Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社True Data (4416)

株式会社True Dataは、小売業のID-POSデータを活用したデータマーケティングサービスを提供する。全国6,000万人規模、年間約5.5兆円規模の購買データを集信し、多様なデータを標準化する技術と多大な労力が模倣困難性を生む。データ、テクノロジー、活用ノウハウの3領域全てで価値を提供し、日本最大規模の消費者マーケティングデータを取り扱う購買データプラットフォームを構築する。主力サービスは年間契約SaaSの「イーグルアイ」「ショッピングスキャン」等で、ストック型売上比率は91.8%に達する。 [本社]東京都港区 [創業]2000年 [上場]2021年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社True Dataは、「データと知恵で未来をつくる」企業理念のもと、小売業のID-POSデータを活用したデータマーケティングサービスを提供する。全国6,000万人規模、年間約5.5兆円規模の購買データを集信し、多様なデータを標準化して分析可能なデータベースを構築する。この「大量かつバラバラな仕様のデータ」を「標準化されたデータ」に精製するプロセスに多大な労力がかかり、これがビジネスモデルの模倣困難性を形成する。

当社はデータ、テクノロジー、活用ノウハウの3領域全てで顧客に価値を提供し、AI導入におけるコールドスタート問題にも対応する。Google、SAP、ニールセンなどグローバルプラットフォーマーと協業し、ニールセンとは資本業務提携関係にある。

日本最大規模の消費者マーケティングデータを取り扱う企業として、購買データプラットフォームを同業他社に先駆けて構築・展開する。主力サービスは小売業向け「ショッピングスキャン」と消費財メーカー向け「イーグルアイ」等であり、年間契約のSaaSとして提供する。購買データのデータベースは「どれだけ使っても原価は共通」であり、ストック型サービスの売上増が収益性(利益率)を加速度的に向上させるビジネスモデルである。

2. 沿革ハイライト

2000年10月、三菱商事の子会社として設立。2008年11月、株式会社プラネットが筆頭株主となる。2014年3月、「ショッピングスキャン」をリリースし、同年5月には消費者購買データのマーケティングプラットフォームへビジネスモデルを刷新する。同年11月、消費財メーカー向けSaaS「イーグルアイ」をリリース。2017年7月、株式会社True Dataへ商号変更し、同年9月ニールセンカンパニー合同会社と戦略的提携契約を締結する。2021年12月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2023年5月、経済産業省より「DX認定事業者」として認定される。2024年12月、伊藤忠商事株式会社と資本業務提携契約を締結する。

3. 収益・成長

ストック型売上比率91.8%の年間契約SaaSモデルにより、持続的な収益安定性を確保する。

成長ドライバーは、サービス利用小売業の増加によるID-POSデータの拡大である。対象業態をドラッグストア、スーパーマーケットからホームセンター、コンビニエンスストア、ECなどへ拡大し、東南アジアの小売業データ獲得も開始する。

ストック型サービスの拡大も推進する。無償「ウレコン」を通じた潜在顧客層拡大、協業パートナーを通じた提案強化、新規領域でのストック型サービス追加(他ビッグデータ連携、AI・機械学習、デジタル広告連携)を図る。外部AI・テクノロジー・データ企業とのパートナーシップを促進し、エコシステムとして事業拡大を図る。事業買収や業務提携も成長戦略の一環である。データやテクノロジーを使う「人」の育成も重要視し、教育プログラムを外部提供することで、データマーケター育成活動を通じて地域経済発展に貢献する。

4. 財務健全性

2025年3月期末の有利子負債は5,480千円と低水準であり、純資産は1,080,798千円と堅調に推移する。財務健全性は高い。

当事業年度の設備投資額は86,153千円であり、メーカー向けソフトウエア等の取得が主な内容である。研究開発費は2,286千円を支出しており、オルタナティブデータの応用研究など、将来の成長に向けた新たなソリューションサービス開発に投資する。

5. 株主還元

提供された情報には、株主還元に関する具体的な方針や配当実績の記載がない。

6. 注目ポイント

ブランド認知度向上を重要な課題と認識し、無償サービス「ウレコン」活用やサービス利便性向上を通じてブランド確立を目指す。

収益基盤の多様化と強化のため、AIを活用した高度なデータ分析技術やサービス開発力を駆使し、新規領域での新機能・新サービス開発に取り組む。

プラットフォームの価値向上においては、データ(他業態小売業、他ビッグデータ連携)、テクノロジー(自社開発とグローバルパートナー協業)、活用ノウハウ(教育プログラム、データマーケター育成)の3領域全てでの提供価値向上を推進する。

社会課題解決と持続的成長の両立を経営活動の基本戦略に位置付け、SDGsやESGに関わる指標づくり、地域雇用創出等に取り組む。

競争力の源泉である人材の確保と育成に注力し、ITやマーケティング領域の専門人材の採用・育成を最重要課題とする。

個人情報保護法等の法的規制を受ける事業特性から、プライバシーマーク取得等、厳格な情報セキュリティ対策とデータガバナンス強化を最優先課題として継続的に取り組む。

データの安定供給への上位数社依存、競合他社の参入、特定人物(代表取締役社長 米倉裕之)への依存が事業リスクとして挙げられる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W0KU | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.9B 29.7倍 1.6倍 0.0% 389.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.2B 1.9B 1.8B
営業利益 80M 101M 60M
純利益 63M 80M 45M
EPS 13.1 16.6 9.4
BPS 240.4

大株主

株主名持株比率
株式会社プラネット0.24%
第一生命保険株式会社0.09%
AGB Nielsen Media Research B.V.0.07%
米倉 裕之0.04%
セキ株式会社0.04%
株式会社タケオホールディングス0.04%
株式会社博報堂0.04%
株式会社博報堂プロダクツ0.04%
伊藤忠商事株式会社0.02%
株式会社大木0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-05-09第一生命保険株式会社 9.31
2023-05-08株式会社デジタルガレージ 3.82
2022-01-07第一生命保険株式会社 6.51
2021-12-27株式会社プラネット 25.51
2021-12-21株式会社デジタルガレージ 6.94
2021-12-20株式会社プラネット 25.51

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2026-02-12TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-02-12TDNet2026年3月期 第3四半期決算および新中期経営計画説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)
2026-02-12TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2026-02-12TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-06-27TDNet支配株主等に関する事項について
2025-06-18TDNetearnings: (訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」の訂
2025-06-18TDNet(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」の訂正について
2023-05-09TDNetHolding change by 第一生命保険株式会社
2023-05-08TDNetHolding change by 株式会社デジタルガレージ
2022-01-07TDNetHolding change by 第一生命保険株式会社
2021-12-27TDNetHolding change by 株式会社プラネット
2021-12-21TDNetHolding change by 株式会社デジタルガレージ
2021-12-20TDNetHolding change by 株式会社プラネット