Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

コンピューターマネージメント株式会社 (4491)

コンピューターマネージメントは、独立系ITトータルソリューションプロバイダーとして、ゼネラル、インフラ、ERPの3サービスラインで情報システムの企画から運用保守、BPOまでワンストップ提供する。特定のメーカーや系列に属さず、顧客課題に応じた最適な提案が可能である。売上の約7割を取引10年以上の顧客が占め、約半数が継続案件・運用保守で構成される強固な顧客基盤と安定的なストック型収益基盤を確立する。DX推進やAI・クラウド活用を成長ドライバーとし、先進技術の研究開発とアライアンス強化で競争力を高める。 [本社]大阪市北区 [創業]1981年 [上場]2020年

1. 事業概要と競争優位性

コンピューターマネージメント株式会社は、独立系ITトータルソリューションプロバイダーとして、顧客の経営課題に対し最適なシステムソリューションを提供する。当社グループは当社および連結子会社1社により構成され、システムソリューションサービスの単一セグメントで事業を展開する。事業領域は「ゼネラルソリューションサービス」、「インフラソリューションサービス」、「ERPソリューションサービス」の3つのサービスラインに区分する。

ゼネラルソリューションサービスは、金融、産業・流通、公共、医療、教育等の幅広い分野で、情報システムの企画から運用保守、BPOサービスまでを一括提供する。インフラソリューションサービスは、ITシステム基盤の設計、構築、運用、保守までの一連のサービスを提供し、AWSなどのクラウドサービス導入支援に注力する。ERPソリューションサービスは、SAP S/4HANA、GROW with SAP、mcframeを中核とした導入支援、カスタマイズ、アドオン開発、保守、運用、BPOサービスまでをワンストップで提供する。連結子会社のノックス株式会社は、オービックビジネスコンサルタントとの契約に基づき、奉行シリーズの製品販売・導入支援およびアドオン開発を主として提供する。

当社グループの競争優位性(Moat)は、以下の点に集約される。第一に「独立系」であることによる柔軟な提案力である。特定のメーカーや系列に属さず、顧客の課題に応じた最適な製品・技術の提案や他社提携が可能であり、技術的優位性およびスイッチングコストの高さに寄与する。第二に「強固な顧客基盤と安定的な収益構造」である。売上高の約7割を取引年数10年以上の顧客で構成し、特定産業の好況・不況の影響を受けにくい。また、売上の約半数を継続案件や運用・保守等が占め、安定的なストック型収益基盤を構築する。これは高いスイッチングコストと顧客ロックイン構造を示唆し、ビジネスモデルの質の高さを示す。第三に「ワンストップでのサービス提供能力」である。情報システムの企画から運用保守、BPOまで、またインフラからERPまでを包括的に手掛ける。第四に「人材への積極的な投資」とISO認証取得による強固な品質管理体制である。参入障壁としては、長年の事業活動で培われた業界知識・業務ノウハウの蓄積、および強固な顧客基盤による顧客ロックイン構造が挙げられる。市場シェアに関する「No.1」や「トップ」といった明示的な記載はないが、関西圏を中心に一定の実績と取引基盤を有する。

2. 沿革ハイライト

当社は1981年11月、大阪市西区に設立され、事務処理用ソフト開発を開始した。1984年4月に東京出張所を開設し、全国展開を開始する。2003年4月にERP事業部、2011年4月にインフラ事業部を立ち上げ、主要サービスラインを確立した。2012年3月にはノックス株式会社を100%子会社化し、事業領域を拡大する。情報セキュリティや品質マネジメントに関する国際認証を複数取得する。2020年3月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場し、2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長

情報サービス産業はIT投資意欲が堅調に推移し、生成AI活用、DX推進、クラウドサービス導入が加速しており、業界全体として安定的な成長を見せる。当社の成長ドライバーは、この市場環境を捉えた「新たな成長分野への展開」と「既存事業分野の更なる強化」である。デジタル分野を新たな成長事業の柱と位置づけ、専門チームで先進技術の研究開発に注力する。生成AI活用やアライアンスパートナーとの連携強化、伴走型支援サービスのリリースといった取り組みを展開する。既存事業では、培った業界知識・業務ノウハウ・技術力を活かし、リソースの柔軟な活用と提案力の強化を推進する。また、「動員力の強化」も重要な成長戦略である。営業力強化による顧客基盤拡大、サービス提供力向上に加え、積極的な人材採用・育成・定着、ビジネスパートナー(BP)の増員を重点課題とする。一方で、経営上の弱みとして、首都圏における企業認知度の相対的な低さや、高付加価値案件の受注機会の限定、常駐型案件の割合の高さによる収益性向上が課題である。

4. 財務健全性

当社グループは、安定的な利益の積み上げを実現しており、財務基盤は健全である。保有固定資産が少額であり、重大な評価損の発生リスクが小さい。直近の財務データ(2025年3月期)では、現金及び現金同等物が3,303,448千円に達し、有利子負債は0円である。これは無借金経営を維持し、潤沢な手元資金を有することを示す。総資産は5,136,835千円、純資産は3,580,184千円である。

5. 株主還元

当社は、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと認識する。安定的な配当を継続し、企業価値向上と株主還元のバランスを図る方針である。直近の年間配当は50.0円(2025年3月期)である。

6. 注目ポイント

当社グループは、独立系ITトータルソリューションプロバイダーとしての柔軟性と、長期顧客基盤に支えられた安定的な収益構造を強みとする。DX推進やAI・クラウド活用といった市場の大きな潮流を成長機会と捉え、先進技術の研究開発やアライアンス強化を通じて新たな成長分野への展開を図る。一方で、経営上の弱みとして、首都圏での企業認知度の相対的な低さや、高付加価値案件の受注機会の限定、常駐型案件の割合の高さによる収益性向上が課題である。これらの課題への取り組み、特に首都圏での認知度向上や高付加価値案件の受注比率向上、常駐型案件の割合低減による収益性改善が今後の成長を左右する。優秀な人材の確保と育成、プロジェクトマネジメント力の強化も持続的成長のための重要課題である。無借金経営と潤沢な手元資金は、今後の戦略的投資やM&Aの余地を提供する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W243 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.1B 15.3倍 1.7倍 0.0% 2,996.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.9B 7.2B 6.9B
営業利益 514M 427M 473M
純利益 398M 327M 338M
EPS 195.4 161.0 166.2
BPS 1,758.5 1,570.6 1,402.7

大株主

株主名持株比率
有限会社シー・エム・ケー0.37%
コンピューターマネージメント社員持株会0.14%
株式会社UH Partners 20.07%
光通信株式会社0.07%
株式会社UH Partners 30.04%
槇田 重夫0.02%
竹中 英之0.02%
竹中 利之0.02%
長平 由美子0.02%
亀井 友廣0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-10光通信株式会社 14.09%(1.04%)
2025-09-26光通信株式会社 15.13%(0.49%)
2025-09-19光通信株式会社 15.62%(1.02%)
2025-08-22光通信株式会社 16.64%(1.02%)
2025-07-18光通信株式会社 17.66%(1.03%)
2025-06-11有限会社シー・エム・ケー 35.93%(3.19%)
2025-06-02有限会社シー・エム・ケー 35.93%(3.19%)
2025-06-02有限会社シー・エム・ケー 35.93%(3.19%)
2025-04-14光通信株式会社 18.69%+1.05%
2024-11-27光通信株式会社 17.64%+1.00%
2024-08-21光通信株式会社 16.64%+1.02%
2024-06-04光通信株式会社 15.62%+1.03%
2024-01-04光通信株式会社 14.59%+1.16%
2023-09-27光通信株式会社 13.43%+1.00%
2023-07-06光通信株式会社 12.43%+1.03%
2023-06-16光通信株式会社 11.40%+1.04%
2023-03-16光通信株式会社 10.36%+1.05%
2022-09-01光通信株式会社 9.31%+1.04%
2022-03-14光通信株式会社 8.27%+1.07%
2022-01-25光通信株式会社 7.20%+1.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNet配当・還元Cマネージメント剰余金の配当(増配)に関するお知らせ2,978-0.37%
2026-03-16TDNet人事Cマネージメント執行役員の異動および選任に関するお知らせ2,978-0.37%
2026-02-05TDNet決算Cマネージメント令和8年3月期 第3四半期決算短信 [日本基準](連結)3,035-0.99%
2025-11-25TDNetIRCマネージメント2026年3月期 第2四半期決算説明資料2,624+0.61%
2025-10-10EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.09%2,529-0.95%
2025-09-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.13%3,145-12.11%
2025-09-19EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.62%3,015+1.16%
2025-09-16TDNetその他Cマネージメント株主優待制度の継続に関するお知らせ2,955+0.88%
2025-08-22EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 16.64%2,940+0.24%
2025-08-06TDNet決算Cマネージメント令和8年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,830-0.04%
2025-07-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 17.66%2,604+0.19%
2025-06-11EDINET大量保有有限会社シー・エム・ケー大量保有 35.93%2,500+0.60%
2025-06-02EDINET大量保有有限会社シー・エム・ケー大量保有 35.93%2,501+0.36%
2025-06-02EDINET大量保有有限会社シー・エム・ケー大量保有 35.93%2,501+0.36%
2025-04-14EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 18.69%1,666+3.24%
2024-11-27EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 17.64%
2024-08-21EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 16.64%
2024-06-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.62%
2024-01-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.59%
2023-09-27EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.43%