Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社Jストリーム (4308)

Jストリームは、インターネット動画配信用ソフトウェアを用いたコンテンツ配信サービスを主軸とする動画ソリューション事業を展開する。動画に特化した大容量CDNインフラの構築・運用ノウハウ、多様な配信フォーマット・端末対応技術、高機能OVP「J-Stream Equipmedia」の継続的機能拡張が競争優位性となる。医薬・メディア業界で実績を確立し、医薬領域で一定の地位を占める。月額定額課金SaaSを基盤とし、DX推進による動画ビジネス利用拡大を成長ドライバーとする。AI技術活用やM&Aで事業領域を強化する。 [本社]東京都港区 [創業]1997年 [上場]2001年

Jストリームは、インターネット動画配信用ソフトウェアを用いたコンテンツ配信サービスを主たる事業とする。一般企業やメディア系企業を顧客とし、動画配信プラットフォーム提供、ライブ配信実施、動画・ウェブサイト制作を一体として提供する動画ソリューション事業を展開する。

**1. 事業概要と競争優位性**

主力は、映像コンテンツ配信に最適化した自社CDN(Content Delivery Network)インフラを活用したプラットフォーム系サービスである。OVP「J-Stream Equipmedia」は継続的な機能拡張で競争力を高め、高機能CDN「J-Stream CDNext」やライブイベントの配信支援サービスも提供する。

**競争優位性(Moat)と参入障壁**: 動画に特化した大容量ネットワークの構築・運用ノウハウが技術的優位性となる。大容量データ、急激なアクセス集中、長時間視聴の安定配信、適切な負荷分散、24時間監視・運用対応が強みである。多様な受信デバイスに合わせた最適な配信方式の技術ノウハウと、数十万人以上の同時アクセスに対応できるサービス技術を保有する。顧客は自社で大規模なサーバ設備や回線手配が不要となる。医薬・メディア業界では、高い配信品質とミスのないイベント運用の精度、豊富な実績が重視され、医薬領域で「業界内で一定の地位を確立している」。大規模な配信インフラの構築と運用、ノウハウ蓄積は新規参入者にとって参入障壁となる。

**2. 沿革ハイライト**

1997年5月、トランス・コスモス株式会社、国際電信電話株式会社(現 KDDI株式会社)等の出資によりリアル・ストリーム株式会社として設立する。2001年9月、東京証券取引所マザーズ市場に上場する。2002年11月、商号を株式会社Jストリームに変更する。その後、M&Aを通じて株式会社CO3、クロスコ株式会社、株式会社イノコス、株式会社ビッグエムズワイ、株式会社VideoStepなど事業領域を拡大する。2022年4月、市場区分見直しに伴い東京証券取引所グロース市場に移行する。

**3. 収益・成長**

**ビジネスモデルの質**: OVP等のパッケージサービスは月額定額課金、CDNは配信データ量に応じた課金であり、ストック型収益を基盤とする。OTTプラットフォームのカスタマイズや運用・保守サービスも継続的な月額課金となる場合がある。継続的売上と利益が期待できる配信系プラットフォーム売上高、取引先数、既存取引先の維持率を重視指標とする。

**成長ドライバー**: インターネット動画のコモディティ化とDX推進による動画ビジネス利用の拡大、用途の多様化が市場を成長基調に置く。当社グループは「The Streaming DX Company」を目指し、以下の3つの市場軸で戦略を展開する。EVC領域(医薬)ではWeb講演会以外の領域開拓、医療機関での動画活用、WebinarAnalyticsのデータ連携やAI活用で顧客のマーケティング上流工程へ貢献する。EVC領域(医薬以外)ではEquipmediaを中心としたSaaS拡充、内製機能(EQポータル)提供拡大で活用範囲を広げる。OTT領域では新テクノロジー提案、マルチCDN、配信品質向上、マネタイズ・販促支援、セキュリティ対策、QoE/QoS、リアルイベントでの動画活用など、高度化する顧客ニーズに対応する。データサイエンスとAI技術を駆使した提供価値の最大化、インキュベーションとM&A、サービスの海外展開による事業拡大に取り組む。M&Aを通じた事業領域の強化、拡大を追求する。

**4. 財務健全性**

2025年3月期(実績)において、現金及び現金同等物は7,832,699千円、有利子負債は5,625千円と極めて低水準である。総資産13,185,216千円に対し、純資産11,058,142千円と高い自己資本比率を維持し、安定した財務基盤を構築する。

**5. 株主還元**

2025年3月期(実績)の年間配当は14.0円である。

**6. 注目ポイント**

インターネット動画市場の拡大と企業におけるDX推進の加速は、当社グループの事業にとって強力な追い風となる。動画配信に特化した独自のCDNインフラと長年のノウハウ、SaaS型プラットフォームによる継続的収益モデルは、高い競争優位性と参入障壁を形成する。医薬・メディア業界での強固な顧客基盤と実績は、安定した事業運営に寄与する。今後は、AI技術活用、M&A、海外展開を含む多角的な成長戦略により、事業領域のさらなる拡大と収益性の向上が期待される。一方で、特定業界依存リスクや競合激化への対応が課題となる。

[本社]東京都港区 [創業]1997年 [上場]2001年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W35I | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.6B 17.0倍 0.9倍 0.0% 377.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 11.8B 11.3B 12.5B
営業利益 916M 567M 1.7B
純利益 551M 298M 873M
EPS 22.1 12.0 35.1
BPS 424.8 418.6 422.6

大株主

株主名持株比率
トランス・コスモス株式会社0.50%
KDDI株式会社0.12%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
株式会社SBI証券0.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.00%
Jストリーム従業員持株会0.00%
加藤秀和0.00%
住友生命保険相互会社0.00%
楽天証券株式会社0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-09-01トランス・コスモス株式会社 44.60%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-29TDNet決算G-Jストリーム2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)368-1.90%
2025-11-04TDNetその他G-Jストリーム株式会社アイ・ピー・エルHDの株式の取得(子会社化)の完了のお知らせ356-1.97%
2025-10-30TDNet決算G-Jストリーム2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)380-5.00%
2025-09-30TDNetその他G-Jストリーム株式会社アイ・ピー・エルHDの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ384-3.65%
2025-07-31TDNetIRG-Jストリーム2026年3月期 第1四半期決算説明会資料370+0.00%
2025-07-30TDNet決算G-Jストリーム2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)380-2.63%
2025-06-26TDNet人事G-Jストリーム人事異動に関するお知らせ372-0.54%
2025-06-26TDNetその他G-Jストリーム定款変更に関するお知らせ372-0.54%
2021-09-01EDINET大量保有トランス・コスモス株式会社大量保有 44.6%