三和油化工業グループは「環境ニーズを創造する」をコンセプトに、化学品・油剤の製造販売と、使用済み産業廃棄物の収集・中間処分・再資源化を中核事業とする。リユース、リサイクル、化学品、自動車、エンジニアリングの5事業を展開し、製品製造から使用後の有効利用までを物流や品質保証を含め一気通貫で対応する。環境負荷低減と資源有効利用を通じて社会へ貢献する。
競争優位性は高度な技術力に根差す。リユース事業では蒸留・溶媒抽出等の化学的手法で廃溶剤・廃酸から再生製品を精製し、マテリアルリサイクルを行う。リサイクル事業では中和・混練等で産業廃棄物を中間処分・無害化し、再生燃料や副原料として2次利用する。化学品事業では、リユース・リサイクルで培った分離・精製・分析技術を活かし、半導体・電子機器・電池向け高純度化学品を製造する。新品に含まれる極微量金属・異物除去に対応する高度な品質管理能力を有する。廃棄物を「処分対象」ではなく「資源」と捉え、高付加価値な再資源化を実現する技術力が強みである。一気通貫のビジネスモデルは顧客のスイッチングコストを高め、継続的な取引関係を構築する。
参入障壁は高い。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく産業廃棄物処分業、収集運搬業の厳格な許認可取得と定期更新が必要となる。連結子会社サンワリューツー株式会社は国内広域(北海道、島根県、沖縄県を除く44都道府県)で収集運搬業許可を保有し、広範な物流ネットワークを構築する。PCB特別措置法に基づくPCB含有廃棄物処理能力も有する。これらの許認可、広域ネットワーク、長年のノウハウ蓄積、継続的な設備投資は新規参入を困難にする。市場シェアに関する具体的な数値の記載はないが、広域展開と高付加価値技術でニッチ市場での地位を確立する。
当社は1965年3月に自動車関連企業向け油剤・化学品販売を目的として個人創業し、1970年6月に「三和油化工業株式会社」として法人化した。1989年12月には愛知県で産業廃棄物の中間処分業許可を取得し、製品製造から使用済み廃棄物再資源化までを手掛ける環境貢献型事業へ転換する。1998年8月には電子材料向け高純度化学品の製造を開始し、事業領域を拡大した。国内では愛知県刈谷市の本社工場、茨城県稲敷市の茨城事業所、和歌山県和歌山市のサンワ南海リサイクル株式会社の3拠点を中心に事業を展開する。2021年12月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)及び名古屋証券取引所市場第二部に上場し、2022年4月には東証スタンダード市場及び名証メイン市場へ移行した。2024年6月には九州地方の半導体関連企業の需要に対応するため、サンワマテリアルソリューションズ株式会社を設立した。
当社グループの成長ドライバーは、世界的なESG/SDGsへの関心の高まりと、リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへの転換という社会潮流である。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」をはじめとする環境関連法令の遵守と3R推進の要請は、当社事業に追い風となる。
新市場・新製品への対応として、半導体、電子機器、電池などのエレクトロニクス分野や次世代自動車に係る業界の飛躍的な成長を見込む。高純度化学品の供給、希少金属・CFRP等の新素材再資源化、廃電解液等の安全な処理と有効利用技術の開発に注力する。特に九州地方では半導体関連企業の工場建設が急速に進んでおり、多量の産業廃棄物発生が予測されるため、連結子会社サンワマテリアルソリューションズ株式会社を設立し、2027年4月の稼働に向けて準備を進める。国内3拠点体制での設備投資を段階的に実施し、新規顧客開拓と取扱数量の増加を図る。同業他社とのアライアンス体制も拡充し、事業規模の拡大を目指す。主な経営指標として営業利益、売上高営業利益率及び取扱数量を注視する。
当社グループは設備投資資金や運転資金を銀行からの借入等により賄う。借入金比率の低減を図り財務体質の強化に努める方針である。2025年3月31日時点の有利子負債残高は6,130,132千円、総資産20,636,579千円に占める有利子負債比率は約29.7%である。金利上昇傾向が続いた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
2025年3月31日時点の年間配当は43.0円である。過去2期(2024年3月期: 40.0円、2023年3月期: 36.0円)と比較して増配傾向にある。
当社グループは環境関連事業の単一セグメント企業として、社会の持続可能性に貢献する「環境リーディングカンパニー」を目指す。事業活動において「静脈産業」としての社会的認知度向上と、行政、地域住民、教育・研究機関、企業等との協力体制構築を課題と認識する。
経営上の最優先課題として、コンプライアンス体制の整備・充実と、重大事故・労働災害発生防止への取り組みを挙げる。2017年3月の茨城事業所での死亡事故の経験から、リスクアセスメント、安全講習会、教育確認テスト、地元消防との合同安全大会などを継続的に実施し、安全を最優先する文化の定着を図る。
多様化・高度化する顧客ニーズに応え、収益拡大と企業価値向上に不可欠な技術力の向上と社内組織体制の強化を重視する。営業・製造・研究開発部門が密に連携し、品質・付加価値の高い製品・サービス提供を目指す。事業継続と発展のため、人材の確保と育成、IT活用による業務改善も重要な課題である。
経営者が認識する主要なリスクには、労働災害、法令遵守、地域住民との関係、市場ニーズ変化、原油・ナフサ価格変動、自然災害や感染症、借入金と金利変動、業界における競争激化、情報漏洩、新事業のリスク、固定資産の減損リスク、人材確保・育成、知的財産侵害がある。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 13.2B | 22.3倍 | 1.1倍 | 0.0% | 3,055.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16.0B | 15.6B | 17.4B |
| 営業利益 | 836M | 1.3B | 1.9B |
| 純利益 | 591M | 1.0B | 1.3B |
| EPS | 137.0 | 241.3 | 306.9 |
| BPS | 2,854.7 | 2,788.6 | 2,546.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 有限会社エムエムエス | 0.35% |
| 三和油化社員持株会 | 0.08% |
| 柳 均 | 0.05% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.04% |
| 碧海信用金庫 | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| 柳 至 | 0.03% |
| 柳 忍 | 0.03% |
| 株式会社十六銀行 | 0.02% |
| ベル投資事業有限責任組合1 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-03 | 柳 均 | 30.13% | -- |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.15% | (0.01%) |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.15% | (0.01%) |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 32.47% | +0.03% |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.16% | +7.69% |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.16% | -- |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.18% | +0.02% |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.18% | -- |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.18% | -- |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.16% | (0.02%) |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 40.16% | -- |
| 2026-03-03 | 柳 均 | 32.47% | +0.03% |
| 2026-02-20 | 柳 均 | 40.15% | (0.01%) |
| 2026-02-20 | 柳 均 | 40.15% | (0.01%) |
| 2025-06-04 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 1.20% | (4.17%) |
| 2025-06-03 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 1.20% | (4.17%) |
| 2025-06-03 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 1.20% | (4.17%) |
| 2025-05-30 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 1.20% | (4.17%) |
| 2025-05-22 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 5.37% | +1.30% |
| 2025-04-08 | FOUR SEASONS ASIA INVESTMENT P | 5.22% | +3.22% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 30.13% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.15% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.15% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 32.47% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.16% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.16% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.18% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.18% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.18% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.16% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.16% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-03-03 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 32.47% | 3,195 | -9.67% |
| 2026-02-20 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.15% | 2,913 | +2.85% |
| 2026-02-20 | EDINET | 大量保有 | 柳 均 | 大量保有 40.15% | 2,913 | +2.85% |
| 2025-11-11 | TDNet | 決算 | 三和油化工業 | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,738 | +2.70% |
| 2025-11-11 | TDNet | その他 | 三和油化工業 | 2026年3月期 第2四半期決算補足説明資料 | 1,738 | +2.70% |
| 2025-11-11 | TDNet | 業績修正 | 三和油化工業 | 2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお | 1,738 | +2.70% |
| 2025-10-01 | TDNet | 人事 | 三和油化工業 | 連結子会社化の完了及び人事異動に関するお知らせ | 1,585 | +0.88% |
| 2025-08-08 | TDNet | 決算 | 三和油化工業 | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,478 | -1.29% |
| 2025-08-08 | TDNet | その他 | 三和油化工業 | 2026年3月期 第1四半期決算補足説明資料 | 1,478 | -1.29% |