新日本理化は、天然油脂を主原料とする脂肪酸、高級アルコール、不飽和アルコール、界面活性剤等、石油化学製品を主原料とする可塑剤、機能製品、樹脂添加剤等の製造・販売を行う化学品メーカーである。当社及び子会社で製造し、当社が販売するほか、関連会社からの仕入れや市場からの仕入れも行う。
経営理念「もの創りを通して広く社会の発展に貢献する」のもと、2030年のビジョン「Be the best SPICE!」を掲げ、社会を支える唯一無二の特性をもった素材の創出を目指す。中期経営計画(2021年度~2025年度)では、「情報・通信」「モビリティ」「ライフサイエンス」「環境ソリューション」の4領域に経営資源を集中し、成長戦略を実現する。
技術革新による高機能素材開発を推進し、競争優位性を確立する。新研究所「京都R&Dセンター」を拠点に、他社や大学との技術交流・共同研究開発を積極的に行う。有機EL用材料向けの特殊酸二無水物は販売を継続し、市場拡大に向けた生産能力向上と新規設備設計を進める。京都R&Dセンターに導入したICP-MS装置により、ppbレベルの金属不純物分析が可能となり、電子材料・半導体材料向け新製品開発と品質保証体制を強化する。また、300℃の高温反応から晶析精製まで可能な50L試作設備を完成させ、光学材料、潤滑油、特殊バイオマス可塑剤等のスケールアップサンプル製造を可能にする。これらの高度な研究開発設備とノウハウ蓄積は、新規参入障壁となる。
製品競争力では、結晶核剤「RiKACRYSTA®」がポリプロピレンに加え、生分解性樹脂ポリ乳酸樹脂(PLA)の成形性改善に高い効果を発揮し、工業技術賞を3年連続で受賞する。これはニッチ市場における技術的優位性と支配的地位を示す。植物油由来の化粧品素材「RiKANATURA®」は製造特許と用途特許の出願を完了し、欧州で規制が進む環状シリコーンD5の代替材料としても提案する。非PVC樹脂ナイロン用可塑剤も開発・展開する。知的財産戦略では、権利化によるリスク低減に留まらず、特許解析情報を起点とした技術開発や営業活動を通じて、知財活用によるプロフィット化を目指す。1919年の創業以来培ってきた化学品製造のノウハウと、生産現場主体のDXによる確実な承継も競争優位の源泉である。
ビジネスモデルの質を高めるため、「稼ぐ力の再構築」を中期経営計画の骨子とし、不採算製品の生産撤退、ノンコア製品の製造・販売終了、生産拠点最適化、政策保有株式の縮減を進める。環境価値を訴求できる製品開発にリソースを集中投下し、ポートフォリオの組換えを図る。可塑剤事業ではSCM強化を通じてシェア拡大と収益力向上を目指す。
1919年11月、大阪酸水素株式会社として設立し、水の電気分解による酸素・水素の製造を開始する。1949年9月、大阪証券取引所に株式を上場する。1967年3月、新日本理化株式会社に社名を改称する。1972年9月、日産化学工業と合弁で可塑剤製造の日新理化を設立し、事業領域を拡大する。1990年1月、台湾とマレーシアに合弁会社を設立し、海外展開を開始する。2021年5月、京都R&Dセンターを竣工し、研究開発体制を強化する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、スタンダード市場に移行する。
中期経営計画で「情報・通信」「モビリティ」「ライフサイエンス」「環境ソリューション」の4領域に経営資源を集中し、成長戦略を実現する。成長ドライバーは、有機EL用材料、電子材料、半導体材料向けの特殊酸二無水物や次世代製品の開発推進、生分解性樹脂PLAの成形性改善に貢献するRiKACRYSTA®の用途拡大、植物油由来化粧品素材RiKANATURA®、非PVC樹脂ナイロン用可塑剤など、高付加価値製品の事業開発・育成への重点投下である。欧州で規制が進む環状シリコーンD5の代替材料として「リカナチュラ」を提案し、市場機会を創出する。CSR推進の一環として、2050年度カーボンニュートラル達成に向けた製造プロセス改善、再生可能エネルギー導入、顧客の低・脱炭素化に貢献する製品開発に注力し、バイオマス由来製品のラインナップ強化も進める。
連結業績は、2025年3月期に売上高32,703百万円、営業利益829百万円、経常利益1,195百万円、純利益522百万円を計上する。中期経営計画の2025年度営業利益目標8億円を2024年度(2025年3月期)に前倒しで達成し、2025年度(2026年3月期)の営業利益は9億円を予想する。
2025年3月期末時点の総資産は37,519百万円、純資産は18,995百万円である。現金及び現金同等物は2,780百万円、有利子負債は7,130百万円である。営業キャッシュフローは224百万円、投資キャッシュフローは174百万円を計上する。当連結会計年度の設備投資総額は640百万円である。
2025年3月期の年間配当金は4.0円である。EPSは14.0円、BPSは477.07円である。
事業ポートフォリオの最適化と高付加価値製品への転換を図る。不採算製品の生産撤退やノンコア製品の製造・販売終了を進め、可塑剤事業ではSCM強化によるシェア拡大と収益力向上を目指す。京都R&Dセンターを軸とした研究開発体制を強化し、DX推進室によるデジタル化とデータ活用を推進する。知的財産活動を権利化からプロフィット化へと転換し、事業機会の創出に資する戦略を遂行する。2050年度カーボンニュートラル達成を重要課題と位置付け、製造プロセス改善、再生可能エネルギー導入、顧客の低・脱炭素化に貢献する製品開発に注力する。CSR調達基本方針に基づき、持続可能なサプライチェーン構築を進める。人材戦略では、「誰もがやりがいを持って働ける組織の実現」と「自ら考え行動する挑戦型人材の育成」を主眼に置いた人事戦略を遂行し、挑戦を支援する人事制度改革や環境整備を進める。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 7.8B | 15.0倍 | 0.4倍 | 0.0% | 210.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 32.7B | 32.9B | 33.1B |
| 営業利益 | 829M | 361M | -439M |
| 純利益 | 522M | 220M | -444M |
| EPS | 14.0 | 5.9 | -11.9 |
| BPS | 477.1 | 463.6 | 425.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社ワイエムシィ | 0.09% |
| 株式会社YMCインベストメント | 0.06% |
| 株式会社りそな銀行 | 0.05% |
| フクダ電子株式会社 | 0.03% |
| 日油株式会社 | 0.02% |
| 野村貿易株式会社 | 0.02% |
| JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.02% |
| ダイソーケミカル株式会社 | 0.02% |
| 三井住友海上火災保険株式会社 | 0.02% |
| KHネオケム株式会社 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-06 | 株式会社ワイエムシィ | 1.00% | (17.06%) |
| 2026-02-27 | 株式会社ワイエムシィ | 18.06% | (1.26%) |
| 2026-02-20 | 株式会社ワイエムシィ | 19.32% | (1.19%) |
| 2026-02-10 | 株式会社ワイエムシィ | 20.51% | (1.45%) |
| 2026-01-29 | 株式会社ワイエムシィ | 21.96% | (1.29%) |
| 2025-10-31 | 株式会社ワイエムシィ | 23.25% | +1.05% |
| 2025-08-12 | 株式会社ワイエムシィ | 22.20% | +1.05% |
| 2025-07-31 | 株式会社ワイエムシィ | 21.15% | +1.01% |
| 2025-07-11 | 株式会社ワイエムシィ | 20.14% | +1.04% |
| 2025-07-04 | 株式会社ワイエムシィ | 19.10% | +1.03% |
| 2025-06-30 | 株式会社ワイエムシィ | 18.07% | +0.95% |
| 2025-04-15 | 株式会社ワイエムシィ | 17.12% | +1.34% |
| 2025-04-10 | 株式会社ワイエムシィ | 15.78% | +1.03% |
| 2025-03-24 | 株式会社りそな銀行 | 4.99% | (1.29%) |
| 2024-08-09 | 株式会社ワイエムシィ | 14.75% | +1.63% |
| 2024-07-24 | 株式会社ワイエムシィ | 13.12% | +1.04% |
| 2024-07-18 | 株式会社ワイエムシィ | 12.08% | +1.31% |
| 2024-07-09 | 株式会社ワイエムシィ | 10.77% | +1.52% |
| 2024-05-08 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 3.96% | (1.40%) |
| 2024-05-08 | 株式会社りそな銀行 | 6.28% | (1.07%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-10 | TDNet | 特損・減損 | 新日本理化 | 特別損失および特別利益の計上見込みに関するお知らせ | 222 | -0.90% |
| 2026-03-06 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 1.0% | 219 | -2.28% |
| 2026-02-27 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 18.06% | 231 | -2.60% |
| 2026-02-20 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 19.32% | 222 | -0.90% |
| 2026-02-10 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 20.51% | 236 | +2.97% |
| 2026-01-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 21.96% | 232 | +0.00% |
| 2025-10-31 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 23.25% | 225 | -0.89% |
| 2025-08-12 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 22.2% | 233 | +1.29% |
| 2025-07-31 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 21.15% | 212 | +4.25% |
| 2025-07-11 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 20.14% | 214 | +0.93% |
| 2025-07-04 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 19.1% | 211 | -4.74% |
| 2025-06-30 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 18.07% | 202 | -0.50% |
| 2025-06-24 | TDNet | 人事 | 新日本理化 | 役員人事に関するお知らせ | 190 | +2.63% |
| 2025-04-15 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 17.12% | 188 | -3.19% |
| 2025-04-10 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 15.78% | 185 | +2.16% |
| 2025-03-24 | EDINET | 大量保有 | 株式会社りそな銀行 | 大量保有 4.99% | 204 | +2.45% |
| 2024-08-09 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 14.75% | — | — |
| 2024-07-24 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 13.12% | — | — |
| 2024-07-18 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 12.08% | — | — |
| 2024-07-09 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ワイエムシィ | 大量保有 10.77% | — | — |