へ移行し、事業構造の変革と進化を図る。2024年4月の住化カラー子会社化は、新たな事業基盤構築に向けたM&A戦略の一環である。コア技術を活かし、高付加価値製品開発と新規事業展開を推進する。環境対応製品開発にも注力し、持続可能な社会貢献と企業成長の両立を目指す。中期経営計画で掲げる海外事業比率の引き上げは、国内市場縮小と価格競争に対応し、グローバル成長を追求する重要なドライバーとなる。樹脂コンパウンド事業への依存度、国内市場縮小、主要ユーザーの海外移転といった課題への対応が今後の経営の鍵を握る。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W7GL | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
8.3B 1.6倍 0.4倍 0.0% 5,270.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 37.9B 26.7B 27.5B
営業利益 177M 426M -59M
純利益 5.0B 741M -520M
EPS 3,202.2 471.9 -331.2
BPS 12,599.2 9,236.9 9,015.7

大株主

株主名持株比率
日本ピグメント取引先持株会0.12%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
株式会社十六銀行0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
日本化薬株式会社0.02%
東京海上日動火災保険株式会社0.02%
千葉 鴻儀0.02%
長瀬産業株式会社0.02%
田中 洋二0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-04菊川 健治 0.00%(11.72%)
2024-07-04堤 洋一郎 12.13%+7.13%
2023-10-02菊川 健治 11.72%+1.00%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-07-04EDINET大量保有菊川 健治変更
2024-07-04EDINET大量保有堤 洋一郎大量保有 12.13%
2023-10-02EDINET大量保有菊川 健治大量保有 11.72%