株式会社サインドは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」をミッションに、理美容店舗向けクラウド型予約管理システム「BeautyMerit」と予約一元管理システム「かんざし」を提供する。当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントで事業を展開する。
主力サービス「BeautyMerit」は、集客・予約・施術・会計・アフターフォローを支援するクラウド型システムである。2012年5月のサービス提供当初から店舗公式スマートフォンアプリ作成サービスを提供し、顧客との接点強化を図る。理美容業界に先駆けて複数の集客サイトの予約管理を自動化する一元管理(サイトコントローラー)を提供し、2025年3月末時点で9サイトの集客サイトと連動する。また、13社のPOSシステムとも連動し、店舗の業務負担を大幅に削減する。Web予約機能は多言語対応やLINEミニアプリ、Googleで予約にも対応し、集客経路を多様化する。決済機能「BeautyMerit Pay」は会計効率化とノーショー対策に寄与する。EC機能ではパートナーネットワークを活用し、梱包・発送業務を代行することで店舗の新たな収益源を確保する。データ分析機能は予約経路別売上やキャンセル率を見える化し、クラウド型カルテ機能は顧客満足度向上を支援する。
連結子会社パシフィックポーター株式会社が運営する「かんざし」は、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・料金等を一元管理するシステムである。こちらもPOSシステムと連動し、業務効率化に貢献する。
これらのサービスはサブスクリプション(月額課金)モデルで提供され、ARR(年間経常収益)の拡大を経営目標とする。契約店舗数、ARPU(顧客単価)、カスタマーチャーンレートを重要経営指標と位置付ける。
競争優位性(Moat)は、理美容業界に特化した多機能統合型SaaSとしての先行者利益とノウハウ蓄積にある。業界に先駆けた一元管理機能、多数の集客サイトやPOSシステムとの連携による高いスイッチングコスト、公式アプリ提供による顧客ロックイン構造、EC梱包・発送代行といった独自のパートナーネットワーク活用、そしてデータ分析・カルテ機能による経営支援が強みである。情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001:2013)認証取得も信頼性を高める。これらの多機能連携と業界特化型ソリューションの提供は、新規参入者にとって高い参入障壁となる。
2011年10月、株式会社サインドを設立し、理美容業界向けクラウド型予約管理システムの提供を開始する。2012年5月に「BeautyMerit」の提供を開始し、2014年1月には一元管理(サイトコントローラー)機能をリリースする。2017年4月には「レコサロ」事業を譲受する。2021年12月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場し、2022年4月にはグロース市場へ移行する。2023年2月にはパシフィックポーター株式会社を株式取得により連結子会社化し、「かんざし」サービスをグループに加える。2024年12月には「BeautyMerit」と「かんざし」の合計課金店舗数が20,000件を突破する。
当社グループの成長ドライバーは、理美容サービスにおけるネット予約市場の拡大である。経済産業省の調査によると、同市場は2015年の2,420億円から2023年には6,854億円へと183.2%増加した。これはネット予約対応店舗の急拡大、小規模店舗の施術中電話対応の困難さ、予約時間枠管理の容易さなど、ネット予約との高い親和性が背景にある。また、理美容業界における競争激化と慢性的な人材不足、政府の「働き方改革」推進が、情報システム化とDX需要を加速させる。当社グループは、継続的なサービスの機能追加・改善、M&A(パシフィックポーター株式会社の株式取得など)、新規事業の立ち上げを通じて成長を図る。
売上高は、2023年3月期1,303,191千円、2024年3月期1,952,047千円、2025年3月期2,241,255千円と増加傾向にある。営業利益は2024年3月期161,672千円、2025年3月期237,079千円と増加する。純利益は2023年3月期233,231千円、2024年3月期38,293千円、2025年3月期112,234千円である。2025年3月末時点の「BeautyMerit」契約店舗数は8,724店舗、「かんざし」契約店舗数は11,900店舗である。
2025年3月期末の現金及び現金同等物は2,071,316千円、有利子負債は1,153,600千円である。有利子負債は減少傾向にあり、現金同等物が有利子負債を上回る水準を維持する。総資産は4,863,708千円、純資産は3,315,228千円であり、純資産は増加傾向にある。当連結会計年度の設備投資総額は149,204千円であり、本社移転に伴う内装工事が主なものである。
設立以来、配当を実施した実績はない。株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識し、内部留保とのバランスを考慮しながら配当実施を検討する方針である。
理美容業界特化型SaaSとして、多機能統合による高い競争優位性と先行者利益を享受する。サブスクリプションモデルによる安定的な収益基盤を構築し、理美容サービスネット予約市場の拡大と業界のDX推進を追い風に成長を継続する。M&Aによる事業拡大戦略も推進する。継続的な機能強化とシステム連携によるスイッチングコストの高さも強みである。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6.1B | 32.4倍 | 1.7倍 | 0.0% | 1,005.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.0B | 2.5B | 2.6B |
| 営業利益 | 345M | 331M | 315M |
| 純利益 | 188M | 172M | 164M |
| EPS | 31.0 | 28.5 | 27.1 |
| BPS | — | 575.1 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 奥脇 隆司 | 0.36% |
| 高橋 直也 | 0.29% |
| INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.07% |
| 亀井 信吾 | 0.06% |
| 池田 英右 | 0.02% |
| PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部) | 0.02% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| NATIONAL FINANCIAL SERVICES LCC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部) | 0.01% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 斉藤 尚徳 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-04-07 | 奥脇 隆司 | 36.08 | |
| 2022-02-04 | 野村證券株式会社 | 3.16 | |
| 2022-01-07 | 野村證券株式会社 | 6.33 | |
| 2021-12-27 | 奥脇 隆司 | 37.59 | |
| 2021-12-27 | 高橋 直也 | 30.69 | |
| 2021-12-27 | 亀井 信吾 | 6.03 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
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| 2026-01-19 | TDNet | 株主優待品の内容決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-06-25 | TDNet | 事業計画及び成長可能性に関する事項 | — | — | ||
| 2025-06-19 | TDNet | 上場維持基準の適合に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-05-29 | TDNet | earnings: (訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔連結〕(日本基準)」の一部 | — | — | ||
| 2025-05-29 | TDNet | (訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔連結〕(日本基準)」の一部訂正について | — | — | ||
| 2025-04-07 | TDNet | Holding change by 奥脇 隆司 | — | — | ||
| 2022-02-04 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2022-01-07 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2021-12-27 | TDNet | Holding change by 奥脇 隆司 | — | — | ||
| 2021-12-27 | TDNet | Holding change by 高橋 直也 | — | — | ||
| 2021-12-27 | TDNet | Holding change by 亀井 信吾 | — | — |