ロンシール工業グループは、当社及び連結子会社3社で構成され、合成樹脂の加工及び販売を主軸とする。製造販売は当社が行い、連結子会社が国内外の販売代理店として機能する。主要品目は建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材、各種防水工事等である。ショッピングセンター施設等の不動産賃貸事業も展開する。
競争優位性として、1947年にわが国で初めて塩化ビニル製品の製造に成功した歴史と、1996年にわが国当該塩化ビニル加工業界で初めてISO9001の認証を一括取得した実績が示す高度な技術力と品質管理体制を確立する。基盤技術であるプラスチック配合・加工とコア技術を融合させ、革新的な技術開発を推進する。
製品・技術の差別化として、地球資源への負荷が少なくリサイクル性にも優れた省資源型素材である塩ビ樹脂を基盤とする。当社が開発した抗ウイルス技術「ロンプロテクト」は、床材、壁紙、フィルム等に適用され、衛生的で安心な空間づくりに貢献する。太陽熱を屋根面ではね返す「遮熱防水工法」は、建物のライフサイクルコスト低減と地球温暖化防止効果を両立する。さらに、ゼロエネルギーで冷却することが可能な新素材SPACECOOL®を用いた建築物用防水シート「イノベーションプルーフ® RR」を開発、上市し、空調消費電力削減とカーボンニュートラルに貢献する。次世代研究開発拠点「イノベーションセンター」を竣工し、高機能・高品質な製品の研究開発に注力する。これらの技術力と製品開発力は、同社の参入障壁を形成する。
1928年9月、川口ゴム製作所として創業し、ゴム製品の製造に着手する。1947年12月、わが国で初めて塩化ビニル製品の製造に成功する。1962年9月、東京証券取引所市場第二部へ上場する。1972年7月、ロンシール工業株式会社に商号変更する。1996年2月、わが国当該塩化ビニル加工業界で初めてISO9001の認証を一括取得する。2020年10月、土浦事業所に次世代研究開発拠点「イノベーションセンター」を竣工する。2025年4月、本社を東京都港区へ移転する。
経営の基本方針として『ステークホルダーの信頼に応え続けること』を掲げ、顧客のニーズに合致するものを良質適価で提供する会社、安定した配当ができる会社、社会状況に適応した運営を行う会社、従業員が生活設計を描ける会社を目指す。目標とする経営指標は売上高経常利益率5%以上の安定的な達成である。
中長期的な経営戦略として、既存事業分野における選択と集中、あらゆるプロセスにおけるコストダウン、コア・コンピタンスを生かした成長性ある事業・市場への新規事業展開に取り組む。
成長ドライバーは、高機能・環境対応型製品の開発と市場投入である。抗ウイルス技術「ロンプロテクト」や遮熱防水工法、「イノベーションプルーフ® RR」は、衛生的空間ニーズや地球温暖化防止、カーボンニュートラルへの貢献を通じて、環境規制強化の追い風を受ける可能性がある。これらの製品は、市場を創造し、コア分野の成長を牽引する。
当連結会計年度(2025年3月期)の売上高は21,433百万円、経常利益は950百万円、純利益は13百万円を計上する。前連結会計年度(2024年3月期)の売上高は21,021百万円、経常利益は1,186百万円、純利益は835百万円、前々連結会計年度(2023年3月期)の売上高は19,560百万円、経常利益は668百万円、純利益は448百万円であった。
当連結会計年度(2025年3月期)の総資産は25,903百万円、純資産は19,015百万円である。現金及び現金同等物は7,555百万円を保有する。有利子負債は170百万円と極めて低水準であり、強固な財務基盤を構築する。
事業等のリスクとして、国内外の経済情勢、災害、製品品質、社会的課題(環境)、コンプライアンス、為替レートの変動、人的資源の確保、訴訟、情報セキュリティ、固定資産の減損、不動産賃貸事業が挙げられる。当社グループは、原材料の安定調達、在庫分散、品質マネジメントシステム構築、環境配慮、為替予約体制、人材育成、内部統制等により、これらのリスク軽減に努める。
経営の基本方針の一つとして「安定した配当ができる会社」を掲げ、長期に安定した株主価値の創造と配当の継続を目指す。
当連結会計年度(2025年3月期)の年間配当は70.0円である。前連結会計年度(2024年3月期)も70.0円、前々連結会計年度(2023年3月期)は60.0円であった。
ロンシール工業は、長年の技術蓄積と次世代研究開発拠点「イノベーションセンター」を活用し、高機能・環境対応型製品の開発を加速する点が注目される。抗ウイルス技術「ロンプロテクト」、遮熱防水工法、ゼロエネルギー冷却新素材を用いた「イノベーションプルーフ® RR」等の付加価値の高い製品群は、衛生的空間ニーズや地球温暖化対策に対応し、成長を牽引する可能性を秘める。これらの製品開発力は、同社の競争優位性と参入障壁を強化する。有利子負債が極めて少なく、豊富な現金同等物を保有する強固な財務基盤は、将来の設備投資や新規事業展開における柔軟性を確保する。売上高経常利益率5%以上の安定達成を目標とする経営戦略は、持続的な成長と株主価値向上へのコミットメントを示す。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 9.2B | 703.9倍 | 0.5倍 | 0.0% | 1,999.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21.4B | 21.0B | 19.6B |
| 営業利益 | 870M | 1.1B | 568M |
| 純利益 | 13M | 835M | 448M |
| EPS | 2.8 | 181.3 | 97.2 |
| BPS | 4,126.2 | 4,154.7 | 3,960.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 東ソー株式会社 | 0.38% |
| INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.10% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.05% |
| 東京海上日動火災保険株式会社 | 0.02% |
| ロンプ持株会 | 0.01% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.01% |
| あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | 0.01% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.01% |
| 有限会社福田商事 | 0.01% |
| DBS BANK LTD. 700152(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2022-10-21 | SMBC日興証券株式会社 | 4.12% | (1.04%) |
| 2021-04-07 | SMBC日興証券株式会社 | 5.16% | +5.16% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022-10-21 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 4.12% | — | — |
| 2021-04-07 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 5.16% | — | — |