Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ミライアル株式会社 (4238)

ミライアルはプラスチック成形事業と成形機事業を展開する。主力はシリコンウェーハ出荷容器「FOSB」や工程内容器等の半導体関連製品とする。半導体微細化・高度化に対応する高付加価値・高品質製品開発に強みを持つ。成形機・金型・成形品の製造ノウハウを統合したバリューシステムを構築し、競合と差別化する。300mm FOSB市場で一定のシェアを確保する。AI・IoTやEV市場拡大が中期的成長を牽引する。コア技術の他分野応用展開も推進する。 [本社]東京都豊島区 [創業]1968年 [上場]2005年

1. 事業概要と競争優位性

ミライアルグループは、プラスチック成形事業と成形機事業を展開する。プラスチック成形事業では、シリコンウェーハ出荷容器、工程内容器等の半導体関連製品、その他関連製品を製造・販売する。成形機事業では、竪型射出成形機、金型及び関連製品を製造・販売する。

競争優位性は、半導体製造プロセスの技術革新に対応する高付加価値・高品質製品開発力にあり、成形機・金型・成形品の製造ノウハウを統合したバリューシステムを構築し差別化を図る。高機能プラスチック樹脂の選定・開発では、原料メーカーとの共同開発や社内ラボ研究を推進する。成形機事業では、長年培った多様な成形機ノウハウを活かした独自の成形機提案を行う。特許権、意匠権、商標権を取得し、製品化ノウハウを蓄積する。

参入障壁として、長年のノウハウ蓄積に加え、増産体制構築や生産設備導入のための大規模な設備投資(当連結会計年度3,720百万円)が挙げられる。主力製品である300mmシリコンウェーハ出荷容器「FOSB」市場で一定のシェアを確保する。主要販売先であるシリコンウェーハメーカーとの安定した取引関係は、顧客ロックイン構造を示唆する。

2. 沿革ハイライト

1968年7月、株式会社柿崎製作所を設立する。1969年1月、フッ素樹脂FEPによるシリコンウェーハ工程内容器の製品化に成功する。1999年10月、300mmシリコンウェーハ出荷容器「FOSB」の発売を開始する。2003年8月、ミライアル株式会社へ商号変更する。2005年7月、ジャスダック証券取引所に株式を上場する。2006年12月、株式会社山城精機製作所を子会社化し、成形機事業を強化する。2012年11月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行する。2023年10月、生産能力拡大のため、住吉工場に成形棟を増設する。

3. 収益・成長

当社グループは、最先端のニッチな成長市場への事業展開を推進し、持続的な成長を図ることを経営目標とする。中期的には、プラスチック成形事業ではAI・IoT等の新技術需要増加により半導体市場の拡大を見込む。成形機事業ではEV市場の拡大等により設備投資需要の増加を見込む。これらが主要な成長ドライバーとなる。

経営戦略として、半導体の微細化進展に対応する品質改善、増産体制構築、生産設備導入、人材確保・育成に取り組む。コア技術の他分野応用展開による新分野開拓・新事業創出を図る。成形機事業では、竪型成形機の強みを活かした特殊機の拡販、顧客開拓活動を推進する。研究開発では、グループ内連携強化や企業・大学とのアライアンスを積極化し、開発スピードアップを図る。「中期成長戦略 2028」で売上高239億円、営業利益率20.0%、自己資本利益率11.1%を目標とする。

4. 財務健全性

当社グループは強固な財務基盤を維持する。当連結会計年度末(2025年1月31日現在)の現金及び現金同等物は6,474,413千円、有利子負債は0千円であり、実質無借金経営を維持する。総資産は28,522,613千円、純資産は22,496,606千円である。

5. 株主還元

当社グループは、株主還元強化の視点を踏まえ、企業価値の持続的な向上を目指す。当連結会計年度(2025年1月期)の年間配当金は1株当たり40.0円を実施する。前連結会計年度も同額、前々連結会計年度は55.0円であった。当連結会計年度末の自己株式は1,086,800株を保有する。

6. 注目ポイント

ミライアルは、半導体市場のデジタル化進展、AI・IoT、5G等の新技術による需要増加、及びEV市場拡大を背景に、中長期的な成長が期待される。高付加価値製品開発力、統合バリューシステム、長年培った竪型成形機ノウハウが競争優位性の源泉となる。有利子負債ゼロの強固な財務基盤は、今後の設備投資や研究開発を支える。

一方で、景気変動、シリコンウェーハ生産動向(300mm FOSBへの依存度、リユース回数増加)、原材料市況変動、競合激化、特定販売先・仕入先への依存度が高いことが事業リスクとなる。課題として、半導体業界の技術進歩に対応する生産技術開発・生産プロセスの効率化、コア技術の他分野応用展開、増産体制構築と人材確保・育成が挙げられる。

出典: 有価証券報告書 (2025-01) doc_id=S100VODK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
11.9B 10.0倍 0.5倍 0.0% 1,176.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 14.0B 13.3B 14.3B
営業利益 1.4B 1.5B 2.5B
純利益 1.1B 1.0B 1.6B
EPS 117.3 113.8 174.4
BPS 2,490.5 2,417.6 2,348.1

大株主

株主名持株比率
株式会社ワイエム管財0.23%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.04%
河合 保明0.03%
SIX SIS LTD. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
榊原 潤0.02%
MM Investments株式会社0.02%
MAGNOLIA PRIVATE OFFICE SA AS TRUSTEE OF THE NOGU TRUST (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-04-07株式会社ワイエム管財 20.16%--
2023-03-17株式会社ワイエム管財 20.16%+2.27%
2022-07-07FMR LLC 4.13%(3.91%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-09TDNet決算ミライアル2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)1,191+3.69%
2026-03-09TDNetIRミライアル2026年1月期決算説明資料1,191+3.69%
2026-03-09TDNet人事ミライアル取締役および執行役員人事に関するお知らせ1,191+3.69%
2026-03-09TDNet配当・還元ミライアル剰余金の配当に関するお知らせ1,191+3.69%
2025-12-08TDNet業績修正ミライアル2026年1月期連結通期業績予想および配当予想に関するお知らせ1,283+2.10%
2025-12-08TDNet決算ミライアル2026年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,283+2.10%
2025-12-08TDNetIRミライアル2026年1月期第3四半期決算説明資料1,283+2.10%
2025-09-08TDNet業績修正ミライアル2026年1月期第3四半期累計期間 連結業績予想に関するお知らせ1,222-4.91%
2025-09-08TDNet決算ミライアル2026年1月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,222-4.91%
2025-09-08TDNetIRミライアル2026年1月期第2四半期決算説明資料1,222-4.91%
2025-09-04TDNet業績修正ミライアル2026年1月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関するお知らせ1,112+8.54%
2025-06-13TDNetその他ミライアル譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,116-0.45%
2025-06-09TDNet業績修正ミライアル2026年1月期第2四半期累計期間 連結業績予想及び配当予想に関するお知らせ1,258-8.19%
2025-06-09TDNet決算ミライアル2026年1月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,258-8.19%
2025-06-09TDNetIRミライアル2026年1月期 第1四半期決算説明資料1,258-8.19%
2023-04-07EDINET大量保有株式会社ワイエム管財大量保有 20.16%
2023-03-17EDINET大量保有株式会社ワイエム管財大量保有 20.16%
2022-07-07EDINET大量保有FMR LLC大量保有 4.13%