ユナイトアンドグロウは、独自技術「シェアード・エンジニアリング」を基盤に、IT人材と知識を「シェア」する会員制サービスを提供する。これは「会員企業が共同で利用するコーポレートIT部門」の実現を目指し、IT人材や知識、ノウハウをシェアする技術を強みとする。事業セグメントは「コーポレートIT総合支援」と「コーポレートIT内製開発支援」で構成する。
「コーポレートIT総合支援」は、従業員50名~1,000名規模の中堅・中小企業を主要顧客とし、東京都23区内及び横浜市中区・西区にサービス提供地域を限定する。IT人材不足解消、課題解決、デジタル化推進を支援する。サービスは準委任契約に基づき、ポイント制料金システムを採用する。顧客はポイントを事前に購入し、時間課金で利用し、余ったポイントは翌月以降に繰り越す。会員制ナレッジシェアサービス「Kikzo」も提供する。「コーポレートIT内製開発支援」は、シェアード社員サービスを基盤に、ローコード開発ツールを活用した社内システムの内製開発を支援する。
競争優位性(Moat): 当社は、取引が小口で事業化が困難とされてきた中堅・中小企業向け情報システムサポート領域で、独自に蓄積した経験とノウハウ「シェアード・エンジニアリング」によって事業化を実現した。この先行者としてのノウハウ蓄積が技術的優位性となる。会員制サービス、ポイント制料金システム、準委任契約による継続的な関係性は、顧客のスイッチングコストを高め、顧客ロックイン構造を形成する。会員制ナレッジシェアサービス「Kikzo」は、会員が増えるほど価値が高まるネットワーク効果を生み出す可能性がある。
参入障壁: 中堅・中小向けITサポートのノウハウ蓄積の難しさ、およびIT人材の確保・育成・定着が最重要課題である市場環境において、当社がこれを実現する体制を構築していることが参入障壁となる。競合状況は限定的であると認識する。
ビジネスモデルの質: 会員制サービスと準委任契約による時間課金は、継続的な収益基盤を構築する。
2005年2月、株式会社テクネットとして設立し、中堅・中小企業向け情報システム部門支援サービスを開始する。同年8月には「情報システム部門の会員制サービス」を開始する。2007年9月、情報セキュリティマネジメントシステム国際規格(ISO/IEC27001)の認証を取得する。2014年1月、商号をユナイトアンドグロウ株式会社へ変更する。2019年12月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、2022年4月にはグロース市場へ移行する。2024年6月、子会社であったfjコンサルティング株式会社を吸収合併する。
当社の事業が位置するIT人材市場は、経済産業省の推計によると2030年度に約45万人が不足すると見込まれる。IPA「DX白書2023」では国内事業会社の7割超がIT人材不足と捉える。企業のIT活用は複雑化・高度化しており、コーポレートIT部門に関するサービス需要は継続して高い。成長企業におけるIT活用への投資意欲も継続すると見込まれるため、堅実な成長戦略を達成できる環境である。
成長ドライバー: IT人材市場の構造的な拡大と、中堅・中小企業のIT投資意欲の継続である。当社は「シェアード・エンジニアリング」を基盤技術として、主力事業であるコーポレートIT部門の業務支援事業の拡大を中心に、特化型サービスや新規事業を立ち上げ、企業価値の向上を図る。具体的には、コーポレートIT内製開発支援の拡大や、新サービス開発に取り組む。経営目標として「中堅・中小・成長企業のコーポレートIT領域で日本一の企業」となることを目指し、2033年社員1,000名をビジョンとする。重要な経営指標として、シェアード社員の人員数、会員数、シェアード社員の稼働1時間あたりの売上高を重視する。
直近の2024年12月期(current fiscal period)の財務状況は健全である。総資産3,079,067千円に対し、現金及び現金同等物2,067,931千円を保有する。有利子負債は0円であり、無借金経営を維持する。この潤沢なキャッシュポジションは、事業拡大のための投資余力と財務的な安定性を示す。
当社は、株主への還元として配当を実施する。直近の2024年12月期(current fiscal period)では、年間配当金24.0円を実施する。過去2期と比較して、年間配当金は増加傾向にある(2023年12月期: 22.0円、2022年12月期: 16.0円)。
当社は、IT人材不足という社会課題を解決するビジネスモデルを構築し、中堅・中小企業に特化したニッチ市場で独自の競争優位性を確立する。独自技術「シェアード・エンジニアリング」に基づくノウハウ蓄積と、会員制・準委任契約による顧客ロックイン構造は、継続的な収益と高い参入障壁をもたらす。IT人材市場の構造的な成長を背景に、主力事業の拡大に加え、特化型サービスや新規事業開発による持続的な成長を目指す。「中堅・中小・成長企業のコーポレートIT領域で日本一の企業」という明確なビジョンを掲げる。無借金経営と潤沢なキャッシュポジションは、事業拡大のための投資余力と財務的な安定性を示す。最重要課題として人材の採用・育成・定着を挙げ、事業成長のボトルネックとなる人材確保に注力する方針である。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2.5B | 6.3倍 | 1.2倍 | 0.0% | 617.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.0B | 2.7B | 2.3B |
| 営業利益 | 395M | 370M | 324M |
| 純利益 | 384M | 306M | 238M |
| EPS | 97.9 | 78.2 | 62.3 |
| BPS | 517.4 | 470.7 | 409.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| エス・アセットマネジメント株式会社 | 0.25% |
| 須田 騎一朗 | 0.17% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| 岡 美恵子 | 0.02% |
| ユナイトアンドグロウ従業員持株会 | 0.02% |
| 槇田 重夫 | 0.02% |
| MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.02% |
| 須田 愛子 | 0.02% |
| 渡部 裕之 | 0.01% |
| 藤森 肇 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-11-04 | 須田 騎一朗 | 42.75% | (1.40%) |
| 2025-05-08 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 6.13% | +1.10% |
| 2024-06-05 | 須田 騎一朗 | 44.15% | (2.53%) |
| 2024-05-29 | 須田 騎一朗 | 46.68% | -- |
| 2024-05-07 | 須田 騎一朗 | 46.68% | (0.11%) |
| 2024-04-25 | 須田 騎一朗 | 46.79% | (1.06%) |
| 2024-04-24 | 須田 騎一朗 | 46.79% | (1.06%) |
| 2024-03-22 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.03% | +5.03% |
| 2023-03-03 | 須田 騎一朗 | 46.85% | (0.23%) |
| 2022-07-05 | 須田 騎一朗 | 47.08% | -- |
| 2022-06-30 | 須田 騎一朗 | 47.08% | (0.94%) |
| 2021-06-07 | 須田 騎一朗 | 48.02% | (1.02%) |
| 2021-06-03 | 須田 騎一朗 | 48.02% | (1.02%) |
| 2021-06-01 | 須田 騎一朗 | 49.04% | (1.11%) |
| 2021-05-27 | 須田 騎一朗 | 1.63% | (0.02%) |
| 2021-05-24 | 須田 騎一朗 | 50.15% | (0.45%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-11-04 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 42.75% | 698 | -1.29% |
| 2025-10-10 | TDNet | その他 | G-ユナイト&グロウ | 2025年12月期第2四半期に関する質疑応答(要旨) | 716 | -3.21% |
| 2025-05-08 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 6.13% | 1,174 | +4.68% |
| 2024-06-05 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 44.15% | — | — |
| 2024-05-29 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 46.68% | — | — |
| 2024-05-07 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 46.68% | — | — |
| 2024-04-25 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 46.79% | — | — |
| 2024-04-24 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 46.79% | — | — |
| 2024-03-22 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.03% | — | — |
| 2023-03-03 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 46.85% | — | — |
| 2022-07-05 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 47.08% | — | — |
| 2022-06-30 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 47.08% | — | — |
| 2021-06-07 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 48.02% | — | — |
| 2021-06-03 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 48.02% | — | — |
| 2021-06-01 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 49.04% | — | — |
| 2021-05-27 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 1.63% | — | — |
| 2021-05-24 | EDINET | 大量保有 | 須田 騎一朗 | 大量保有 50.15% | — | — |