Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社WACUL (4173)

WACULはDX市場でプロダクト事業等を展開する。主力はSaaS型「AIアナリスト・シリーズ」で、デジタルマーケティングPDCAを支援する。約4万サイトの行動データを基にAIが改善提案を行い、シングルソース・マルチテナント型で低コスト提供する。リカーリングレベニュー方式で継続収益を得る。集合知と機能アップデートで先行優位性を築き、参入障壁とする。国内DX市場は2030年度に8兆円超へ拡大見込みである。 [本社]東京都文京区 [創業]2010年 [上場]2021年

1. 事業概要と競争優位性

WACULは「知を創集し道具にする」をミッションに、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場で企業の生産性・収益成長に貢献するソリューションを提供する。プロダクト、インキュベーション、人材マッチングの3事業を展開する。主力はSaaS型「AIアナリスト・シリーズ」で、デジタルマーケティングのPDCAを支援する。リカーリングレベニュー方式で継続収益を得るビジネスモデルを採用する。AIによる改善提案機能がサービスの差別化要因となる。約4万サイトの行動データを保有し、ベンチマーキングを提供することで、集合知に基づくソフトウェア改善と先行優位性を確立する。シングルソース・マルチテナント型SaaSにより、低コストでの開発・提供を実現し、継続的な機能アップデートで競争優位性を維持する。顧客データの長期蓄積と先行優位性が参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

2010年9月、デジタルマーケティングコンサルティング事業を開始する。2011年4月、「AIアナリスト」の前身となる社内向け自動分析ツール開発に着手する。2015年4月「AIアナリスト」ベータ版をリリースし、同年11月サブスクリプションモデルで正式提供を開始する。2018年4月「AIアナリストSEO」、2019年1月「AIアナリストAD」の提供を開始する。2019年2月「WACUL テクノロジー&マーケティングラボ」を設立する。2021年2月東京証券取引所マザーズに上場し、2022年4月グロース市場へ移行する。2021年12月人材マッチングサービス「Marketer Agent」の提供を開始する。2023年4月「AIアナリスト」のGA4対応を開始し、同年5月「AIアナリストSEO」のコンテンツ制作プロセスにChatGPTの導入テストを開始する。

3. 収益・成長

国内DX市場は2023年度4兆197億円、2030年度には8兆350億円と2.3倍に拡大する見込みであり、WACULの主要成長ドライバーとなる。経営戦略として、成長性・収益性の高いDXコンサルティング、人材マッチング、CRM/インサイドセールス、AIアナリスト等への積極投資を行う。テクノロジー進化への迅速な対応と投資を重視し、Googleアナリティクス4対応や生成AI活用を進める。顧客マーケティング活動の全体最適化のため、集客から商談、広報、セールスまで一気通貫支援体制構築と商材拡充を図る。新規事業立ち上げ、既存サービス機能強化、事業パートナー提携強化も推進する。2025年2月期の売上高は1,848,692千円、営業利益107,084千円、純利益93,062千円、EBITDAは232,195千円を計上する。

4. 財務健全性

2025年2月期末の総資産は2,218,005千円、純資産は1,315,807千円である。現金同等物は1,251,670千円、有利子負債は483,632千円である。営業キャッシュフローは159,469千円、投資キャッシュフローは313,048千円を計上する。設備投資総額は100,472千円であり、主にソフトウェア計上による。研究開発費は25,847千円を計上する。

5. 株主還元

WACULは株主への利益還元を重要課題と認識する。しかし、現在は成長過程にあり、内部留保を充実させ、収益基盤多様化や収益力強化のための投資に充当する方針である。配当実施は将来的には検討するが、現時点では未定である。ストック・オプション制度を採用しており、新株予約権行使による株式価値希薄化リスクが存在する。2025年2月期末の潜在株式数は644,250株であり、発行済株式総数7,144,090株の9.0%に相当する。

6. 注目ポイント

WACULは、拡大する国内DX市場において、約4万サイトの行動データを活用したAIアナリストの改善提案機能とSaaS型リカーリングレベニューモデルを競争優位性とする。Googleアナリティクス4対応やChatGPT導入など、技術革新への迅速な適応力も強みである。一方で、競争激化、Google LLCの動向、法的規制、特定経営者への依存、新規事業の不確実性、先行投資といったリスク要因も存在する。今後の成長は、新規事業立ち上げと機能開発、優秀な人材確保、認知度向上、事業パートナー提携強化といった課題への対応にかかる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VUXR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.6B 16.6倍 2.7倍 0.0% 500.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.8B 2.2B 426M
営業利益 107M 200M 69M
純利益 93M 215M
EPS 13.0 30.2
BPS 182.6

大株主

株主名持株比率
大淵 亮平0.16%
垣内 勇威0.12%
楽天証券株式会社0.04%
竹本 祐也0.03%
株式会社SBI証券0.03%
鈴木 達哉0.02%
株式会社マイナビ0.02%
若林 龍成0.01%
見満 周宜0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-19株式会社TBSホールディングス 100.0
2025-06-05垣内 勇威
2025-06-05大淵 亮平
2025-05-30株式会社TBSホールディングス 90.55
2025-05-23楽天証券株式会社 2.71
2025-05-09楽天証券株式会社 6.85
2025-05-01垣内 勇威 12.45
2025-05-01垣内 勇威 13.24
2025-05-01大淵 亮平 18.33
2025-05-01大淵 亮平 19.09
2024-10-18ジャフコ グループ株式会社 4.47
2024-03-13ジャフコ グループ株式会社 5.55
2023-06-20ジャフコ グループ株式会社 6.98
2023-06-05ジャフコ グループ株式会社 10.3
2023-05-16ジャフコ グループ株式会社 11.71
2022-10-13ジャフコ グループ株式会社 13.95
2022-09-21ジャフコ グループ株式会社 16.15
2022-09-13ジャフコ グループ株式会社 17.23
2022-03-30ジャフコ グループ株式会社 18.23
2022-03-04ジャフコ グループ株式会社 22.49

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-01TDNet当社株式の上場廃止に関するお知らせ
2025-07-01TDNettender_offer: 当社株式の上場廃止に関するお知らせ
2025-06-19TDNetHolding change by 株式会社TBSホールディングス
2025-06-12TDNet(開示事項の経過)臨時株主総会の不開催及び基準日の取消しに関するお知らせ
2025-06-12TDNet株式会社TBSホールディングスによる当社株式等に係る株式等売渡請求を行うことの決定、当該株式等売渡請
2025-06-12TDNettender_offer: 株式会社TBSホールディングスによる当社株式等に係る株式等売渡請求を行う
2025-06-05TDNetHolding change by 大淵 亮平
2025-06-05TDNetHolding change by 垣内 勇威
2025-05-30TDNetHolding change by 株式会社TBSホールディングス
2025-05-30TDNettender_offer: 株式会社TBSホールディングスによる当社株券等に対する公開買付けの結果
2025-05-30TDNet株式会社TBSホールディングスによる当社株券等に対する公開買付けの結果 並びに親会社、主要株主及び主
2025-05-28TDNet臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ
2025-05-23TDNetHolding change by 楽天証券株式会社
2025-05-23TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項について
2025-05-09TDNetHolding change by 楽天証券株式会社
2025-05-01TDNetHolding change by 大淵 亮平
2025-05-01TDNetHolding change by 垣内 勇威
2025-05-01TDNetHolding change by 垣内 勇威
2025-05-01TDNetHolding change by 大淵 亮平
2025-04-18TDNet2025年2月期第4四半期 通期決算説明会書き起こし