Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社Amazia (4424)

Amaziaはフリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」を主力とし、課金と広告で高ARPUを実現する。創業以来の開発力・マネタイズ力、ユーザー行動分析に基づくUI/UX改善、オリジナルマンガ制作による差別化を競争優位性とする。電子書籍市場の拡大を成長ドライバーとし、単一事業偏重リスク抑制のため、SES(ストック型収益)や越境EC等のITソリューション事業を新規展開し、事業ポートフォリオの多角化を推進する。 [本社]東京都渋谷区桜丘町 [創業]2009年 [上場]2018年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社Amaziaは、エンターテイメント事業とITソリューション事業を展開する。主力はフリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」であり、課金と広告のハイブリッドモデルで高ARPUを実現する。創業以来培った開発力とマネタイズ力、ユーザー行動分析に基づくUI/UX改善、配信作品増加を競争優位性とする。Web版「マンガBANGブックス」ではアプリユーザー基盤とWebの高利益率を活用し、ユーザー獲得を図る。出版社に受け入れやすい購入モデルで有名作品を多数取り揃える。2019年9月よりオリジナルマンガ制作に着手し、「マンガBANGコミックス」を創刊、WEBTOON制作も開始する。これにより自社サービスの差別化、利益率改善、IP展開による収益多様化を図る。ITソリューション事業では、SES事業を展開し、IT人材稼働に応じたストック型収益を得る。越境ECサイト「Fandom Tokyo」も運営する。

2. 沿革ハイライト

2009年10月、東京都渋谷区に設立する。2014年11月、フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」のサービス提供を開始する。2018年12月、東京証券取引所マザーズ(現グロース)に株式を上場する。2021年4月、オリジナルマンガレーベル「マンガBANGコミックス」を創刊し、マンガ制作に注力する。2023年2月、海外向けマンガアプリ「Manga Flip」を「MANGA BANG!」としてリニューアルする。2024年3月、完全子会社Amazia Linkを設立しITソリューション事業を開始、WithLinksを子会社化しWEBTOON制作も開始する。2025年2月、越境ECサイト「Fandom Tokyo」をオープンする。

3. 収益・成長

当社グループの主たる事業領域である電子書籍市場は、スマートフォンユーザー増加を背景に拡大が続き、2029年度には8,000億円弱に成長予測され、TAM拡大が成長ドライバーである。単一事業偏重リスク抑制のため、2024年9月期よりITソリューション事業や越境EC等の新規事業を開始し、事業ポートフォリオ構築を図る。2025年9月期を先行投資期間と定め、2026年9月期以降の再成長と黒字化を目指す方針である。「マンガBANG!」の利益確保(アプリ外課金導入による決済手数料削減、広告宣伝費抑制)、オリジナル作品制作の大ヒット・メディアミックス化、越境ECサイト「Fandom Tokyo」の拡大、SES事業拡大に向けたエンジニア採用、SEOメディアやポイ活アプリへの先行投資を継続する。M&Aも事業拡大の有効手段と位置付け、投資効果とシナジーを検討する。

4. 財務健全性

2025年9月期(current)において、総資産1,461,555千円、純資産907,103千円を計上する。現金及び現金同等物は460,589千円であり、有利子負債は0円と無借金経営を維持する。財務基盤は健全である。

5. 株主還元

利益配分については、将来の財務体質を考慮する方針である。

6. 注目ポイント

電子書籍市場は拡大基調にあるものの、法制度や規制、特許等による参入障壁が低く、競争激化が予想される。Apple Inc.及びGoogle Inc.のプラットフォーム運営事業者への依存度が高く、手数料率変動やアカウント削除のリスクが存在する。特定取引先への依存、海賊版サイトの影響も事業リスクである。新規事業の立ち上げや収益化が計画通りに進まない場合、投資回収が困難となる可能性がある。越境EC事業は流行の変化が速く、為替レート変動や各国の法令・商慣習の違いへの対応が課題である。今後の成長には、優秀な人材(エンジニア、編集者)の確保と育成、生成AIの利活用が不可欠である。小規模組織であり、代表取締役とCTOへの依存度が高い点もリスク要因である。知的財産権侵害、労働者派遣法、個人情報保護法等、多岐にわたる法的規制への遵守も重要である。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XCQC | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.7B 2.0倍 254.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.8B 3.6B 4.7B
営業利益 -361M -401M 10M
純利益 -372M -589M -61M
EPS -56.6 -89.6 -9.3
BPS 128.2 184.8 274.4

大株主

株主名持株比率
佐久間 亮輔0.36%
江口 元昭0.24%
株式会社メディアドゥ0.02%
江口 弘尚0.02%
株式会社マイナビ0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
GMOクリック証券株式会社0.01%
楽天証券株式会社0.01%
斉井 政憲0.01%
株式会社SBI証券0.01%