Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社テスク (4349)

株式会社テスクは、国内の流通業(小売・卸)及び貿易業向けに、自社開発パッケージ・ソフトウェアを中核としたシステム開発、ASP/クラウドサービス、保守を提供する。特定業界への特化により、営業・開発スキルと製品開発投資の集約化で差別化を図る競争優位性を持つ。利用料モデルの拡大を推進し、定常収入比率は増加傾向にある。デジタル投資需要の高まりを成長ドライバーとし、製品開発投資と人材育成を強化する。 [本社]名古屋市中区栄 [創業]1974年 [上場]2002年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社テスクは、国内の流通業(小売業・卸売業)及び貿易業務を行う法人を主要顧客とする総合ITベンダーである。事業はシステム開発(売上構成比率72.9%)、商品(同25.8%)、不動産賃貸(同1.3%)で構成する。システム開発事業では、自社開発パッケージ・ソフトウェアを中核ソリューションとし、ソフトウェア開発、ASPサービス、保守業務を提供する。主要パッケージ製品には「CHAINS」「GROWBS」「TRADING」等がある。

競争優位性として、流通業及び貿易業に特化することで、営業・開発スキルと製品開発投資の集約化による差別化を図る。長年のノウハウと多様なパッケージ製品ラインナップが強みである。ISMS認証取得により機密情報管理体制を確立する。ビジネスモデルの質として、ASPサービスやクラウドサービス、保守業務を通じた利用料モデルを推進し、定常収入比率は毎年増加傾向にある。これは安定的な収益基盤の確保に寄与する。

2. 沿革ハイライト

1974年4月に会社を設立し、小売店向け営業管理システムの開発を開始する。1983年に「ADAMS」、1987年に「GROWBS」、1988年に「CHAINS」を開発・販売開始し、主力製品を確立する。2002年3月、名古屋証券取引所市場第二部に上場。2011年4月には「CHAINS Ⅲ」、2017年4月には「GROWBS Ⅲ」のクラウドサービス提供を開始し、クラウドシフトを推進する。2020年9月、新社屋完成に伴い本社を移転する。2023年7月、株式会社サンプランソフトを子会社化し、貿易業務向け「TRADING」を取り込み事業領域を拡大した。2024年7月に株式併合による上場廃止を予定する。

3. 収益・成長

当社グループを取り巻く経営環境は、主要顧客である流通業界のコストアップ要因や人手不足、貿易業界の世界経済減速感により厳しい。一方、政府によるDX推進の後押しを受け、情報サービス業界のDX投資意欲は高い。

当社グループは流通業及び貿易業に特化した総合ITベンダーを目指し、企業価値向上を図る。成長ドライバーとして、流通業界の人手不足解消手段としてのデジタル投資需要の高まりやDX推進を捉える。具体的には、競争力維持・向上に向けた製品開発投資の拡大(当連結会計年度の研究開発活動費127,567千円)、新しいテクノロジーの採用、利用料モデルの拡大、専門性の高い人材の育成及び確保を推進する。人材確保と育成は情報サービス業界全体の課題であり、当社グループも教育投資を継続する。

4. 財務健全性

新本社建設に伴い、必要資金を金融機関からの借入により調達しており、有利子負債は総資産に比して高い水準にある。当連結会計年度末の有利子負債は1,678,240千円、総資産は4,128,161千円である。市場金利が上昇した場合には、金利負担の増加や資金調達条件の悪化が業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があると認識する。当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,086,382千円である。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当は60.0円である。

6. 注目ポイント

当社グループは、流通業及び貿易業というニッチ市場に特化し、自社開発パッケージ・ソフトウェアでノウハウを蓄積する。これは高いスイッチングコストを生み出す可能性があり、競争優位性の一因となる。デジタル投資需要とDX推進が成長ドライバーであり、利用料モデルへの移行戦略は収益安定化と成長性を両立させる上で重要である。エンジニア人材不足は事業推進上の課題であり、有利子負債水準と金利上昇リスクも存在する。2024年7月に予定される株式併合による上場廃止は、今後の経営戦略に影響を与える可能性がある。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100TR85 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.5B 1.9B 1.3B
営業利益 315M 267M 167M
純利益 274M 216M 139M
EPS 950.5
BPS 6,074.3

大株主

株主名持株比率
株式会社梅田事務所0.25%
テスク従業員持株会0.19%
梅田 渉0.10%
吉澤 博之0.03%
兵藤  光沖0.03%
山田  正明0.02%
岡本 匡弘0.02%
三浦 英二0.02%
稲葉 史玉0.02%
片岡 知己0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-01-20梅田 源
2023-01-20株式会社梅田事務所 19.31
2022-12-12株式会社梅田事務所 19.31
2022-12-12梅田 源

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2023-01-20TDNetHolding change by 梅田 源
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2022-12-12TDNetHolding change by 梅田 源