Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社グローバルインフォメーション (4171)

株式会社グローバルインフォメーションは、海外調査出版会社と提携し、市場・技術動向に関する情報商品を多言語プラットフォームで提供する。25年以上の経験で情報を厳選し、医薬品、IT等幅広い産業に対応する。市場調査レポート、年間情報サービス(ストック型)、委託調査、国際会議・展示会事業を展開し、受注販売のため在庫リスクがない。子会社ギブテックはIoT向けLPWA通信機器の開発・販売を手掛ける。委託調査やAI活用、M&A、IoT事業を成長ドライバーとする。 [本社]神奈川県川崎市 [創業]1995年 [上場]2020年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社グローバルインフォメーションは、市場・技術動向に関する情報提供事業を主軸とし、連結子会社ギブテックを通じてIoT関連事業を展開する。主要事業では、海外調査出版会社や会議主催者と提携し、世界の市場・技術動向に関する英文調査レポート、年間情報サービス、国際会議・展示会参加情報等をWEBサイト上のプラットフォームとして提供する。最適な市場情報をタイムリーに提供し、顧客の意思決定を支援することを経営理念とする。

競争優位性(Moat): 25年以上に亘る知識と経験に基づき、有用な情報を選別しプラットフォームに集約する。商品情報は英語原版に加え、日本語、韓国語、中国語に翻訳して提供し、アジア地域を中心に活用される。医薬品、通信・IT、エネルギー等幅広い産業カテゴリーに対応すべく、世界各国の調査出版会社との提携拡大に注力し、多様な情報商品を取り揃える。米国、韓国、台湾、ベルギーに支店を展開し、サービスのボーダレス化を実現する。

参入障壁: 25年以上のノウハウ蓄積、広範な提携ネットワーク、多言語対応、グローバル拠点展開は、新規参入者にとって高い障壁となる。

ビジネスモデルの質: 年間情報サービスはオンラインデータベース型、サブスクリプション型、定期刊行型で継続的に最新情報を提供し、ストック型収益を確保する。全ての事業は顧客からの受注後に仕入先へ発注する受託販売モデルであり、在庫リスクがない。

子会社ギブテックは、IoT向け無線通信LPWA規格「ZETA」関連機器の開発・製造・販売、IoTネットワークの構築・管理受託を行う。

2. 沿革ハイライト

1995年1月、株式会社アイジーアイジャパンとして設立され、市場調査レポートの販売を開始する。1996年7月に商号を株式会社グローバルインフォメーションに変更した。2000年以降、韓国語・中国語販売WEBサイトを開設し、米国、韓国、シンガポール、ベルギー、台湾に海外拠点を展開した。2020年1月にはIoT関連事業の子会社ギブテックを設立し、同年12月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場へ上場した。2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループが属する市場調査レポート市場は、国内企業の海外進出や技術革新、新規事業開拓に伴い成長を続ける。海外においても市場情報、技術動向に関する情報の需要は堅調に増加すると予想される。

成長ドライバー: 中期経営計画『GII Vision 2027』では、「総合市場情報プロバイダーへの進化」を掲げ、主力事業強化と多様な顧客ニーズへの対応を目指す。重点施策として、委託調査事業への注力、生成AIを活用した市場調査商品の拡販、集客・顧客開拓力強化、AIによる社内データの活用促進を推進する。また、手元資金を活用した戦略的な出資やM&Aによる新規事業への投資、子会社ギブテックのIoTデバイスおよび展示会DXツールの拡販を通じた2025年12月期単体黒字化と連結業績への貢献を図る。

リスク要因として、経営環境の変化、競合他社との価格競争、検索エンジンへの集客依存、市場調査レポートへの高い依存度(2024年12月期売上高の84.4%)、業績の季節変動、為替レートの変動、特定仕入先への依存(上位5社で売上高の38.3%)が挙げられる。

4. 財務健全性

当社グループは、顧客からの受注後に仕入先へ発注する受託販売モデルを採用しており、在庫リスクがない。有利子負債は0.0円であり、無借金経営を維持する。現金及び預金は1,869,696千円(current)と豊富であり、強固な財務基盤を持つ。経営の最重要指標として売上総利益の増加率を重視し、当連結会計年度においては営業利益率15.9%、ROE13.2%を達成する。

5. 株主還元

当社グループは、持続的な企業価値向上を目指し、株主還元にも注力する。中期経営計画『GII Vision 2027』において、DOE(株主資本配当率)6%以上を目標に掲げ、配当性向は2025年12月期55%、2026年12月期50%、2027年12月期43%と計画する。直近の年間配当は60.0円(current)、52.0円(prior1)、45.0円(prior2)と増配傾向にある。

6. 注目ポイント

グローバルインフォメーションは、25年以上の経験と多言語対応、幅広い産業分野をカバーする提携ネットワークを基盤とした市場・技術情報プラットフォームを構築し、高い競争優位性を有する。年間情報サービスによるストック型収益と受託販売による在庫リスクの低減は、ビジネスモデルの質の高さを示す。中期経営計画における委託調査、AI活用、M&A、IoT事業といった多角的な成長戦略は、将来的な収益拡大と「総合市場情報プロバイダー」への進化を期待させる。無借金経営と豊富な手元資金は、M&Aを含む新規事業投資の余地を提供する。DOE目標設定や増配傾向に見られる株主還元への積極的な姿勢も注目に値する。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VHB0 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.1B 12.9倍 1.6倍 0.0% 1,374.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.7B 2.9B 3.0B
営業利益 438M 526M 627M
純利益 315M 383M 438M
EPS 106.6 129.9 148.6
BPS 833.8 776.8 695.4

大株主

株主名持株比率
小野 悟0.22%
小野 優子0.21%
田野 聡美0.05%
樋口 めぐ美0.05%
株式会社いちとせ0.05%
株式会社エルワイアール0.05%
樋口 荘祐0.05%
杜山 悦郎0.02%
CHU YANYUN0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-02-25小野 悟 38.65%(4.94%)
2024-02-26小野 悟 43.59%(4.75%)
2024-01-10小野 悟 48.34%(0.55%)
2023-12-27小野 悟 48.34%(0.55%)
2023-12-15小野 悟 48.89%(1.15%)
2023-12-14小野 悟 48.89%(1.15%)
2023-09-13小野 悟 50.04%(0.09%)
2021-12-03小野 悟 50.13%(7.97%)
2021-12-03樋口 荘祐 15.30%(0.92%)
2021-12-03田野 聡美 10.20%(1.23%)
2021-12-01樋口 荘祐 15.30%+12.30%
2021-12-01小野 悟 50.13%(7.97%)
2021-12-01田野 聡美 10.20%(1.23%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-04TDNetIRグローバルI2025年12月期 決算説明資料1,403-0.57%
2025-08-27TDNetIRグローバルI2025年12月第2四半期決算説明資料1,407+0.50%
2025-08-12TDNet決算グローバルI2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,408-1.42%
2025-08-12TDNet配当・還元グローバルI剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ1,408-1.42%
2025-02-25EDINET大量保有小野 悟大量保有 38.65%
2024-02-26EDINET大量保有小野 悟大量保有 43.59%
2024-01-10EDINET大量保有小野 悟大量保有 48.34%
2023-12-27EDINET大量保有小野 悟大量保有 48.34%
2023-12-15EDINET大量保有小野 悟大量保有 48.89%
2023-12-14EDINET大量保有小野 悟大量保有 48.89%
2023-09-13EDINET大量保有小野 悟大量保有 50.04%
2021-12-03EDINET大量保有小野 悟大量保有 50.13%
2021-12-03EDINET大量保有樋口 荘祐大量保有 15.3%
2021-12-03EDINET大量保有田野 聡美大量保有 10.2%
2021-12-01EDINET大量保有樋口 荘祐大量保有 15.3%
2021-12-01EDINET大量保有小野 悟大量保有 50.13%
2021-12-01EDINET大量保有田野 聡美大量保有 10.2%