Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社マナック・ケミカル・パートナーズ (4360)

株式会社マナック・ケミカル・パートナーズは、臭素化合物を中核に少量多品種の化学製品を製造販売する。ファインケミカル、難燃剤、ヘルスサポートの3事業を展開し、医薬・半導体分野向け中間体、電気製品・自動車部品用難燃剤、人工透析薬剤用原料等を供給する。臭素化・ヨウ素化技術、微量金属管理、機能設計技術を融合した高機能・高付加価値製品の創出で競争優位性を確立する。半導体関連受託拡大や環境調和型難燃剤開発を成長ドライバーとする。 [本社]広島県福山市 [創業]2021年 [上場]2021年

1. **事業概要と競争優位性**

株式会社マナック・ケミカル・パートナーズは、持株会社として、臭素化合物を中核とした少量多品種の化学製品の製造及び販売を主たる業務とする。当社グループは、ファインケミカル、難燃剤、ヘルスサポートの3事業を展開する。ファインケミカル事業は医薬、ハイテク分野の機能性材料、半導体、電子材料及び情報関連分野の中間体として使用される。難燃剤事業は電気製品、自動車部品等の産業分野に、ヘルスサポート事業は人工透析薬剤用原料、抗菌剤原料及び試薬として製品を供給する。

**競争優位性(Moat)と参入障壁**: 当社グループは、臭素化・ヨウ素化技術を強みとする。主要子会社マナック株式会社のコア技術である合成技術に加え、微量金属管理や機能設計/評価技術を融合し、先端分野向け高機能・高付加価値製品を継続的に創出する。技術的参入障壁として、ファインケミカル事業では30Lガラス製ベンチプラント導入や先端機器を備えた分析棟建設を進める。湘南イノベーション研究所での基盤技術研究、学会活動、公的研究開発法人等との共同研究を通じたノウハウ蓄積も競争優位性の源泉となる。

2. **沿革ハイライト**

当社は2021年10月、マナック株式会社の単独株式移転により設立され、持株会社体制へ移行した。同時に東京証券取引所市場第二部に上場する。2022年4月、東証スタンダード市場へ移行する。2023年6月、コーポレート研究拠点「湘南イノベーション研究所」を開設する。

3. **収益・成長**

当社グループは、臭素化・ヨウ素化技術を強みに、環境対応やグローバル・スタンダードへの適合を進め、高機能・高付加価値製品の提案を通じて新技術開発と新分野開拓に取り組む。中期計画(2024-2027年度)では、事業再構築期間を経て事業拡大を図り、業績の早期回復と企業価値向上に向けた成長投資を行う。

**成長ドライバー**: ファインケミカル事業では、半導体分野の市況回復を背景に、半導体関連製品の受託拡大、新規GMP中間体の拡充、先端半導体材料向けヨウ素化合物開発を推進する。難燃剤事業では、環境調和型ハロゲン系ポリマータイプ難燃剤「ポリマーナ®」シリーズの市場開拓、非ハロゲン系難燃剤の研究開発、難燃不燃材料等の新製品開発の早期収益化を図る。ウッドプラスチックコンポジット(WPC)の研究開発に注力し、広島大学との共同研究講座を通じて早期事業化を目指す。ヘルスサポート事業は、人工透析用原料や抗菌剤原料等の安定的かつ持続的な供給に努める。湘南イノベーション研究所ではオープンイノベーションを推進し、新事業分野への進出も検討する。当連結会計年度における設備投資総額は447百万円、研究開発費総額は480百万円である。

4. **財務健全性**

当社グループは高い財務健全性を示す。有利子負債は直近3期連続で0円であり、実質無借金経営を維持する。自己資本比率は直近3期で73.53%から81.49%と高水準を維持する。現金及び現金同等物は、current期で2,767百万円を保有する。

5. **株主還元**

当社グループは、株主への利益還元を経営の重要課題と認識する。年間配当金は、current期で12.5円、prior1期で15.0円、prior2期で15.0円を支払う。current期には自己株式519,800株を保有する。

6. **注目ポイント**

当社グループは、臭素化・ヨウ素化技術をコアとし、医薬、半導体、環境対応材料といった成長分野への高機能・高付加価値製品供給に注力する。半導体市況回復や環境規制強化を追い風に、ファインケミカル・難燃剤事業の新製品開発と市場開拓を加速する。オープンイノベーション戦略により新事業領域への進出を模索する。有利子負債ゼロ、高自己資本比率という強固な財務基盤は、成長投資や事業再構築を支える。一方で、難燃剤事業における海外品との競合激化、製造コスト・環境対応コスト上昇、原材料市況変動リスクへの対応が課題となる。販売価格見直し、製造工程最適化、サプライチェーン改善を通じて収益性回復を図る。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VYLQ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.9B 10.8倍 0.6倍 1.9% 796.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 11.6B 11.0B 10.7B
営業利益 739M 600M
純利益 781M 600M
EPS 96.0 73.7
BPS 1,382.7

大株主

株主名持株比率
東ソー株式会社0.20%
一般財団法人松永財団0.17%
杉之原 祥二0.05%
株式会社広島銀行0.04%
株式会社合同資源0.02%
マナック社員持株会0.02%
村田 耕也0.02%
光和物産株式会社0.01%
スガイ化学工業株式会社0.01%
中尾薬品株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-24東ソー株式会社 19.07
2026-03-24東ソー株式会社 18.94
2026-03-24東ソー株式会社 19.07
2026-02-27東ソー株式会社 18.94
2026-02-27東ソー株式会社 19.07
2025-12-01一般財団法人松永財団 15.54
2025-11-28一般財団法人松永財団 15.54
2025-08-27杉之原 祥二 5.44

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-29TDNet役員の異動に関するお知らせ
2026-03-31TDNet錦海化学株式会社の株式の取得(子会社化)完了に関するお知らせ
2026-03-24TDNetHolding change by 東ソー株式会社
2026-03-24TDNetHolding change by 東ソー株式会社
2026-03-24TDNetHolding change by 東ソー株式会社
2026-02-27TDNetHolding change by 東ソー株式会社
2026-02-27TDNetHolding change by 東ソー株式会社
2025-12-01TDNetHolding change by 一般財団法人松永財団
2025-11-28TDNetHolding change by 一般財団法人松永財団
2025-10-30TDNet錦海化学株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
2025-08-27TDNetHolding change by 杉之原 祥二
2025-08-22TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-08-22TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-08-08TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-08TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-25TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-07-25TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-05-30TDNet役員の異動に関するお知らせ
2025-05-30TDNetforecast_revision: 2026年3月期 通期連結業績予想の公表に関するお知らせ
2025-05-30TDNet2026年3月期 通期連結業績予想の公表に関するお知らせ