シンプレクス・ホールディングスは、1997年の創業以来、大手金融機関のテクノロジーパートナーとして金融フロンティア領域における国内トップブランドの地位を確立する。金融フロンティア領域とは、金融機関のフロントオフィスにおけるトレーディング等の収益業務やリスク管理業務をテクノロジーで支援する当社グループの造語である。現在は、AI、UI/UX、クラウド、web3といった最先端テクノロジーを活用し、対象顧客を金融機関に限定せず、顧客企業のビジネス成功にテクノロジーが大きく貢献するクロスフロンティア領域へ事業を拡大する。
主なビジネス領域は、戦略/DXコンサルティング、キャピタルマーケット、金融リテール、エンタープライズDXに区分する。サービス形態は、戦略/DXコンサルティング、システムインテグレーション、運用サービスから構成される。
当社グループの競争優位性の源泉は、豊富なビジネスノウハウと高度なテクノロジーの両方が求められる参入障壁の高い領域に特化した独自のビジネスモデル「Simplex Way」にある。Simplex Wayは、ビジネスとテクノロジー双方に精通したハイブリッド人材による一気通貫・自社完結モデルを特徴とする。最上流のコンサルティングからシステム開発、運用保守に至る全工程に責任を持ち、リピートオーダーや共同利用型サービスによるリカーリングビジネスへ繋がる循環型モデルを構築する。国内IT業界で一般的な多重下請け構造を排し、顧客企業と直接取引を行うプライム受注を徹底する自社完結モデルにより、構造的な中間マージンを排除し、業界屈指の利益率を獲得する。2025年3月期の売上総利益率は41.4%であり、ソフトウェア業界平均27.9%を大きく上回る。ハイブリッド人材は、高いポテンシャルを持つ新卒人材を採用し、集中的なテクノロジー教育とOJTを通じて育成する。子会社Xspear Consulting株式会社は、コンサルティング経験者の中途採用とテクノロジー知見を持つグループ内人材の出向により、コンサルティングとテクノロジーの両面でDXを推進する実地スキルを有し、他社との差別化を図る。
また、当社グループは受託開発でありながら、概ねすべてのシステムの著作権を自社に留保する。これにより、汎用性の高いプログラムを「Simplex Library」として蓄積し、受託開発プロジェクトの約50~70%で再利用する。これは開発期間の短縮、システムの安定性確保、顧客企業と当社グループ双方の競争優位機能への資源集中を可能にする。Simplex Libraryを活用した共同利用型サービスは、月額チャージのリカーリングビジネスとして安定的な収益源となる。金融リテール領域では、国内トップブランドとしての豊富な導入実績を持つ。
1997年9月、株式会社シンプレクス・リスク・マネジメントを設立し、証券会社向けITソリューション提供を開始する。2002年2月JASDAQ市場に上場する。2005年2月、金融機関が個人投資家に提供する金融商品取引システムを共同利用型サービスとして提供開始する。2010年10月、持株会社体制への移行に伴い、商号を株式会社シンプレクス・ホールディングスに変更する。2013年10月、MBOにより東京証券取引所市場第一部上場廃止となるが、2016年12月に株式移転により当社を設立し、再度持株会社体制へ移行する。2021年4月、Xspear Consulting株式会社が戦略/DXコンサルティングサービスを開始し、同年9月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しによりプライム市場へ移行する。
当社グループは、「日本発のイノベーションを世界へ向けて発信する」目標を掲げ、持続的な成長と高い収益性の実現を目指す。経営目標達成の客観的指標として、売上収益、売上総利益率、営業利益を重視し、特に売上総利益率を最重要視する。DXの潮流の中で、売上収益1,000億円を目指す「Vision1000」を策定し、2023年10月に発表する。中期経営計画「中計2027」(2025年3月期~2027年3月期)では、2027年3月期に売上収益600億円、営業利益150億円、ROE17.0%を目標とする。
成長戦略として、事業領域の拡大、事業領域の深耕、採用育成の強化を推進する。事業領域の拡大では、Xspear Consultingを中核に非金融業種への戦略/DXコンサルティングを強化し、ブティックコンサルファームのM&Aも図る。事業領域の深耕では、金融フロンティア領域での高付加価値サービス提供を継続し、キャピタルマーケットでの大型案件受注や金融リテールでの内製主義金融機関への支援拡大を目指す。非金融領域でもSimplex Wayを徹底し高収益性を追求する。採用育成の強化では、最優秀層の新卒採用と専門性を持つ中途採用を強化し、リテンション施策を通じて人材定着率の向上を図る。Xspear Consultingとシンプレクス株式会社のグループシナジーを最大化し、非金融顧客の送客やシステム開発案件の提供、テクノロジー人材の出向等を通じてDX分野でのポジションを確立する。研究開発活動では、Simplex Libraryの構築・拡充、新規サービス展開に向けた市場調査、機能検証、製品開発を行い、当連結会計年度の研究開発費は1,475百万円である。
当社グループは、高いキャッシュフロー創出力を礎とし、財務健全性を維持した上で、事業基盤強化に繋がる成長投資を優先的に実行することが、持続的な利益成長と企業価値の向上に資すると考える。
当社は、資本効率を意識した経営に取り組み、ROE目標を掲げる。株主還元はキャピタルアロケーションにおける重要施策と認識し、業績動向やROE水準、成長投資機会を総合的に勘案する。配当については、利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、連結配当性向40%を目安とする。自己株式の取得も、資本効率向上に資する株主還元策として、市場環境を考慮し機動的に実施する方針である。
シンプレクス・ホールディングスは、金融フロンティア領域における国内トップブランドとしての地位を基盤に、非金融領域を含む「クロスフロンティア領域」への事業拡大を推進する。独自の「Simplex Way」による一気通貫・自社完結モデルと、著作権を自社に留保し蓄積する「Simplex Library」は、高収益性(2025年3月期売上総利益率41.4%)と高い参入障壁を構築する。ハイブリッド人材の育成とAI、UI/UX、web3等の最先端テクノロジーの活用により、DX推進の潮流を捉え、M&A戦略も視野に入れた「Vision1000」及び「中計2027」の達成を目指す。共同利用型サービスによるリカーリングビジネスは安定的な収益基盤を提供する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 48.3B | 6.2倍 | 1.6倍 | 0.1% | 823.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 47.4B | 40.7B | 34.9B |
| 営業利益 | 10.8B | 8.8B | 7.5B |
| 純利益 | 7.8B | 6.2B | 5.4B |
| EPS | 133.8 | 107.5 | 96.9 |
| BPS | 504.2 | 560.6 | 530.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 金子 英樹 | 0.12% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.12% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.06% |
| SBIホールディングス株式会社 | 0.06% |
| MLPFS CUSTODY ACCOUNT (注)1 (常任代理人 BOFA証券株式会社) | 0.05% |
| 五十嵐 充 (常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 0.04% |
| 田中 健一 | 0.03% |
| TK&Company株式会社 (注)2 | 0.03% |
| YK&Company株式会社 (注)2 | 0.03% |
| 株式会社刈田・アンド・カンパニー | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-11-26 | 五十嵐 充 | 8.01% | (1.03%) |
| 2025-06-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 4.49% | (1.51%) |
| 2025-03-21 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 6.00% | (1.16%) |
| 2025-02-05 | 金子 英樹 | 17.06% | (1.22%) |
| 2024-12-20 | 金子 英樹 | 18.27% | (0.17%) |
| 2024-04-25 | 金子 英樹 | 18.44% | (0.03%) |
| 2024-03-22 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 7.16% | +1.32% |
| 2024-03-13 | 金子 英樹 | 18.47% | (0.15%) |
| 2024-03-08 | 金子 英樹 | 18.47% | (0.15%) |
| 2023-12-28 | 金子 英樹 | 18.62% | (0.05%) |
| 2023-12-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.84% | +0.76% |
| 2023-11-13 | 五十嵐 充 | 9.04% | (2.07%) |
| 2023-09-15 | 金子 英樹 | 18.67% | -- |
| 2023-09-05 | 金子 英樹 | 18.67% | (0.14%) |
| 2023-08-24 | 金子 英樹 | 18.67% | (0.14%) |
| 2023-08-18 | 金子 英樹 | 18.67% | (0.14%) |
| 2023-05-12 | 金子 英樹 | 18.81% | (1.25%) |
| 2023-04-10 | K&Cホールディングス株式会社 | 4.63% | (0.37%) |
| 2023-02-06 | SBIホールディングス株式会社 | 5.41% | +5.41% |
| 2023-01-26 | 五十嵐 充 | 11.11% | (2.73%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-20 | TDNet | 配当・還元 | シンプレクスHD | 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ | 834 | -8.39% |
| 2026-01-29 | TDNet | その他 | シンプレクスHD | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付に関するお知らせ | 946 | +1.37% |
| 2026-01-29 | TDNet | 配当・還元 | シンプレクスHD | 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | 946 | +1.37% |
| 2026-01-29 | TDNet | 業績修正 | シンプレクスHD | 連結業績予想の修正に関するお知らせ | 946 | +1.37% |
| 2026-01-29 | TDNet | 決算 | シンプレクスHD | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 946 | +1.37% |
| 2025-11-26 | EDINET | 大量保有 | 五十嵐 充 | 大量保有 8.01% | 4,410 | -74.97% |
| 2025-10-30 | TDNet | 業績修正 | シンプレクスHD | 業績予想の修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ | 4,070 | +5.65% |
| 2025-10-30 | TDNet | 資本政策 | シンプレクスHD | 株式分割及び定款の一部変更に関するお知らせ | 4,070 | +5.65% |
| 2025-10-30 | TDNet | 決算 | シンプレクスHD | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | 4,070 | +5.65% |
| 2025-07-30 | TDNet | 決算 | シンプレクスHD | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 4,020 | +2.61% |
| 2025-07-30 | TDNet | 業績修正 | シンプレクスHD | 第2四半期(中間期)業績予想及び通期業績予想の修正に関するお知らせ | 4,020 | +2.61% |
| 2025-06-19 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 4.49% | 3,820 | -1.83% |
| 2025-03-21 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 6.0% | 2,922 | -0.82% |
| 2025-02-05 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 17.06% | — | — |
| 2024-12-20 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 18.27% | — | — |
| 2024-04-25 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 18.44% | — | — |
| 2024-03-22 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 7.16% | — | — |
| 2024-03-13 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 18.47% | — | — |
| 2024-03-08 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 18.47% | — | — |
| 2023-12-28 | EDINET | 大量保有 | 金子 英樹 | 大量保有 18.62% | — | — |