Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社CLホールディングス (4286)

株式会社CLホールディングスは、顧客企業へマーケティングサービスを提供する。中核は「エクス・テインメント」ビジネスで、広告・販促、物販、エンタメコンテンツ市場を横断し、テーマカフェブランド多角化で新たな体験価値を創出する。マーケティング、ロケーションベースドエンターテインメント、マーチャンダイジングの3事業領域に注力する。ファブレス形態ながらISO9001認証と中国子会社による品質管理体制を構築し、競争優位性を図る。M&Aと日本のIPコンテンツ活用による海外市場開拓を成長ドライバーとする。 [本社]東京都港区 [創業]1988年 [上場]2001年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社CLホールディングスグループは、持株会社と連結子会社9社で構成され、顧客企業に「マーケティングサービス」を提供する単一事業部門で事業を展開する。

ビジネスモデルの中核は、「エクスペリエンス(体験価値)」と「エンターテインメント(エンタメ)」を掛け合わせた「エクス・テインメント」ビジネスである。これは広告・販促マーケティング市場、物販市場、エンタメコンテンツ市場にまたがる領域に、PMDサービス、限定流通サービス、テーマカフェサービス等でアプローチし、エンタメ顧客体験価値を提供する新たな市場を創出する。テーマカフェサービスでは「CREATIVE MUSEUM TOKYO CAFE」や「ちいかわベーカリー」をオープンし、ブランドの多角化を進行する。

生産は協力会社に委託するファブレス形態をとる。

競争優位性(Moat)として、品質管理体制を構築する。2008年1月にISO9001認証を取得し、生産管理部門を設置した。2012年3月には中国深圳市に生産・品質管理コンサルティング子会社を設立し、品質向上に努める。この体制は、ファブレス形態における品質リスクを低減し、顧客信頼獲得に寄与する。

アジア圏で人気の日本のIPコンテンツを活用したポップアップショップやテーマカフェサービスを軸に海外市場開拓を積極的に進める。

持株会社体制下で、マーケティング事業領域、ロケーションベースドエンターテインメント事業領域、マーチャンダイジング事業領域の3つに注力し、グループシナジーの最大化を図る。

2. 沿革ハイライト

1988年3月、商品の企画・開発、製造、販売を目的として株式会社レッグスを設立する。2001年7月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、上場を果たす。

2008年1月、ISO9001認証を取得し、品質管理体制を強化した。2012年3月、中国深圳市に生産・品質管理コンサルティング子会社を設立する。

2022年1月、持株会社体制へ移行し、株式会社レッグスを「株式会社CLホールディングス」に商号変更した。

2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ市場変更するが、2023年10月、スタンダード市場へ市場変更した。

2024年10月、株式会社エルココを、同年12月、株式会社CDGをそれぞれ完全子会社化し、M&Aを通じて事業領域の拡大とグループシナジーの強化を図る。

3. 収益・成長

成長ドライバーは「エクス・テインメント」ビジネスの加速、M&A戦略、海外展開、DX推進、グループシナジーの最大化である。

「エクス・テインメント」ビジネスは、新たな市場創出とテーマカフェブランドの多角化を通じて成長を牽引する。当連結会計年度の設備投資総額582百万円の主なものはテーマカフェ店舗内装設備に対する投資である。

M&A戦略として、既存事業とシナジーが見込める事業領域・機能領域への継続的な投資を推進する。

海外展開では、アジア圏における日本のIPコンテンツ人気を追い風に、ポップアップショップやテーマカフェサービスを軸とした海外市場開拓を積極化する。

DX推進により、デジタルを起点とした商品・サービス開発を強化し、生産性向上を図る。

ビジネスモデルの質として、ファブレス形態は固定費を抑制するが、協力会社への依存度が高い。特定顧客企業への依存度が高く、上位10社の売上割合が概ね4割を占める。

目標とする経営指標は売上収益および営業利益の向上である。

4. 財務健全性

2024年12月期(current)の総資産は22,152,864千円、純資産は7,291,124千円である。

現金及び現金同等物は4,756,730千円、有利子負債は6,893,295千円を計上する。

資金調達に関するリスクとして、コミットメントライン契約に付される財務制限条項への抵触リスクを認識する。

5. 株主還元

年間配当金は、2024年12月期(current)に5.0円、2024年12月期(prior1)に16.0円、2024年12月期(prior2)に11.0円を支払う。

6. 注目ポイント

「エクス・テインメント」ビジネスの進展、特にテーマカフェブランドの多角化と海外展開の成果は今後の収益構造に寄与する。

M&A戦略の実行とシナジー創出も焦点であり、株式会社CDGや株式会社エルココの完全子会社化による事業ポートフォリオの変化と、計画通りのシナジー創出が重要である。

ファブレス形態であるため、品質管理体制の実効性とサプライチェーンリスクへの対応は継続的に重要性を有する。

特定顧客への依存度が高い構造は、顧客基盤の分散化や新たな顧客獲得の進捗が業績の安定性に影響を及ぼす。

IFRS適用により、のれんの定額償却は不要だが、対象会社の経営成績悪化等による減損リスクを注視する。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VIYW | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
11.7B 63.1倍 1.5倍 0.0% 1,016.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 38.3B 36.3B 32.1B
営業利益 305M 1.1B 777M
純利益 164M 511M 364M
EPS 16.1 50.4 35.3
BPS 675.3 743.7 761.7

大株主

株主名持株比率
株式会社ジェイユー0.40%
CLホールディングス従業員持株会0.07%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.04%
内川 淳一郎0.03%
SMBC日興証券株式会社0.02%
甲府倉庫株式会社0.02%
椛澤 紀夫0.02%
長谷川 雅志0.01%
ゴールドマン・サックス証券株式会社0.01%
小林 寿一0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-01-29株式会社ジェイユー 40.00%(2.22%)
2022-07-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.43%(1.70%)
2022-06-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 6.13%(1.04%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-26TDNet資本政策CLホールディングスストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ1,120+3.04%
2026-02-26TDNet資本政策CLホールディングス取締役のストックオプションに関する報酬額設定および内容決定等に関するお知らせ1,120+3.04%
2026-02-06TDNet業績修正CLホールディングス業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ1,093+1.92%
2026-01-29TDNet規制・法的CLホールディングス訴訟の判決に関するお知らせ1,017+1.77%
2025-12-25TDNetその他CLホールディングス内部統制システムの基本方針改定に関するお知らせ1,126-1.42%
2025-09-16TDNet配当・還元CLホールディングス自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ(会社法第459条第1項による定款の定めに基づく自己981+0.82%
2025-09-03TDNet配当・還元CLホールディングス自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項による定款の定めに基づく自己株式の取得)1,005-0.50%
2025-08-05TDNet配当・還元CLホールディングス自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項による定款の定めに基づく自己株式の取得)806+0.25%
2025-07-03TDNet配当・還元CLホールディングス自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項による定款の定めに基づく自己株式の取得)780+0.51%
2025-01-29EDINET大量保有株式会社ジェイユー大量保有 40.0%
2022-07-07EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 4.43%
2022-06-07EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 6.13%