Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本ゼオン株式会社 (4205)

日本ゼオンは、エラストマー素材(H-NBR等の特殊ゴムで「世界のリーダー」)と高機能材料(シクロオレフィンポリマー、光学フィルム、電池材料、CNT等)を主軸とするスペシャリティケミカル企業である。独自のブタジエン抽出技術やM&Aを通じたグローバル展開で競争優位性を確立。中期経営計画「STAGE30」で「選択と集中」を推進し、SDGs貢献と新規事業創出により持続的成長を目指す。財務健全性が高く、株主還元も積極的。 [本社]東京都千代田区 [創業]1950年 [上場]1961年

日本ゼオンは、エラストマー素材事業と高機能材料事業を主軸とするスペシャリティケミカル企業である。エラストマー素材事業では、H-NBR等の特殊ゴム分野で「世界のリーダー」の地位を確立し、新製品・用途開発を推進。汎用ゴムでもコスト優位性を確立している。高機能材料事業では、非晶質環状オレフィンポリマー「ZEONEX®」シリーズを光学、医療、通信分野で展開するほか、液晶ディスプレイ用光学フィルム、リチウムイオン二次電池材料、カーボンナノチューブ(CNT)の研究開発を強化している。

競争優位性は、独自のブタジエン抽出技術(GPB法)やイソプレン等抽出技術(GPI)に代表される高い技術力とノウハウ蓄積にある。また、欧米企業の特殊ゴム事業買収を通じて、グローバルな生産・販売体制と特殊ゴム分野での市場地位を確立した。高機能材料では、顧客ニーズを捉えた新製品上市に注力し、2024年にはCOPリサイクルプラントを竣工して循環型社会への貢献も推進している。

日本ゼオンは1950年4月に設立され、1961年9月に東証上場。創業当初の塩化ビニル事業から、1995年の切離し、2000年の生産撤退を経て、事業構造をスペシャリティケミカルへと転換してきた。主要な技術開発では、1965年にGPB法によるブタジエン生産、1971年にGPIプラントを稼働させ、技術基盤を確立。1984年には高岡工場で水素化ニトリルゴム生産を開始し、1988年以降は欧米企業の特殊ゴム事業買収でグローバル展開を加速した。1990年には水島工場でシクロオレフィンポリマープラントが稼働し、高機能材料分野へ本格進出。その後も2013年のトウペ子会社化、2017年の住友化学とのS-SBR事業統合などM&Aを積極的に活用し、事業ポートフォリオを強化。2015年には徳山工場にカーボンナノチューブ製造プラントを竣工し、先端材料分野への投資も行うなど、持続的な成長に向けた基盤を築いてきた。2022年4月には東証プライム市場へ移行している。

2025年3月期は、シクロオレフィンポリマー・光学フィルムの販売堅調、エラストマー素材の販売価格改定、為替円安が寄与し、前期比で増収・経常増益を達成した。

中期経営計画「STAGE30」(2021年度〜2030年度)では、「選択と集中」を旗印にスペシャリティケミカル企業への転換と事業構造強化を目指す。2030年の目標として、SDGs貢献製品の売上高比率50%(2024年度実績35%)、新規事業の売上高600億円増加(2024年度実績64億円増加)を掲げる。カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換、既存事業の磨き上げと新規事業探索の両立、イノベーションによる価値提供を成長ドライバーとする。高機能材料事業では、高機能樹脂生産設備の新設を含む積極的な設備投資で将来の事業拡大を図る方針である。

2025年3月期末の自己資本比率は約67.1%、有利子負債比率は約7.2%と極めて健全な財務基盤を維持している。研究開発費は当連結会計年度で18,224百万円、設備投資額は35,521百万円を投下し、将来の成長に向けた投資を継続している。

株主還元については、2025年3月期の年間配当金は70.0円と前期から増配を実施。また、当期には16,570,300株の自己株式を取得しており、株主還元への積極的な姿勢を示している。

同社は、特殊ゴム分野における「世界のリーダー」としての地位と、自社技術に裏打ちされた高い参入障壁を持つことが最大の注目ポイントである。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W1KZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
458.2B 11.8倍 1.1倍 3.6% 2,189.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 405.0B 412.0B 407.5B
営業利益 38.0B 36.4B 31.0B
純利益 36.0B 36.2B 31.5B
EPS 185.5 186.7 162.3
BPS 1,972.7

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.07%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
朝日生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
全国共済農業協同組合連合会 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
日本ゼオン取引先持株会0.02%
農林中央金庫0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-06株式会社みずほ銀行 0.04
2024-09-06Oasis Management Company Ltd. 6.29
2024-07-05キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 4.1
2024-05-21野村證券株式会社 4.74
2024-05-13横浜ゴム株式会社 4.61
2024-05-07野村證券株式会社 5.8
2024-03-07株式会社みずほ銀行 0.04
2024-02-26横浜ゴム株式会社 5.7
2024-02-22株式会社みずほ銀行 0.04
2024-01-11キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 5.91
2023-12-27横浜ゴム株式会社 7.08
2023-11-06野村アセットマネジメント株式会社 6.24
2023-10-06横浜ゴム株式会社 8.39
2023-08-22株式会社みずほ銀行 0.04
2023-08-03野村アセットマネジメント株式会社 5.07
2023-07-21横浜ゴム株式会社 9.65
2023-07-07株式会社みずほ銀行 0.04
2023-06-22キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.38
2023-04-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 6.23
2023-01-19野村アセットマネジメント株式会社 4.97

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-30TDNet代表取締役および役員の異動に関するお知らせ
2026-02-06TDNetCXO制導入に関するお知らせ
2026-01-07TDNet自己株式の消却完了に関するお知らせ
2026-01-07TDNetbuyback: 自己株式の消却完了に関するお知らせ
2025-12-23TDNet自己株式消却に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-12-23TDNetbuyback: 自己株式消却に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-11-28TDNet自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ
2025-11-28TDNetbuyback: 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知ら
2025-11-27TDNetbuyback: 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-11-27TDNet自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-11-06TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-06TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-30TDNetearnings: 2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-30TDNet2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-30TDNet(開示事項の経過)特別利益(投資有価証券売却益)の計上見込みに関するお知らせ
2025-10-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-08-29TDNet(開示事項の変更)シクロオレフィンポリマーの新プラント建設決定について