ソースネクストはソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売を単一セグメントで展開する。開発は自社、国内外の開発会社への外注、他社著作権製品のライセンス取得の多様な手法を用いる。販売チャネルは直販サイト、オンラインショップ、家電量販店への卸売、法人企業向けの提供を軸とする。ユーザー登録顧客へのマーケティングで売上の安定化を図る。
主要製品はAI通訳機「ポケトーク」、はがき作成ソフト「筆まめ」シリーズ、セキュリティソフト「ZERO」シリーズ、PDF作成・変換・編集ソフト「いきなりPDF」、360度webカメラ「Meeting Owl」シリーズ、文字起こしAI「オートメモ」である。
競争優位性(Moat)と市場シェア:
「ポケトーク」は90言語を翻訳するAI通訳機であり、シリーズ累計出荷台数120万台を突破する。日本での法人利用が好調に推移し、米国市場では法人・公共機関に活用される。はがき作成ソフト「筆まめ」は業界トップシェアを占める。「いきなりPDF」は販売本数15年連続第1位のロングセラー製品であり、法人導入実績は1万社以上である。360度webカメラ「Meeting Owl」は画角360度カメラとしてシェアNo.1を獲得する。セキュリティソフト「ZERO」シリーズは年間更新料0円という独自のビジネスモデルで差別化を図る。「オートメモ」は最新高品質AIモデルを採用し、議事録作成を効率化する。同社は「世界中のテクノロジーを誰もが使える形にしてお客様に届ける」強みを持ち、2000万人を超える登録ユーザーという顧客資産を保有する。
ビジネスモデルの質:
従来の売り切り型に加え、年次自動課金やサブスクリプション型収益モデルを構築・拡大し、安定的な収益基盤の形成を図る。
参入障壁:
20年以上にわたるソフトウェア開発の知見、確立されたブランド資産、2000万人を超える顧客資産、低価格帯製品による市場創造戦略が参入障壁となる。
1996年8月、パソコンソフトの企画・開発・販売を目的として設立。1999年10月、商号をソースネクスト株式会社へ変更する。2003年2月、中心価格帯を1,980円とする「コモディティ化戦略」を開始。2006年7月、年間更新料0円のウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」を発売。2006年12月、東証マザーズに株式上場し、2008年6月には東証一部に上場、2022年4月にはプライム市場へ移行する。2012年9月、米国子会社を設立。2017年12月、初のIoT製品であるAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を発売。2022年2月、連結子会社「ポケトーク株式会社」を設立し、グローバル展開を加速。2023年7月、ポケトーク株式会社とソフトバンク株式会社が包括的業務提携契約を締結。2024年10月、AI通訳機の次世代機「ポケトーク S2」を発売する。
成長ドライバー:
同社はAI技術を活用した製品の企画・開発に注力し、既存事業であるIoT製品及びソフトウェア製品の強化を通じて利益の最大化を図る。「最新のテクノロジーを誰もが使える形にしてお客様に届ける」強みを活かし、AI技術を取り入れた新製品開発を推進し、他社との差別化と持続的な収益の柱構築を目指す。
「ポケトーク」に関連する通訳機市場は、インバウンド・アウトバウンドの回復や訪日外客数の増加、米国での多言語対応需要増加により拡大が見込まれる。2025年10月のWindows10サポート終了に伴うパソコン買い替え需要は、セキュリティソフト、「いきなりPDF」、年賀状ソフトを始めとする主力製品の販売拡大を後押しする。企業のDX/ペーパーレス化や電子帳簿保存法改正は、「いきなりPDF」の法人販売を伸長させる。
海外市場への展開も重要な成長戦略であり、米国・欧州での「ポケトーク」展開強化に加え、アジアでの積極的な販路開拓を進める。M&A等によるユーザー層拡大も視野に入れる。サブスクリプション型製品への注力により、安定した収益基盤の形成を図る。
2025年3月期末の現金及び現金同等物は5,858,654千円、有利子負債は5,378,810千円である。総資産は17,209,423千円、純資産は9,354,476千円である。設備投資は2025年3月期で1,349百万円を実施し、販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入、社内使用ソフトウェアが主な内容である。研究開発費は26百万円を計上し、外部パートナーとの提携で柔軟な開発体制を構築する。従業員数は連結で161名である。
提供テキストに株主還元に関する具体的な記載はない。
AI通訳機「ポケトーク」を中心としたIoT事業のグローバル展開と成長性が最大の注目点である。ポケトーク社設立、ソフトバンクとの提携、米国・欧州での好調な業績、アジアへの販路拡大計画は、今後の事業成長を加速させる可能性を秘める。Windows10サポート終了に伴うパソコン買い替え需要や電子帳簿保存法改正など、外部環境の変化を捉えた既存ソフトウェア事業の販売拡大戦略も重要である。サブスクリプション型収益モデルへの移行と拡大は、収益基盤の安定化に寄与する。「世界中のテクノロジーを誰もが使える形にしてお客様に届ける」強みを活かし、AI技術を取り入れた新製品開発による他社との差別化と持続的な収益の柱構築が課題となる。海外での法規制遵守、為替変動、製造拠点リスク管理も重要であり、米国関税政策への対応としてベトナムに生産拠点を新設する計画はサプライチェーンリスクの分散を図る。パソコン用ソフト市場及び通訳機を含むIoT製品市場は競争が激しく、常に既存製品のバージョンアップ、新規性・差別化された製品の企画・開発、効果的な広告宣伝が求められる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 17.1B | — | 2.3倍 | — | 123.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11.5B | 11.3B | 10.3B |
| 営業利益 | -3.5B | -2.3B | -2.6B |
| 純利益 | -3.9B | -2.2B | -2.3B |
| EPS | -28.6 | -16.0 | -17.0 |
| BPS | 54.0 | 59.6 | 67.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 松田憲幸 | 0.26% |
| 株式会社ヨドバシカメラ | 0.10% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.07% |
| 松田里美 | 0.03% |
| J.P. MORGAN SECURITIES PLC (常任代理人 JPモルガン証券株式会社) | 0.01% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 株式会社SBI証券 | 0.01% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 株式会社新進商会 | 0.01% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-24 | 松田 憲幸 | 28.37% | (1.02%) |
| 2026-02-24 | 松田 憲幸 | 28.29% | (0.08%) |
| 2025-12-22 | 松田 憲幸 | 28.29% | (1.10%) |
| 2025-03-31 | ユービーエス・エイ・ジー | 11.58% | (1.02%) |
| 2025-02-19 | ユービーエス・エイ・ジー | 12.60% | (1.13%) |
| 2024-10-25 | ユービーエス・エイ・ジー | 13.73% | +10.73% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-24 | EDINET | 大量保有 | 松田 憲幸 | 大量保有 28.37% | 127 | -1.57% |
| 2026-02-24 | EDINET | 大量保有 | 松田 憲幸 | 大量保有 28.29% | 127 | -1.57% |
| 2025-12-22 | EDINET | 大量保有 | 松田 憲幸 | 大量保有 28.29% | 152 | +1.32% |
| 2025-07-18 | TDNet | 資本政策 | ソースネクスト | 株式報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ | 168 | +1.79% |
| 2025-07-18 | TDNet | 資本政策 | ソースネクスト | ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ | 168 | +1.79% |
| 2025-06-20 | TDNet | 資本政策 | ソースネクスト | ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ | 173 | +0.00% |
| 2025-06-20 | TDNet | 資本政策 | ソースネクスト | 株式報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ | 173 | +0.00% |
| 2025-03-31 | EDINET | 大量保有 | ユービーエス・エイ・ジー | 大量保有 11.58% | 217 | +0.00% |
| 2025-02-19 | EDINET | 大量保有 | ユービーエス・エイ・ジー | 大量保有 12.6% | — | — |
| 2024-10-25 | EDINET | 大量保有 | ユービーエス・エイ・ジー | 大量保有 13.73% | — | — |