Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アジアクエスト株式会社 (4261)

アジアクエストは、企業のDXを支援する単一セグメント事業を展開する。IoT/AI、Webシステム/モバイルアプリ開発、クラウド/インフラ基盤構築・運用を主力とし、自社IoTプラットフォーム「beaconnect plus」等も提供する。幅広いデジタル技術へのトータル対応力、多様なデジタル人材の育成、インドネシア・マレーシアでの海外実績とオフショア開発体制が競争優位性。AWSアドバンスドコンサルティングパートナー認定も有する。国内DX市場の拡大を成長ドライバーとし、技術・コンサルティング領域、海外拠点の拡大、アライアンス強化を図る。 [本社]東京都文京区 [創業]2012年 [上場]2021年

1. 事業概要と競争優位性

アジアクエストは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する単一セグメント事業を展開する。主要サービスはIoT/AIソリューション、Webシステム/モバイルアプリ開発、クラウド/インフラ基盤構築・運用である。IoT/AIソリューションでは、センサーやAI/ビッグデータを活用したシステム開発、建設業界のデジタルツイン実現を支援し、自社IoTプラットフォーム「beaconnect plus」も提供する。Webシステム/モバイルアプリ開発では、ECサイト、CMS、会員システム等多様なサイト構築実績を有し、UI/UX企画・実装、システムアーキテクチャ設計、クラウド/インフラ基盤構築まで幅広く対応する。クラウド/インフラ基盤構築・運用では、AWS、Azure、Google Cloud等のクラウド環境への移行・構築・運用をトータルで支援し、2019年11月にはAWSのAPNアドバンスドコンサルティングパートナーに昇格する。

競争優位性(Moat)は、特定分野に固執せずIoT、AI、クラウド、RPA等の先端デジタル技術、Web、モバイル、ビッグデータ解析、UI/UXノウハウを網羅し、アジャイルやマイクロサービス等の開発手法を組み合わせる「デジタル技術へのトータル対応力」である。これは顧客ニーズに柔軟に対応できる強みとなる。また、IoT/AIエンジニア、モバイルエンジニア、クラウドエンジニア等、多岐にわたるデジタル人材の採用・育成・定着への取り組みは、事業展開上の重要な参入障壁を形成する。インドネシアとマレーシアに子会社を有し、累計100社以上の現地日系企業およびローカル企業にIT支援サービスを提供する「アジア市場への取組実績とオフショア開発体制」も競争優位性である。日本品質での日本語コミュニケーション対応が可能であり、国内IT人材不足を補完するオフショア開発体制は、事業拡大における重要な強みとなる。システムインテグレーションは顧客の基幹業務に深く関わるため、一度導入されるとスイッチングコストが高くなる傾向があり、顧客ロックイン構造を形成する。自社サービス「beaconnect plus」や「まるクラ」の提供も顧客の継続利用を促す。情報セキュリティ面では、ISMS国際規格ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014認証を取得し、情報管理体制を強化する。

2. 沿革ハイライト

2012年4月、桃井純代表取締役社長によりアジアクエスト株式会社を設立する。同年11月、インドネシア子会社PT.AQ Business Consulting Indonesiaを設立し海外展開を開始する。2015年11月にはマレーシア子会社AsiaQuest Internet Malaysia SDN. BHD.を設立しアジア市場での事業基盤を強化する。2017年1月、IoT/AIシステム開発を開始し、IoTプラットフォーム「beaconnect」を提供開始する。2019年11月、AWSのAPNアドバンスドコンサルティングパートナーに昇格する。2021年4月、西日本電信電話株式会社と資本業務提携を締結する。同年12月、東京証券取引所マザーズに上場する。2024年12月、本社を東京都文京区に拡張移転する。

3. 収益・成長

デジタルトランスフォーメーション市場は、国内において2022年時点の3兆4,838億円から2030年には8兆350億円まで拡大する予測があり、当社グループにとって強力な追い風となる。成長ドライバーとして、対応技術分野の拡大(ブロックチェーン等)、コンサルティング領域の拡大、海外拠点の拡大(インドネシア・マレーシア深耕、オフショア開発強化)、アライアンスの拡大(西日本電信電話株式会社との資本業務提携、仕入・外注パートナー拡大)、プロダクトやサービスの展開(「beaconnect plus」「まるクラ」等)を図る。連結従業員数は2024年12月31日現在で480名であり、業務拡大に伴う人員増加を継続する。研究開発費は当連結会計年度で7,175千円であり、IoT・AI関連サービスの開発が主な活動である。

4. 財務健全性

2024年12月31日時点の財務データでは、総資産2,764,523千円に対し純資産1,688,851千円、自己資本比率は約61.09%と高い水準を維持する。有利子負債172,851千円に対し現金及び現金同等物1,520,790千円と実質無借金に近い状態である。設備投資は、成長に即した事業基盤整備及び業務効率化を目的に276,093千円を実施し、本社機能移転に伴う造作費やPC等の備品購入が主な内容である。

5. 株主還元

当社グループは成長段階にあり、会社創業以来、配当は実施しない。当面は内部留保の充実を図り、財務の安定性と更なる成長に向けた事業の拡充に充当することが株主に対する最大の利益還元に繋がると認識する。今後については、株主に対する利益還元も経営の重要課題と認識しており、事業環境、経営成績、財務状況、投資計画等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な剰余金の配当を検討する方針である。

6. 注目ポイント

DX市場拡大を背景に、広範なデジタル技術対応力とアジア市場での実績を強みとして成長を追求する。国内IT人材不足への対応として、海外子会社を活用したオフショア開発体制は、事業拡大における重要な競争優位性となる。西日本電信電話株式会社との資本業務提携やAWSアドバンスドコンサルティングパートナー認定は、事業基盤強化と信頼性向上に寄与する。技術革新が速い市場において、業界動向を注視し、新技術への対応準備を進めることが競争力維持の鍵となる。代表取締役社長への依存度が高い状況にあるため、経営管理体制強化や経営幹部職員育成が今後の課題となる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VIU6 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.2B 16.3倍 2.6倍 0.0% 3,500.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.3B 6.3B 4.9B
営業利益 73M 543M 439M
純利益 41M 317M 291M
EPS 28.3 214.8 197.4
BPS 1,331.6

大株主

株主名持株比率
桃井純0.31%
JHDアセットマネジメント株式会社0.27%
株式会社SBI証券0.03%
JPモルガン証券株式会社0.02%
楽天証券株式会社0.02%
田中勇希0.02%
若杉精三郎0.02%
東海東京証券株式会社0.01%
竹中裕一0.01%
みずほ信託銀行株式会社(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-16桃井純 58.86
2023-02-20桃井純 59.32
2022-12-07スターティアホールディングス株式会社 2.73
2022-12-07みずほ証券株式会社 0.05
2022-11-08みずほ証券株式会社 0.06
2022-10-03桃井純 59.43
2022-09-26みずほ証券株式会社 0.07
2022-08-22みずほ証券株式会社 0.09
2022-08-16スターティアホールディングス株式会社 7.5
2022-08-10スターティアホールディングス株式会社 7.5
2022-07-22日興アセットマネジメント株式会社 4.97
2022-07-05スターティアホールディングス株式会社 7.5
2022-06-23スターティアホールディングス株式会社 7.5
2022-04-21日興アセットマネジメント株式会社 6.03
2022-01-28桃井純 62.24
2022-01-19NOMURA INTERNATIONAL PLC 3.8
2022-01-12スターティアホールディングス株式会社 7.69
2022-01-11NOMURA INTERNATIONAL PLC 5.48
2022-01-11スターティアホールディングス株式会社 7.69
2022-01-11桃井純 66.31

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-01TDNet定款一部変更に関するお知らせ
2026-02-27TDNet支配株主等に関する事項について
2026-02-27TDNet事業計画及び成長可能性に関する説明資料
2026-02-24TDNet代表取締役の異動に関するお知らせ
2025-09-16TDNetHolding change by 桃井純
2023-02-20TDNetHolding change by 桃井純
2022-12-07TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2022-12-07TDNetHolding change by スターティアホールディングス株式会社
2022-11-08TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2022-10-03TDNetHolding change by 桃井純
2022-09-26TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2022-08-22TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2022-08-16TDNetHolding change by スターティアホールディングス株式会社
2022-08-10TDNetHolding change by スターティアホールディングス株式会社
2022-07-22TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2022-07-05TDNetHolding change by スターティアホールディングス株式会社
2022-06-23TDNetHolding change by スターティアホールディングス株式会社
2022-04-21TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2022-01-28TDNetHolding change by 桃井純
2022-01-19TDNetHolding change by NOMURA INTERNATIONAL PLC